市教育委員会が市立図書館に指定管理者制度を導入する方針を明らかにしたことを受け、市民団体「川崎の文化と図書館を発展させる会」は30日、制度導入の撤回を求める声明を発表した。声明は同会が27日に開いた学習会で取りまとめた。制度導入後に台風で収蔵品の水没が起きた市民ミュージアムを引き合いに「図書館職員の専門性は国民から付託された重要な使命。指定管理者制度の図書館では実現困難」などと指摘している。
大規模物流倉庫建設に反対 住環境の悪化訴え(7/20)
大規模な民間物流倉庫の建設計画が進められている中原区西加瀬地区の住民らが20日、記者会見を開き計画中止を求めた。計画は三菱ふそうトラック・バス工場跡地(約10㌶)を大和ハウス工業が買収、物流倉庫や商業施設、公園などを2026年6月に完成予定。「西加瀬巨大物流倉庫を考える住民の会」はトラック交通量の増加に伴う騒音や振動などで住環境が悪化するとして計画の変更を要求、同社は駐車台数の削減や入庫ルートの変更などの対応をしたが、受け入れられないとしている。
市民ら山際担当相を刑事告発 政治資金規正法違反で(6/8)
参加定員を超えるパーティ券を販売したなどとして、衆院18区(宮前・高津・中原区)の住民ら約160人が8日、新型コロナウイルス感染症対策を担う山際大志郎経済再生担当相らを政治資金規正法違反(虚偽記載など)の容疑で横浜地検に刑事告発した。2020年12月に都内で開かれた山際氏の政治資金パーティで会場席を超えるパーティ券を販売、不参加者の購入分は同法上の寄付に当たるとし、パーティ収入額として同報告書に記載したのは虚偽などと主張している。
佐藤惣之助詩碑の記念式典 沖縄・首里城公園(5/20)
市出身の詩人・佐藤惣之助(1890~1942)の詩碑が那覇市・首里城公園に再移設され、記念式典が20日、福田市長や川崎沖縄県人会の金城宏淳会長らが参加して同公園で開かれた。詩碑には惣之助が沖縄を旅して著わした「琉球諸嶋風物詩集」から戦前の首里の風景をうたう「宵夏」の一節が刻まれている。沖縄出身者の市民が沖縄との友好のシンボルとして59年に詩碑を贈り、その後首里城復元に伴い移設されたが昨年同公園に戻された。
「ロシアの侵攻NO!」 溝の口駅周辺で訴え(4/24)
ロシアのウクライナ侵攻に反対する「ピースパレードin高津」が24日、JR武蔵溝ノ口駅周辺で約100人が参加して行われた。市民らの実行委員会(山本武彦委員長)が例年この時期に行っていたもので、コロナ禍により3年ぶりに実施された。雨が降る中を「NO WAR!」などと書かれたメッセージボードを手に、「ロシアの攻撃を許さない」などと訴えた。
市民手作り「かわさきFM」情報番組 放送300回に(4/14)
市のコミュニティFM「かわさきFM」の市民手作りの情報番組「コスギスイッチON!」(木曜午後2~3時)が14日、放送300回を迎える。2016年4月のスタート当初から災害の備えを伝えるコーナーを設け、17年9月からは中原署員などが交通ルールや特殊詐欺防止のクイズも始めた。現在は4人で運営し、「市民の目で情報を集め『さすが』と言ってもらえる番組にしたい」と抱負を語った。
「3.11忘れない」全品半額で被災地支援 多摩区で女性たちの店(3/10)
市内の女性15人ほどが参加するNPO法人運営の「WEショップたま」(多摩区中野島)は、「3.11を忘れない」と銘打った全品半額セールを10日から行い、売り上げの一部を被災地支援に充てる。同店は新多摩川ハイムの団地内に2001年オープン、地域の人たちが持ち込んだ衣類などをリユース、リサイクルして販売。収益を支援金に充て、カンボジア農村地区の保育支援から始まった活動は支援先20か所、支援金総額1143万円超に。11年からは東北の被災地域への支援が比重を占めるようになった。
ロシアのウクライナ侵攻反対 元住吉駅前デモ「九条の会中原区連絡会」(3/3)
中原区の四つの団体でつくる「九条の会中原区連絡会」が3日、ロシアのウクライナ侵攻に反対する反戦デモを東急元住吉駅前で開催した。「STOP PUTIN」「ウクライナへの侵攻をやめよ」などのボードを掲げ戦争反対を呼び掛けた。同会は毎月3日、元住吉駅前で平和や政治の課題などを訴え、スタンディングデモを開催。今回はロシアのウクライナ侵攻で急遽幅広く呼び掛け、毎月10人弱が40人ほどの参加になった。
高校生開発の車載アロマ ふるさと納税返礼品に認定(12/6)
高津区の高校3年生、高橋淳音さん(18)が、車の中で使うアロマキットを父親と一緒に開発、11月に販売、市のふるさと納税の返礼品にも認定された。返礼品になったのは車載用アロマキット「セーフティ・ドライバーセット」(税込み3300円)で、オイルを染み込ませた化繊の花形の飾りを、カーエアコンの送風口につけて香りを広げる。マスクへのスプレーも組み合わせた。淳音さんは、公益社団法人日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定1級に合格、アロマデザイナーなどに認定された。
電気自動車普及など脱炭素へ77項目提案 市民会議(11/11)
無作為抽出で選ばれた市民による「脱炭素かわさき市民会議」は11日、電気自動車の普及や住宅の再生エネルギー導入などからなる提案書を市に提出した。住民に幅広く参加を呼びかけ欧州や札幌で行われてきた「気候市民会議」の取り組みの一つ。移動、住まい、消費の3分野を柱に討議を重ね、自転車通行環境の整備、家庭エネルギー消費量削減キャンペーンの定期開催など投票で3分の2以上の賛同を得た77項目を選んだ。