市長は市議会定例会の一般質問で、横浜市営地下鉄3号線(ブルーライン)をあざみ野から新百合ケ丘まで延伸する計画に対して「川崎縦貫高速鉄道(川崎市営地下鉄)」の取り組みが最優先だが、横浜市との話し合いを行なっていくことが必要」と答弁。その上で「延伸計画は市北部地域から新横浜や横浜方面へのアクセス向上が期待される重要な計画と認識しており、費用負担の関係もあるが、横浜市との話し合いが必要」と答えた。
07年度、市ホームレス支援施設から56%が自立退所(6/20)
ホームレス(野宿生活者)の自立や就労を支援する川崎市の施設2ヶ所で、07年度に就職したり別に居所を構えて自立退所した人は451人で、利用者全体の56%にあたることが分かった。開設初年度の06年度に比べ自立退所者の割合は5ポイント増えており、市は「路上から施設利用への誘導を強化した一定の成果が出ている」とコメント。
「住民投票条例」が市議会で成立(6/19)
川崎市住民投票条例案が市議会第2回定例会の本会議で賛成多数で修正可決した。「常設型」は県内で3番目、政令指定都市では2番目。選挙同日実施型は全国初となる。市長は「公約でもあったが、これで自治基本条例に掲げた市民本位のまちづくりへの仕組みが整った」とコメント。
18歳以上の市民、永住者、特別永住者と日本在留3年以上の外国人に投票資格がある。市民生活に重大な影響を与える事項について、市民、議会、市長のいずれも発議可能だが、住民発議の場合は、市長の審査後、有資格者総数の10分の1の約11万人の署名を集めて請求。市長が市議会に協議を求め、議会の3分の2以上が反対する場合を除いて直近の選挙に合わせ告示・投票を行なう。
市長、後期高齢者制度ミス「行革不徹底だった」と発言(6/18)
後期高齢者医療制度に関わる通知ミスで、市長は会見の席で「私の行政改革が不徹底だった。切れるところを切って行革を進めてきたが、必要なところには人を充ててきたはず。そういう中で忙しいところを、比較的忙しくない部署が手伝うことをしなくては。それができないのは行革が不徹底と言わざるを得ない」と発言。
多摩区散策マップ完成(6/17)
多摩区内の観光スポットや散歩コースを紹介した散策マップ2万部が完成。区内で無料配布開始。多摩区地域振興課は「見どころを網羅し、車いす利用者にも楽しめる散歩コースを選定した」とのこと。01年に冊子のマップを作ったが、「一枚の地図にしてほしい」という要望が寄せられていたという。
市、未着手道路5路線廃止方針発表(6/17)
市は、都市計画道路網の見直し方針の中で、未着手となっている5路線の廃止を発表。市は、夏ごろから地元説明会を開始し、存続・廃止路線について理解を求め、2010年度をめどに都市計画審議会で正式決定の予定。
川崎区 外国語版「子育てガイド」発行(6/16)
川崎区は、子育て情報冊子「川崎区子育てガイドさんぽみち」の外国語版を作製。英語、韓国・朝鮮語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語の6カ国語、計7000部を配布する。
市総務委員会、住民投票条例案可決(6/16)
市の総務委員会は、市政の重要事項に対し、市民が直接投票で是非を決める「住民投票条例案」を賛成多数で可決。委員や市民からの異論に対して「実施状況や社会状況の変化で必要な措置を講ずる」とした修正案も可決、施行後の見直しや変更を条例案に追加。19日の市議会本会議で採択予定。市民から案の見直しや議論を求める誓願3件・陳情10件を不採択。
「移住労働者と連帯する」フォーラム 市内で開催(6/15)
在日外国人の人権や暮らしについて考える「移住労働者と連帯する全国フォーラム・かながわ2008」が、同実行委員会主催で、市教育文化会館で開催。「多文化共生」の課題や必要な取り組みについて意見交換された。14日には分科会が開催され、全国から約1000人が参加。15日は、指紋押捺問題を問いつづけた在日韓国人三世のピアニスト、チェ・ソンエさんが講演とミニ演奏会を行なった。
障害者陸上協議大会開催(6/15)
川崎市障害者スポーツ大会のメインとなる陸上競技大会が、等々力陸上補助競技場で開催。市内在住・在学・入通所する身体障害者や知的障害者約170人が参加し、熱戦を繰り広げた。今年で8回目。