外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法(入管法)改正案について福田市長は4日の定例会見で、市内の中小企業からは人手不足の声があがっているとして外国人労働者の必要性に理解を示す一方、来日した外国人には行政サービスの提供や生活支援が必要で、誰が責任をもってやるのかなど審議が足りているのか懸念があり、導入が見込まれる来年4月から言語の問題などすぐに対応できるか心配と述べた。市の人口約151万人のうち外国人は約4万人としている。
在日コリアンの苦難を描くカルタ完成(5/10)
戦争や生活苦で字を学ぶ余裕がなかった在日コリアン1世らの苦難の人生を描いた「思い出のくらしのカルタ」が完成した。市ふれあい館(川崎区)の識字学級の活動として作ったもので、読み札にはそれぞれの人生が込められている。<わたしはじだいのいちぶです><さべつされてないてかえってくるわが子がかわいそう>読み札に合わせて絵を描く中で戦争時代、子育ての苦労、差別、老いた今の思いなどが語られたという。
外国人も住みよいまちへ 外国人代表者会議提言(4/18)
川崎市に暮らす外国人でつくる市外国人市民代表者会議が18日、市政への提言を盛り込んだ2017年度の年次報告書を福田市長に提出した。同会議は1996年に設置され、17年度はヘイ・ジャフィ委員長(マレーシア出身)ら16か国23人で構成。今回は、保育サービスを申請する際、市の制度が複雑と指摘し、英語、中国語、スペイン語など7か国後で訳した「保育申請チェックリスト」を作成したほか、災害時の不安への対応として、罹災証明書の記入ガイドも作り、活用するよう求めた。
外国人の創業支援 ワンストップセンター設立(8/8)
川崎商工会議所の「外国人創業支援研究会」(発起人・滝川圭弁護士)は8日、外国人が起業する際に様々な手続きなどを支援する「カワサキ・ワンストップ・ビジネス・スタートアップ・センター」を立ち上げ、ホームページを通じ活動を本格的にスタートさせた。研究会は、外国人に対して英語でサービスを提供している司法書士や行政書士、税理士等の”士業”約15人で3月に発足した。