臓器などの移植を受けたアスリートによる「世界移植者スポーツ大会2025」に出場した日本チームの選手らが31日、河合純一スポーツ庁長官にメダル獲得の報告をした。大会は2年に一度開かれ「移植者のオリンピック」とも呼ばれる。8月にドイツのドレスデンで開かれ、市内在住のバドミントン男子シングルス30代の部など二つの金メダルの村崎誠さん(37・多摩区)、陸上男子100㍍30代の部で銀メダルの稲垣徹也さん(40・中原区)らが出席した。
都市型スポーツの新拠点「カワサキ文化公園」オープン 川崎駅徒歩11分(9/21)
2022年開館した京急川崎駅前の「カワサキ文化会館」閉館に伴う新たな若者文化創造発信拠点「カワサキ文化公園」が21日、幸区にオープンした。JR川崎駅から徒歩11分の多摩川に近い国道用地約1660㎡の敷地に、屋根付きのセンターコートなど3種類のバスケットエリア、スケートボードや自転車BMXを練習できる設備、ブレイキンやダブルダッチなどの練習ができる屋内ダンススタジオを整備。整備運営は公募による㈱ディー・エヌ・エー(DeNA)。
スポーツセンター申し込み運用ルール変更 11月から(9/19)
市のスポーツセンター利用で、一つの団体が複数のグループカードを使った抽選参加の申し込みがあったと、19日の市議会決算審査特別委員会で矢沢孝雄議員が取り上げた。団体構成員が別の団体の代表者として複数の名義で抽選に参加するもので、市は11月から公共施設利用システム「ふれあいネット」に構成員全員を個人登録し他の団体名で重複登録していない限り抽選参加カードを発行する新ルールを運用する。新方式の試行では団体登録数と抽選会参加数ともに減った。
小学生向け副教材で人材を育む バスケ「川崎ブレイブサンダース」(9/18)
バスケットボール男子Bリーグ1部の川崎ブレイブサンダースが、小学生向け副教材「KAWASAKI GLOBAL CHALLENGE NOTE(グロチャレノート)」を開発、市内の小学5,6年生計約2万5千人に配布した。海外の文化に触れ、夢を追いかけ、国内外で活躍する人材を育む一助を目指す。添付のQRコードから約3分の動画を視聴でき第一線で活躍する精神などを学べる。18日、下小田中小(中原区)をロスコ・アレン選手と飯田遼選手が出前授業を行い、交流を深めた。
パラ競泳金メダリスト成田真由美さん死去 2005年から市民文化大使(9/5)
パラリンピック競泳女子の金メダリストで多摩区出身の成田真由美さんが5日、市内で死去した(55歳)。生田小学校卒業後、南生田中学校在学時に横断性脊髄炎を発症して下半身まひに。23歳で水泳を始め、1996年アトランタ大会から通算6大会に出場、金15、銀3、銅2計20個のメダルを獲得。96年最初の市民栄誉賞受賞、05年から現在まで10期20年間市民文化大使、15年から7年間「かわさきパラムーブメン推進フォーラム」の共同委員長として市の共生社会実現に向け尽力した。
外国人スタッフと英語体験創出 B1川崎の交流拠点ザ・ライトハウス(8/15)
プロバスケットボールB1の川崎ブレイブサンダースは、武蔵小杉駅近くの高架下「ザ・ライトハウス」(中原区)で子どもたちの居場所づくりに取り組み、Bリーグと日本財団が募集する「街づくり助成」事業に手を挙げ「外国人スタッフ配置による多文化共生・英語体験創出」が採択された。15日から子供たちが英語に触れる機会を提供する事業として外国籍スタッフを新たに配置、言語や文化の壁を越え地域に根差した共生の場づくりをスタートさせた。
34の国・地域から2600人出場 日本初ジャンプロープ世界選手権(7/27)
ジャンプロープ競技の世界選手権大会「WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIPS 2025」が8月3日までカルッツかわさき(川崎区)で日本で初めて開催された。ジャヤンプロープ(縄跳び競技)は1人で飛ぶシングルロープや複数人で行うダブルダッチなどの種目があり、国内競技人口約1800人、全世界では約5万人といわれ、近年は若者文化の一つとして人気を集める。世界各国の予選を勝ち抜いてきた34ヵ国・地域から2600人を超える選手が出場する。
障害者支援拡充へ法人設立 多摩区出身のプロレスラー田村さん(7/14)
プロレス団体「HEAT―UP(ヒートアップ)」は障害者支援や青少年の育成を目的とする一般社団法人「スマイルリング」を設立し14日、多摩区出身のプロレスラー田村和宏さん(45)が代表理事に就いた。同団体は当初から障害者支援を続け、興業の会場設営や物販などでの短期雇用、観客として招待も行ってきた。障害者同士の交流が活発になるなどの効果が見られることから、活動の幅を広げようと法人設立を決めた。将来的には他の団体も巻き込み多様性尊重の社会を目指す。
「富士通レッドウェーブ」Wリーグ2連覇(4/14)
バスケットボール女子のWリーグ2024-25シーズンで14日、かわさきスポーツパートナーの「富士通レッドウェーブ」が2年連続3度目の優勝を果たし、皇后杯全日本選手権との2冠を達成した。市は18日にラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場(幸区)で優勝報告会を開催、市スポーツ特別賞を贈呈すると発表した。同日は市役所本庁舎をレッドウェーブカラーの赤色にライトアップする。活動拠点の中原区では武蔵小杉駅の連絡通路の装飾を行い、区役所の壁面に懸垂幕を掲出する。
ダンスとバスケの2団体認証 市の「スポーツアンバサダー」(3/21)
市内を拠点に活動し、国際・国内大会等で良好な成績等の実績があるスポーツ選手や所属団体を認証する「かわさきスポーツアンバサダー」に、ダンスの「KADOKAWA DREAMS」(中原区)と男子バスケットボールの「富士通レッドウルブズ」(中原区)を新たに決定し21日、認定証の贈呈式が行われた。カドカワドリームズはプロダンスリーグ「Dリーグ」で連覇、学校の授業で活用のダンスレッスン動画作成に協力、富士通レッドウルブズは実業団体の強豪で地域のバスケ教室などを展開する。

