市は11日、国内のQRコード決済大手「PayPay」を活用したプレミアム率20%のデジタル商品券(1セット6千円分商品券を5千円で販売)に11万7515人から申し込みがあったと発表した。申込口数(104万口)が発行口数の80万口を超え、抽選で8~10口申し込んだ9万5611人のうち4万6285人が最大の8口分、4万9326人が7口分、7口以下の申し込み2万1904人は希望通りのセット数に。前回2022年実施の「川崎じもと応援券」より約3万6千人の増。
公募デザインマンホール完成 津久井道(多摩区)(7/10)
多摩区の「津久井道」に設置する公募デザインのマンホールが完成し10日、優秀作品受賞者の表彰式が行われた。津久井道は津久井地方と江戸を結ぶ流通の主要道で、登戸駅周辺は宿場町として栄えた。市はこの歴史を伝えるマンホールのデザインを公募、区民投票などの結果、多摩川名産の鮎や梨をモチーフに街道に軒を連ねた津久井道が描かれた高津区在住の竹田真由子さん(39)の作品が最優秀に選ばれた。登戸駅近くから善立寺付近まで約300㍍にカラー舗装版1か所、通常版7か所を8月中に設置予定。
文章作成AIの部分導入開始 有効性の検証も(7/10)
市は文書生成AIの部分導入を10日から開始すると発表した。導入部署は企画立案部門やイベント等を企画・実施する部門等を優先、また特定部署に偏らないよう調整、220人の利用を決定した。年度末までに有効性の検証を行う。主な導入部署と想定業務は、総合企画局が企画案のアイデア出し等、経済労働局がチラシやキャッチコピー案のアイデア出し等、環境局が環境情報誌面作成の原案提案等、各区役所が会議参加者の挨拶文作成、専門用語の説明文案作成等。
市バス運転手を募集 採用枠拡大、教養試験廃止(7/8)
市は不足する市バスの運転手を確保するため8日、運転手(正規職員)の募集を始めた。採用予定数は昨年比約20人増の35人程度とし、受験可能年齢を49歳から59歳に拡大、1次選考の教養試験を廃止し民間企業で使われる適性検査「SPI3」を導入する。整備員は整備士資格のない人を対象に、資格取得の費用を負担して資格取得後に正規職員へ任用する養成枠を新設。応募は8月23日まで、12月下旬に合格発表予定、第2回募集を2~3月をめどに行う予定。
米ぬかワックス原料筆記具「文具大賞グランプリ」に高津区企業(7/3)
その年の優れた文具に贈られるアワード「第33回日本文具大賞」(RX Japan主催)のグランプリに、高津区の㈱日本理化学工業(大山隆久代表)が製造、販売する固形マーカー「キットパス バイ アーティスト」が受賞した。米ぬかのワックスが主原料で、濡れた布で消せるサステナブルな環境や人にやさしい筆記具。パッケージを知的障害のあるアーティストがデザインし「バイ アーティスト」と名付けた。 障害者雇用に尽力する同社は、製造担当従業員のうち約7割の69人が知的障害のある人たち。
富士通陸上部拠点を市へ移転 26年4月に(7/3)
マラソン男子日本記録保持者の鈴木健吾選手らが所属する富士通陸上部が3日、2026年4月に活動拠点を千葉市から川崎市へ移すと発表した。同部は1990年に中原区で発足、97年に千葉市へ移転し、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)で3度の優勝を果たすなど日本陸上界をリードしてきた。今年4月に富士通は本社機能を市に移転、事業の集約を進めており、26年4月から「競歩・長距離」の選手らが本社機能を置く「富士通テクノロジーパーク」のある中原区を拠点にする。
武蔵溝ノ口駅発車メロディ「Jupiter」に(7/1)
JR武蔵溝ノ口駅(高津区)の発車メロディが1日から洗足学園音楽大学出身でシンガー・ソングライターの平原綾香さんのデビュー曲「Jupiter」になった。同日に市制100周年を迎える市が、同区にある洗足学園創立100周年の節目に重なることから打診して実現した。平原さんは同大ジャズコースに在学、ホルスト作曲「木星」を授業で聴いてアレンジ、CDはミリオンセラーに。同駅南北自由通路では平原さんが後輩らと記念セレモニーを行った。
市制100周年記念式典を開催 ミューザ川崎で1900人参列(7/1)
市は1日、市制100周年を祝う記念式典をミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で開催、式典には約1900人が参列した。パイプオルガンの演奏、歴史を振り返る記念映像の上映、この日のために結成したオーケストラと合唱団(約520人)の記念演奏、特別市政功労賞の斎藤文夫さん(95)、藤嶋昭さん(82)、山田長満さん(77)、市政功労賞の「川崎沖縄県人会」「かわさき市民アカデミー」など個人・団体228組の表彰が行われた。
市制100周年「かわさき飛躍祭」開催 多彩な祝賀イベント(6/29)
市制100周年祝賀イベント「かわさき飛躍祭」が29日、等々力緑地で(中原区)一帯で開催された。屋外音楽イベント「かわさき100フェス」では市出身のロックバンド「sumika(スミカ)」がオープニングを飾り、洗足学園音楽大学(高津区)のブラスバンド「フロントールズ」、川崎総合科学高校(幸区)の軽音楽部「SHISHAMO(シシャモ)」らが熱演、演奏中に航空自衛隊「ブルーインパルス」が上空を展示飛行した。夜にはJリーグ1部川崎フロンターレの記念試合も行われた。
リニア地下掘削工事中止を 市民団体(6/28)
リニア中央新幹線の工事中止を求める市民団体「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」の天野捷一共同代表(市内在住)らは28日、記者会見し、JR東海に対し市内で始まった地下掘削工事の凍結と一層の情報開示を求めた。さらに市にも住民の懸念への積極的な対処を促した。また2020年の東京都調布市の住宅地が陥没した「東京外郭環状道路」の地下掘削工事と同様の技術をリニア工事も使うことから、地表への影響が出かねないと指摘した。