在日差別問題に取り組んだ 李仁夏さん死去(6/30)

在日外国人の人権問題に尽力してきた在日大韓基督教会川崎教会名誉牧師、社会福祉法人青丘社理事長・李仁夏(イ・インハ)さんが83歳で死去。「日立就職差別裁判」や指紋押捺拒否問題などでも運動を牽引。国籍問わず入園できる桜本保育園や青丘社を設立、多文化共生の拠点として市が設置し青丘社が運営する「ふれあい館」を誕生させた。外国人市民代表者会議でも一、二期の委員長を務め、94年、市社会功労賞を受賞。

川崎区のPETリサイクル会社 自己破産(6/30)

市が臨海部で進める「エコタウン」の中核企業、PETボトルリサイクル会社「ペットリバース」が自己破産を申請。負債総額は18億円という。03年度に国から40億円、市から4000万円の補助を受けていた。廃ボトルから高純度のポリエステル樹脂を製造、販売していた。当初無料で調達予定だった廃ボトルの仕入れ価格が、中国などの需要の高まりにより上昇し、コスト高になったことが理由とのこと。

東扇島東公園人工海浜で 市民団体が生態調査(6/30)

4月末にオープンした川崎区・東扇島東公園の人工海浜で、多摩川の学習を進める市民団体「多摩川クラブ」(代表・中本賢)が生物観察会を開催。体長10センチものエビやカニ、1センチに成長したアサリなど多様な生態系を確認。同公園での生態調査は初。人工海浜は砂浜と磯で構成され、延長180m、幅50m。千葉県の山砂を運び入れ、ほぼ半世紀ぶりに復活したもの。

市立4小中学校 天窓落下防止対策へ(6/30)

市教育委員会は、杉並区の小学校で児童が天窓から転落死したのを受け、市立の176校の天窓を調査したところ、3小学校と1中学校で、落下防止の安全対策が必要なことが分かった。市教委は、防護柵か防護ネットを設置するなどして対応する方針で「夏休み期間中に終わらせたい」と話している。対策までは天窓は立ち入り禁止として対応する。

多摩区区民会議フォーラム開催(6/28)

第一期多摩区区民会議の2年間の会議結果の報告と、今後について話し合うフォーラムが多摩区役所で開催。市民50人が参加。第一期の事業として、駅前広場でのコンサートや子どもたちに外遊びを体験してもらうイベントなどが08年夏から実施される。

市内小学生、等々力競技場で100M走体験(6/28)

「第92回日本陸上競技選手権大会」を開催中の等々力陸上競技場で、市内の小学生が100M走を体験するイベントが開催、650人の児童が参加。市教育委員会などが、競技の無い時間帯を活用し、子どもたちが陸上競技に親しむきっかけをつくろうと企画。

川崎区区民会議、報告書を市長に提出(6/26)

川崎区区民会議の第一期委員が、6月末の任期満了を前に報告書をまとめ、阿部市長に提出。住民主体で地域課題の解決を目指すとして、団体推薦と公募の計20人が2年間活動。魚津利興委員長(川崎商工会議所)は、「地域づくりの取り組みに終わりは無い」と述べ、荒井敬八副委員長(公募)は、「区民会議集会に大勢集まり関心の高さがうかがえた」と話した。市長は「地域社会に区民会議制度が根付くのが大事だと思う」とコメント。

市の公園へ「まごごろ記念ベンチ」設置開始(6/25)

市は、市民のメッセージ入りのプレートをつけた「まごころ記念ベンチ」の公園への設置を開始。このベンチは、公園備品整備費の軽減と、公園に愛着を持ってもらうことが目的で、市民の寄付で賄われる。7月中に、夢見ヶ崎動物公園など5カ所の公園に計7期を設置予定。市はベンチの寄付を募集中(14万と18万の2種類)。

市長、増田総務相へ国の予算編成要望書提出(6/24)

市長は、増田総務相に、09年度の国の予算編成に対する要望書を手渡した。市長は「第二次地方分権改革に向けた地方財源の充実、確保をぜひお願いしたい」と要請。増田総務相は「人口が延びる大都市については考えるべきところもあると思う。(7月の)指定都市市長との懇談の場で意見交換して考えたい」と返答。市長はまた、道路特定財源の一般財源化に伴う地方分の確保や税財源の委譲を求めたほか、武蔵小杉や臨海部の都市拠点整備事業への財政支援などを要請。

「08年川崎市財政読本 」発行(6/24)

市は、市の予算や財政の仕組みをイラスト入りでわかりやすく解説した冊子「08年度川崎市財政読本 ~140万市民のおサイフ~」を19000部作製。市民には分かりづらい予算や財政の仕組みを分かりやすく解説し、関心を持ってもらおうと04年度から作製している。

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