宮古島からの「石敢當」建立55周年つどい 川崎駅前東口広場(8/29)

川崎駅前東口広場(川崎区)に設置されている「石敢當」が、1970年に宮古島から贈られて今年で建立55周年になることを祝う記念の集いが29日、開かれた。1959年の台風で宮古島は甚大な被害を出し、窮状を知った県人会などが全市的な募金活動を展開、義援金は約355万円(当時の約1万ドルに。返礼として贈られたのが島特産の名石「トラバーチン」に刻んだ碑で、現在は市の地域文化財に推薦されている。集いでは、県人会の金城宏淳会長が挨拶、福田市長が謝意を述べた。

部活の在り方を考える 市内中学52校95人が議論(8/8)

市立中学校の部活動の在り方を生徒自身が考えようと「部活動生徒代表者会議」が8日、市役所で開かれた。市内52校の代表計95人が参加、部活動の意義や部活動が続けられる可能性について議論し、交流を深めた。中学校の部活動については、指導や大会引率などの教員負担や少子化で部員確保の困難性などの問題があり、国が目指す休日の部活動を地域のスポーツ団体に委ねる「地域展開」の現状を踏まえ、生徒たちの意見を取り入れようと初めて開かれた。

「きのこ雲」など原爆写真カラー化 市平和館(7/26)

市平和館(中原区)は26日から、特別展「天然色で見る広島・長崎と80年後の世界」を開催。戦後80年となる今年は東京大学大学院の渡邉英徳研究室の協力で、人工知能(AI)でカラー化した被爆地・広島、長崎の一角を写した約60枚の写真を展示。原爆投下後に巻き上がった「きのこ雲」など、これまでモノクロでしか見られなかった光景がリアルに再現され、核兵器の恐ろしさを伝える。8月24日まで。

中学生飛び降りで調査委を設置 市教委(6/24)

市立中学校で2023年8月、生徒が教員の威圧的な指導を受けた後、自宅マンションから飛び降りて重傷を負った事案について、24日の押本吉司議員(みらい)の市議会一般質問で市教育委員会は、外部の専門家らによる詳細調査委員会を設置する方針を示した。部活動の担当教員から夏休みの宿題を取りに帰れと言われ、帰宅後非常階段から飛び降りて脊髄損傷の大けがをした。委員会は文部科学省の指針に基づき設置され、教育活動に事故の要因がある場合には詳細調査に入る。

校歌を「SHISHAMO」の宮崎さんと共に 今春開校の新小倉小(6/18)

市は18日、4月に115校目の市立小学校として開校した新小倉小(幸区)の校歌を、児童の発案で市にゆかりのバンド「SHISHAMO」のボーカル&ギター宮崎朝子さんと共につくると発表した。歌詞に使う言葉を全校に呼びかけ、それをもとに宮崎さんが作詞作曲、12月13日の開校式典で披露する。SHISHAMOは2010年に結成された女性3人のロックバンドで、宮崎さんは市立川崎総合科学高(幸区)の軽音楽部出身。

新聞の一括契約検討 市立校図書の配備で市教委(6/12)

市立小中学校・高校の図書館への新聞配備の一括契約方式の導入について市教育委員会は市議会本会議で12日、「他都市の先行事例も参考にしながら検討」との意向を示した。市では各校の裁量で新聞購読を個別に契約、支払い業務などが学校の負担に。全校分一括契約の方式は政令市では横浜市含め8市。文部科学省の計画配備部数は小学校2紙、中学校3紙、高校5紙が目安。今年度配備部数が達しているのは小学校51校(114校のうち)、中学校26校(同52校)、全日制高校4校(同5校)。

飛鳥時代復元倉庫を特別公開 「橘樹歴史公園」1周年記念(5/18)

市は18日、全国初の飛鳥時代復元倉庫などを備えた「橘樹(たちばな)歴史公園」(高津区)のオープン1周年と「橘樹官衙遺跡群」が2015年に市内初の国史跡に指定されて10周年を迎えることを記念して、通常は非公開の倉庫内部を特別公開する。同公園は、7~10世紀の役所跡などが発見され、柱を使わずに板材を組んで屋根を支える板校倉造りの倉庫や倉庫の柱の一部が復元されている。入園無料、午前10時半~午後3時。

今年度中に体罰防止へ新指針 市オンブズ勧告受け市教委(5/14)

市教育委員会は14日、市が設置する人権救済機関「市人権オンブズパーソン」の勧告を受け、今年度中に体罰・不適切指導の判断基準となる新たなガイドラインを作成すると発表した。体罰などを未然に防ぐため教員が指導方法を適宜見直し、仮に発生した際のフォローアップの方法などを明記するほか、体罰などが起きていないかを定期的に確認するための有識者会議などの体制を整える方針も示している。

教員不足122.5人 昨年よりやや改善(4/21)

市教育委員会は21日、今年度当初に公立小中高校と特別支援学校で、計122.5人の教員が不足していると発表した。不足は小学校83.5人、中学校26人、高校3人、特別支援学校10人。正規教員の欠員が162.5人、病休や産休・育休を埋める臨時的任用教員が足りていない。昨年度から採用試験を1回から3回に増やし、大学3年生対象枠を新設するなど新規採用者は前年度比111人増の469人となり、昨年同時期の不足数131.5人から若干改善した。

卒業アルバム掲載個人情報漏洩か 制作委託業者に不正アクセス(4/4)

市教育委員会は4日、市立小学校12校の卒業アルバムに掲載された卒業生や教職員計5840人の個人情報が漏洩した恐れがあると発表した。2020~23年度の卒業アルバム制作を委託された市内の写真館2社が再委託したさいたま市の業者のサーバーに不正アクセスがあり、保存されていた卒業生らの氏名や写真等が閲覧された可能性がる。現時点では情報の悪用は確認されていないが今後、業者には履行済みの個人情報の速やかな廃棄等の徹底を図るとしている。

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