安倍晋三元首相の国葬に福田市長が参列する公費を支出するのは憲法や地方自治法に違反するとして、市内の労組役員4人が市監査委員に公金支出さし止めを求める住民監査請求をした。請求では「安倍氏の特別扱いは個人の平等に反する」と憲法違反とし、また「今回の国葬は法的根拠がない」として参列に公金を支出することは地方自治法違反としている。福田市長は、12日に国から招待状が届き参列の連絡をし、経費は公費から支出すると14日明らかにしている。
「9条を守る鐘つき」登戸長念寺 今年も9月9日9時9分(9/9)
世界の平和を願って参加者全員が鐘をつくイベント「平和の鐘つき」が9日、多摩区の長念寺で開かれた。「たま九条の会」の主催で、多摩区内の「生田」「すげ」「のぼりと」の各「九条の会」の共催。戦争放棄をうたった「憲法9条を守る」の意思を示し、毎年9月9日午前9時9分から行われ、今年で13回目55人が参加した。鐘つきの後、同寺の本堂で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家とのかかわりの危険性などについての住職の話があった。
半旗掲揚、弔意強制で市に申し入れ 安倍元首相国葬で市民団体(9/6)
安倍元首相の国葬に反対する市民団体「改憲・戦争阻止!大行進川崎実行委員会」は6日、市と市教育委員会に対し、公共施設や学校現場での半旗掲揚や弔意表明を強制しないことなどを求める申し入れを行った。弁護士や憲法学者をはじめ多くの団体が国葬に反対し、半旗掲揚の要請に抗議しているにもかかわらず強行しようとおり、地方自治、教育行政に携わる者として反対の立場を明確にすべきとしている。市が市教委へ葬儀に合わせて市立学校に半旗掲揚を依頼したことや、市役所に記帳所の設置を認めたことについても経緯など説明を求めている。
安倍元首相の国葬シール投票で賛否可視化 登戸で市民団体(8/21)
沖縄の基地問題に関心ある市民団体「沖縄の映画を観よう!かわさき」が主催して、9月27日に実施予定の安倍元首相の国葬への賛否を問うシール投票が多摩区の登戸駅デッキで21日行われた。「税金を使って国葬?」と掲示されたパネルを駅前の2か所に設置、約1時間の呼びかけで206人が投票、反対174人、賛成28人、保留4人だった。同団体によるシール投票は4回目、斎藤彰代表は一般の人の意見をシールの数で可視化したいとの思いから取り組むとしている。
半旗掲揚で市に抗議文 市民団体(8/12)
安倍元首相の葬儀に合わせて市教育委員会が市立学校に半旗掲揚を依頼した問題などを巡り、市民団体「沖縄の映画を観よう!かわさき」(斎藤彰代表)が12日、福田市長宛に抗議文を提出した。市立学校への半旗掲揚の依頼については教育基本法が定める政治的中立を侵すとし、各区役所や市民館など公共施設への依頼については市民にとって弔意の強制に他ならないとしている。9月27日に予定の国葬について、各施設に弔意表明を依頼しないよう要請した。
市図書館への指定管理者導入撤回を 市民団体(6/30)
市教育委員会が市立図書館に指定管理者制度を導入する方針を明らかにしたことを受け、市民団体「川崎の文化と図書館を発展させる会」は30日、制度導入の撤回を求める声明を発表した。声明は同会が27日に開いた学習会で取りまとめた。制度導入後に台風で収蔵品の水没が起きた市民ミュージアムを引き合いに「図書館職員の専門性は国民から付託された重要な使命。指定管理者制度の図書館では実現困難」などと指摘している。
大規模物流倉庫建設に反対 住環境の悪化訴え(7/20)
大規模な民間物流倉庫の建設計画が進められている中原区西加瀬地区の住民らが20日、記者会見を開き計画中止を求めた。計画は三菱ふそうトラック・バス工場跡地(約10㌶)を大和ハウス工業が買収、物流倉庫や商業施設、公園などを2026年6月に完成予定。「西加瀬巨大物流倉庫を考える住民の会」はトラック交通量の増加に伴う騒音や振動などで住環境が悪化するとして計画の変更を要求、同社は駐車台数の削減や入庫ルートの変更などの対応をしたが、受け入れられないとしている。
市民ら山際担当相を刑事告発 政治資金規正法違反で(6/8)
参加定員を超えるパーティ券を販売したなどとして、衆院18区(宮前・高津・中原区)の住民ら約160人が8日、新型コロナウイルス感染症対策を担う山際大志郎経済再生担当相らを政治資金規正法違反(虚偽記載など)の容疑で横浜地検に刑事告発した。2020年12月に都内で開かれた山際氏の政治資金パーティで会場席を超えるパーティ券を販売、不参加者の購入分は同法上の寄付に当たるとし、パーティ収入額として同報告書に記載したのは虚偽などと主張している。
佐藤惣之助詩碑の記念式典 沖縄・首里城公園(5/20)
市出身の詩人・佐藤惣之助(1890~1942)の詩碑が那覇市・首里城公園に再移設され、記念式典が20日、福田市長や川崎沖縄県人会の金城宏淳会長らが参加して同公園で開かれた。詩碑には惣之助が沖縄を旅して著わした「琉球諸嶋風物詩集」から戦前の首里の風景をうたう「宵夏」の一節が刻まれている。沖縄出身者の市民が沖縄との友好のシンボルとして59年に詩碑を贈り、その後首里城復元に伴い移設されたが昨年同公園に戻された。
「ロシアの侵攻NO!」 溝の口駅周辺で訴え(4/24)
ロシアのウクライナ侵攻に反対する「ピースパレードin高津」が24日、JR武蔵溝ノ口駅周辺で約100人が参加して行われた。市民らの実行委員会(山本武彦委員長)が例年この時期に行っていたもので、コロナ禍により3年ぶりに実施された。雨が降る中を「NO WAR!」などと書かれたメッセージボードを手に、「ロシアの攻撃を許さない」などと訴えた。