市子ども夢パーク(高津区)の秋恒例イベント「こどもゆめ横丁」が3日、開催されて約2千人が来場した。同イベントは毎年11月20日の市子どもの権利条例が定める「かわさき子どもの権利の日」に合わせ開催、「ゆめ横丁」は子どもの「やってみたい」を実現しようと始まり今年で20周年。当日は4歳から18歳までがチームを組み、雑貨店やゲームコーナーなど多彩な31店舗の模擬店を出店し、「仮想商店街」を楽しんだ。
ハルモニとの5年ぶりの交流再開 給食を一緒に川崎朝鮮初級学校(10/24)
川崎朝鮮初級学校(川崎区桜本)で24日、在日コリアンのハルモニ(おばさん)たちとの交流会が約5年ぶりに再開された。社会福祉法人「青丘社」が運営する高齢者サークル「トラジの会」の約20人、給食ボランティアの市民団体「トングラミ」の約15人が参加、初級部の26人、付属幼稚園の園児14人が出迎えた。同校は学校法で「各種学校」に分類され給食がないため、「トングラミ」が月2回のペースで給食を提供しており、交流会後は昨年完成した新校舎で給食を一緒に食べた。
医療的なケア児の居宅型訪問保育 初の試行実施(9/1)
医療的なケアが必要で、公立保育所での集団保育が難しい児童を対象に、保育士や看護師等が自宅を訪問してマンツーマンで保育する居宅訪問型事業を、市が1日から試行実施する。対象は酸素療法が必要だったり人工呼吸器をつけたりして公立保育所での受け入れ困難な児童や、病気・障害などで集団保育が難しい児童などで定員は若干名。実施事業者は「認定NPO法人フローレンス」(東京都)。保育時間は平日8時~18時までの最長8時間(週2~5日)。
夏休み期間中の昼食提供サービス実施 全115カ所「わくわくプラザ」(7/18)
市は、市立小学校内に設置している放課後児童の居場所「わくわくプラザ」での夏休み期間中の昼食提供サービスを全施設115カ所で試験的に始める。これまでは弁当持参だったが、かねてから保護者より昼食提供を望む声があり、昨年の夏休みに26か所の同プラザで試行し好評だった。注文方法はスマートフォン等を利用して保護者が直接、区内の二つの弁当事業者に注文する。1食600円程度(配送料等込み)。
小児医療費助成拡充を訴え 開業医や歯科医らの団体(6/19)
小児医療費助成制度の拡充を求め、県内の開業医や歯科医らでつくる市民団体「川崎市こどもの医療費無料化を求める連絡会」は19日、一部負担金500円の撤廃と無償化対象年齢18歳までの引き上げを訴え、陳情署名8345筆を市議会に提出した。2023年に通院費助成の対象年齢上限を小学6年から中学3年に拡大、1歳以上の所得制限を撤廃したが、市民税所得割課税世帯の小学4年以上は一部負担金1回500円を徴収している。県内では一部負担金徴収は市と相模原の2市のみ。
児童福祉人材の確保に向け支援を要請 こども担当相に市長(6/13)
福田市長は13日、三原じゅん子内閣府特命担当大臣(こども政策担当相)に対して「児童福祉人材の確保に向けた支援に関する指定都市市長会要請」を行った。保育所等の宿舎借り上げ支援制度の拡充や国が2025年度に減額した補助基準額を変更前の水準に戻すよう訴えた。また児童養護施設等における職員配置基準の見直すとともに措置費の増額等必要な財政措置を講ずるよう求めた。
待機児童数5年連続ゼロ 認可保育所(5/9)
市は9日、認可保育所などに入れない待機児童数が5年連続でゼロ(4月1日時点)になったと発表した。保育所などの利用申請者数が調査を始めた2000年以降初めて減少傾向に転じ、3万7054人(前年比104人減)に。新規の園の整備や増改築で受け入れ枠を拡充したことで利用児童数は過去最多の3万5789人(同274人増)となった。希望した認可保育所などに入れなかった保留児童数は1265人(同378人減)で1~2歳児が約72%を占めた。
子どもの相談・救済機関の利用促進へ提言 市権利推進委(4/25)
「市子どもの権利推進委員会」(委員長・鈴木秀洋日大教授)は25日、福田市長から2022年12月に諮問されていた子どもの相談・救済機関の利用促進に関する答申を提出した。①相談・救済機関としての情報の伝え方等の多層・多様性②各種取組への絶え間ない検証・効果測定③キャッチ・受け止め・つなぎ・連携・フィードバック等の一連の流れの能力向上④相談救済機関の選択肢の拡充、利用促進のための環境整備⑤相談救済を担う人の待遇改善と人員増員などの実現を提言。
保育と子育て支援の綜合拠点開設 多摩区生田に市内4か所目(11/25)
市は25日、保育所と地域子育て支援センター機能を兼ね備えた「保育・子育て総合支援センター」を多摩区生田に開設する。川崎、中原、宮前各区に次いで4か所目。延床面積1460平方㍍の3階建て。1,2階には市立土渕保育園、3回には「地域子育て支援センターつちぶち」が入り、保育し、看護師、栄養士などの専門職が、子育て世帯の相談に応じるほか、区内の子ども関連施設との連携や人材育成を図る。
「子ども夢パーク」がグッドデザイン賞に選出(10/16)
「市子ども夢パーク」(高津区)が子どもの権利を尊重しながら「遊び」や「つくる」という軸を持つ場を20年以上作り続けたとして、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞2024」に選出された。この賞は形のあるなしにかかわらず人が理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ評価、表彰するもの。「夢パーク」が子どもの自己責任でチャレンジできる場を提供し、子どもの意見を取り入れ、大人や地域と共に場を作り続けた姿勢を場のデザイン、人間性を高める場づくりの好例としている。

