学校の臨時休校に伴う給食食材の廃棄を防ごうと市教育委員会は21日、子ども食堂などに無償提供する取り組み「給食食材レスキュー(レス給(キュー))」を始めたと発表した。未利用食品が発生した場合、事前に登録された子ども食堂などに連絡、受け取りを希望する団体が食品を引き取るもの。現在、子ども食堂8団体、児童養護施設3団体が参加、対象の団体はほかに、フードバンク、希望する子供のいる家庭に食品を提供する団体がある。
卒業式マスク外しを基本に 市教委が市立学校へ基本方針(2/15)
市教育委員会は15日、3月の各市立学校の卒業式について、出席する児童生徒や教職員は式典全体を通じてマスクを外すことを基本とする考えを各校に通知した。10日付の文部科学省の通知に基づくもの。換気など必要な感染症対策を講じ、体調不良者は出席できないことを事前に周知する。入退場や卒業証書授与などはマスクなし、校歌斉唱などはマスク着用などとし、教職員が児童生徒にマスクの着脱を強いることなく、子ども同士マスクの有無で差別や偏見がないよう適切に指導する。
工費20億円増の約69億円に 「仮称川崎市民館・労働会館」整備(3/9)
「川崎市民館・労働会館(仮称)」の整備事業について市は市議会常任委員会で9日、工費が約20億円増えて約69億円になると明らかにした。同事業は市立労働会館を改修し、市教育文化会館を取り壊して機能を移す計画(2025年1月開館予定)。当初は労働会館地下に設置予定の防災設備を水害に備え高所に配置変更、これに伴う増床や耐震性向上などの設計見直しにより約12億円増額、さらに資材高騰で約8億円増える見通しに。大詰めの段階での費用増額に反発の市議も。
市長賞の献立全市立中で提供 中学校給食献立コンクール(1/19)
市は給食への関心を高めてもらおうと「中学校給食献立コンクール」を実施、1138点の応募のなかから19日、市立東高津中2年の丸橋丈さん(14)の県内産食材を生かした献立に最優秀の市長賞を贈った。「三浦をまるごと味わおう」をテーマに三浦産グロを使った塩こうじ唐揚げや三浦大根と大根葉の味噌汁などをメニューに組み込んだもので、献立は1月末までに市立の全中学で順次給食として提供される。
学校給食の「黙食」緩和へ 市教育委(12/16)
新型コロナウイルス感染症の影響で「黙食」を求められている学校給食について、市教育委員会は16日の市議会定例会本会議で、各小中学校などに黙食の緩和を依頼していることを明らかにした。給食の際に会話することも可能とする国の通知を受け、学校向けのガイドラインを見直し、それまで「会話を控える」としていたのを「大声での会話を控える」と改め、常識的な範囲での会話を可能とした。
受講生や講師陣など多彩に「かわさき市民アカデミー」フェスタ開催 3年ぶり(11/5)
国内最大規模の市民講座「かわさき市民アカデミー」のフェスタが5日、市生涯学習プラザ(中原区)で3年ぶりに開催される。受講生らによる「身近なSDGs」をテーマにした研究発表やコロナ禍と社会について学ぶ展示やリレートークなどの企画が並ぶ。19日にはオンラインフォーラム「気候変動ー今ここにある危機」を無料配信。4~28日にはアカデミー講師陣らによる九つのオープン講座も開かれる(各回500円)。
昨年度いじめ件数小中学校で増加 市教委(10/27)
市教育委員会は27日、2021年度の市立小中学校でのいじめについての調査結果を発表した。いじめの認知件数は小学校4506件(前年度比818件増)、中学生275件(同15件増)4781件で、過去10年で最多。7月の追跡調査の結果では、いじめの解消率が小学校で97.7%、中学校で93.5%だった。いじめに対して全教職員がいじめを許さない姿勢を示し、いじめ防止の取組や積極的な認知を推進するとしている。
就学奨励費25人分に支給漏れ 市の特別支援学級(10/24)
市教育委員会は24日、市立小中学校の特別支援学級保護者らに学用品購入費などを補助する「就学奨励費」で、2021年度分に支給漏れがあり、25世帯に計約94万円を追加支給すると発表した。同奨励費は給食費や学用品などの経費の一部を世帯の収入額に基づき支給するが、収入額の算定に誤りがあった。追加支給は1人あたり概算で最大6万6360円~1512円で、追加支給分に伴う国の補助金(最大で約47万円)は申請期間が過ぎたためが受けられず、市の一般会計から支給する。
給食に異物混入続く(9/28)
市教育委員会は28日、市立小学校2校で給食の食パンに虫などの混入が見つかったと発表した。今井小学校(中原区)では、食パンに約3ミリ四方の塗膜片のようなものが見つかり提供を中止。向小学校(川崎区)では、3年生が食パンの容器内にアリ1匹を見つけ、クラスではパンを食べるのをやめた。市内では20日に市南部学校給食センター(幸区)で魚のフライに金属片が混入、27日には市立聾学校(中原区)の給食で汁物にビニール片の混入が見つかっている。
「グローバルBiz専門職大学」開学 京急川崎駅前に来春(9/21)
学校法人深堀学園(深堀和子理事長)は21日、2023年4月に京急川崎駅前に起業家育成を担う「グローバルBiz専門職大学」を開学すると発表した。8月31日付で文科省から認可を受け、同法人が運営する「外語ビジネス専門学校」の校舎内にグローバルビジネス学部を設置し、同専門学校の外国語のカリキュラムを取り入れ、流通業界などの起業家やリーダーを育成する。高校卒業生のほか、社会人の学び直しの場としても提供、留学生を定員の1割程度受け入れる。