中学生飛び降りで調査委を設置 市教委(6/24)

市立中学校で2023年8月、生徒が教員の威圧的な指導を受けた後、自宅マンションから飛び降りて重傷を負った事案について、24日の押本吉司議員(みらい)の市議会一般質問で市教育委員会は、外部の専門家らによる詳細調査委員会を設置する方針を示した。部活動の担当教員から夏休みの宿題を取りに帰れと言われ、帰宅後非常階段から飛び降りて脊髄損傷の大けがをした。委員会は文部科学省の指針に基づき設置され、教育活動に事故の要因がある場合には詳細調査に入る。

校歌を「SHISHAMO」の宮崎さんと共に 今春開校の新小倉小(6/18)

市は18日、4月に115校目の市立小学校として開校した新小倉小(幸区)の校歌を、児童の発案で市にゆかりのバンド「SHISHAMO」のボーカル&ギター宮崎朝子さんと共につくると発表した。歌詞に使う言葉を全校に呼びかけ、それをもとに宮崎さんが作詞作曲、12月13日の開校式典で披露する。SHISHAMOは2010年に結成された女性3人のロックバンドで、宮崎さんは市立川崎総合科学高(幸区)の軽音楽部出身。

新聞の一括契約検討 市立校図書の配備で市教委(6/12)

市立小中学校・高校の図書館への新聞配備の一括契約方式の導入について市教育委員会は市議会本会議で12日、「他都市の先行事例も参考にしながら検討」との意向を示した。市では各校の裁量で新聞購読を個別に契約、支払い業務などが学校の負担に。全校分一括契約の方式は政令市では横浜市含め8市。文部科学省の計画配備部数は小学校2紙、中学校3紙、高校5紙が目安。今年度配備部数が達しているのは小学校51校(114校のうち)、中学校26校(同52校)、全日制高校4校(同5校)。

飛鳥時代復元倉庫を特別公開 「橘樹歴史公園」1周年記念(5/18)

市は18日、全国初の飛鳥時代復元倉庫などを備えた「橘樹(たちばな)歴史公園」(高津区)のオープン1周年と「橘樹官衙遺跡群」が2015年に市内初の国史跡に指定されて10周年を迎えることを記念して、通常は非公開の倉庫内部を特別公開する。同公園は、7~10世紀の役所跡などが発見され、柱を使わずに板材を組んで屋根を支える板校倉造りの倉庫や倉庫の柱の一部が復元されている。入園無料、午前10時半~午後3時。

今年度中に体罰防止へ新指針 市オンブズ勧告受け市教委(5/14)

市教育委員会は14日、市が設置する人権救済機関「市人権オンブズパーソン」の勧告を受け、今年度中に体罰・不適切指導の判断基準となる新たなガイドラインを作成すると発表した。体罰などを未然に防ぐため教員が指導方法を適宜見直し、仮に発生した際のフォローアップの方法などを明記するほか、体罰などが起きていないかを定期的に確認するための有識者会議などの体制を整える方針も示している。

教員不足122.5人 昨年よりやや改善(4/21)

市教育委員会は21日、今年度当初に公立小中高校と特別支援学校で、計122.5人の教員が不足していると発表した。不足は小学校83.5人、中学校26人、高校3人、特別支援学校10人。正規教員の欠員が162.5人、病休や産休・育休を埋める臨時的任用教員が足りていない。昨年度から採用試験を1回から3回に増やし、大学3年生対象枠を新設するなど新規採用者は前年度比111人増の469人となり、昨年同時期の不足数131.5人から若干改善した。

卒業アルバム掲載個人情報漏洩か 制作委託業者に不正アクセス(4/4)

市教育委員会は4日、市立小学校12校の卒業アルバムに掲載された卒業生や教職員計5840人の個人情報が漏洩した恐れがあると発表した。2020~23年度の卒業アルバム制作を委託された市内の写真館2社が再委託したさいたま市の業者のサーバーに不正アクセスがあり、保存されていた卒業生らの氏名や写真等が閲覧された可能性がる。現時点では情報の悪用は確認されていないが今後、業者には履行済みの個人情報の速やかな廃棄等の徹底を図るとしている。

市立看護大学院開学 初の入学式27人(4/2)

今春開学した市立看護大学大学院と同大学(幸区)の合同入学式が2日、行われた。27人の大学院生は大学の新入生100人と共に宣誓、坂元昇学長が式辞を述べた。大学院は「看護学研究科看護学専攻」の博士前期課程(2年)20人、博士後期課程(3年)7人で同大学の第1キャンパス、JRと京急川崎駅近くのビル内に新設の第2キャンパスで学ぶ。2022年に3年制の短期大学から4年制に移行して開学した同大学は全4学年計397人となった。

6年ぶり115校目市立小学校 新川崎地区に新設(3/20)

大規模マンションの開発で人口急増の幸区新川崎地区で、4月に開校する市立新小倉小学校の竣工式が20日、行われた。市内115校目の市立小学校で、小学校の新設は2019年度の小杉小(中原区)以来6年ぶり。総数約2500戸のマンション群の建設が進み、初年度約540人の児童が通う。総事業費は約99億円。4階建て普通教室36室、児童数のピーク時(2030年1200人超)に対応し2~4階の多目的教室を普通教室に転換可能。防災活動拠点として体育館に空調を完備、15基のマンホールトイレを設置。

「友だちに薦めたい1冊」コンクール 藤嶋昭賞に虹ヶ丘小の阿部君(2/16)

小学生を対象にした「友だちに薦めたいこの1冊コンクール」の表彰式が16日、かながわサイエンスパーク(高津区)で行われた。科学教育普及のため学校に本を寄贈している公益財団法人「東京応化科学技術振興財団」(中原区・藤嶋昭理事長)の主催で3回目。作文とイラスト部門に計4千点の応募があり、最優秀賞7点、優秀賞15点などが選ばれた。最高賞の藤嶋昭賞にかこさとし著「ピラミッド その歴史と科学」を作文にした市立虹ヶ丘小6年阿部慎之助君(12)が選ばれた。

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