市の公共施設利用予約システム「ふれあいネット」上で、不正なログイン動作により市民らのカウントが大量にロックされた問題で、市は18日、住所氏名不詳のまま偽計業務妨害の疑いで川崎署に刑事告訴した。7月7~9日、野球場利用者からシステムの操作ができないと問い合わせが相次いだ。システムはログインの際5回パスワードを誤るとアカウントが停止される仕組みで、何者かがログインの失敗動作を約44万回実行した。現在も野球場利用にふれあいネットは活用できていない。
川崎一筋18年 サッカー憲剛引退表明(11/1)
サッカーJ1・川崎フロンターレの元日本代表MF中村憲剛(40)が1日、今季限りでの引退を発表した。オンラインで記者会見し、「35歳の時40歳までと決めていた。終わりを決めていたからこそ、この5年頑張れた」と語った。川崎一筋で18年間プレーした中村は、2203年に中大から当時J2の川崎に入団、技巧派の司令塔として活躍、16年に36歳で史上最年長でJリーグ最優秀選手賞を受賞、17年J1初制覇18年連覇に貢献。日本代表では10年ワールドカップ南アフリカ大会に出場するなど、国際Aマッチ68試合出場、6得点。
災害時活動拠点にも 県内最大級の等々力球場完成式典(10/19)
改築工事が完了した等々力球場(中原区)で19日、完成記念式典が行われた。総工事費は約89億円、両翼100㍍、センター122㍍は県内最大級。人工芝は太陽光の照り返しが少ないプロ仕様。内野席は2層の構造で、芝生の外野席と合わせて収容人数は約9300人、車いす席は約50席。約300㎡の屋内練習場を完備し、2階には応援団らの更衣室や授乳室も新設。外野席下には交流施設「等々力老人いこいの家」が設けられ、防災備蓄倉庫もあり、災害時の活動拠点となる。
川崎サンダース優勝誓う プロバスケットBリーグ開幕へ(9/30)
プロバスケットボール・Bリーグに開幕に先立ち、川崎ブレイサンダースを運営するDeNAの元沢伸夫社長や日本代表主将を務めた篠山龍青選手、青木保憲選手らが30日、市役所を訪れ、福田市長に優勝を誓った。昨季は、新型コロナウイルスの感染拡大でリーグ戦が中断、年間王者を決めるチャンピオンシップも中止で優勝チームはなかった。今季の開幕戦は2日にアルバルク東京戦(アリーナ立川立飛)、本拠地等々力アリーナ(中原区)は10日の大阪エヴェッセル戦が初戦。
なりすまし差別的投稿で法的措置も 川崎フロンターレ(9/21)
サッカーJ1川崎フロンターレは21日、会員制交流サイト(SNS)上で実在する同クラブのサポーターになりすまし、他クラブや選手への差別的な表現や誹謗中傷する投稿が相次ぐことから、法的措置も踏まえた異例の非難声明を出した。なりすまし投稿については、弁解の余地はなく断罪されるべきで、「被害防止のため顧問契約を結ぶ弁護士事務所と具体的な調整に入った」とした。また、問題のある書き込みを見つけた場合には、画面を保存した上クラブへの情報提供を呼び掛けている。
文化賞に宮田さんら3人受賞 将棋棋士の本田さんアゼリア輝賞(9/15)
市は15日、本年度の「川崎市文化賞」などを6人と1団体に贈ると発表した。文化賞は元認定NPO法人教育活動総合サポートセンター理事長の宮田進さん(80)、元市青少年科学館館長の若宮崇令さん(77)、民謡歌手の伊藤多喜雄さん(69)の3人、社会功労賞は青丘者理事長の裵重度さん(76)、市歯科医師会会長の山内典明さん(66)、スポーツ賞は古希軟式野球チーム「川崎ブルーソックス」、今後の活躍が期待される「アゼリア輝賞」はプロ将棋棋士の本田奎さん(23)が選ばれた。
スポーツでSDGs推進 ブレイブサンダースと市が協定(9/14)
バスケットボール男子B1・川崎ブレイブサンダースと市は14日、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の推進に関する連携協定を結んだ。ブレイブサンダースは、SDGsで定められた17分野の目標の一つ、「健康づくり」の場や「働きがい」を感じられる機会を提供し、「住み続けられるまちづくり」を目指す。市は周知や募集などで協力する。具体的な取り組みとして保育園や幼稚園に幼児用バスケットゴールを寄贈するほか、誰でも使えるバスケットコートとゴールの設置などを進める.
多摩川マラソン中止に代わりオンラインで開催(9/1)
市スポーツ協会は新型コロナウイルスの影響で中止となった「川崎国際多摩川マラソンに」に代わり、11月2~15日に「2020かわさき国際多摩川オンラインマラソン」を開催する。参加者は専用のアプリを活用し、自由なコースで期間中にハーフ(21.0975㌔)を走れば完走となる。順位はつかないが、制限時間はなく、複数日に分けて走っても距離に計上される。協会は1日から参加者を募集する。参加費は2720円、参加登録者全員に、川崎フロンターレとコラボしたオリジナルランナーズマスクが届けられる。
等々力球場改築完了 10月10日オープン記念試合(8/31)
市は31日、改築中だった「等々力球場」(中原区)が完成し、10月10日の東芝とENEOSの完成記念試合に市民500人を招待すると発表した。工事は2016年6月から始まり、土壌に有害物質が含まれていたことなどが判明し、予定より2年ほど遅れた。収容人数は、内野5232人(車いす席30席)、外野4000人(同17席)の計9279人で、旧球場(4000人)の倍以上。LEDのナイター照明と、フルカラースコアボード、太陽光設備も備え、災害時には消防機関の活動拠点などの役割も担う。
復興支援の日本酒「青椿」発売 フロンターレ選手ら米作り(8/2)
サッカーJ1の川崎フロンターレは、東日本大震災の復興支援をきっかけに岩手県陸前高田市との交流を進めてきたが、同市の田んぼ「ふろん田」で収穫した米で微発泡の日本酒「青椿」をつくり8月から発売した。サポーターによる田植え、選手による鳥よけネットの設置など地元と一体で稲を育て、酒は同市内の「酔仙酒造」が手掛けた。名前はサポーターから募り、同市の花である椿にフロンターレのチームカラーの青を合わせ、両者のつながりをこの世に存在しない「青い椿」に込めた。250㎖700円(税別)でオフィシャルカフェ「FRO CAFÉ」内で販売。