市民らの手作りによる「第30回KAWASAKIしんゆり映画祭」が26、27日、31~11月4日の7日間、市アートセンター(麻生区)で開催される。2回目からはスタッフを公募、今年は市民約50人が上映作品の選定などを進め、カンヌ国際映画祭男優賞受賞の役所広司主演「PERFECT DAYS」(2023年)をオープニングに20作品を上映。市ゆかりの監督らの作品として「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」(79年)、今村正平監督「うなぎ」(1997年)、岡本喜八監督「大誘拐RAINBOW KIDS」(91年)などを上映。
リニア地下掘削工事中止を 市民団体(6/28)
リニア中央新幹線の工事中止を求める市民団体「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」の天野捷一共同代表(市内在住)らは28日、記者会見し、JR東海に対し市内で始まった地下掘削工事の凍結と一層の情報開示を求めた。さらに市にも住民の懸念への積極的な対処を促した。また2020年の東京都調布市の住宅地が陥没した「東京外郭環状道路」の地下掘削工事と同様の技術をリニア工事も使うことから、地表への影響が出かねないと指摘した。
差別のない人権尊重条例は日本一先進的 施行4周年で市民団体(6/27)
「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は27日会見し、7月1日全面施行4年を迎える市差別のない人権尊重の街づくり条例について、刑事罰を設けた全国唯一の条例を日本一先進的と評価、罰則対象の差別的街宣活動が抑止され、川崎駅前読書会など市民による差別反対の文化が育っているとした。同日は市制100周年記念日でもあり市の人権施策の歩みを讃え、インターネット上のヘイトスピーチの抑止など反ヘイト施策の拡大を訴えた。
原発ゼロへ市民集会とデモ 震災から13年(3/10)
原発のない社会を目指す市民集会「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」が10日、中原平和公園(中原区)で行われた。原発事故の翌年2012年から毎年行われ、約千人が参加した。脱原発弁護団全国連絡会の海渡雄一共同代表の講演、福島県いわき市から家族4人で自主避難した鴨下美和さん(53)の登壇があり、参加者は会場から武蔵小杉駅まで約1㌔をデモ行進した。
市民応募の川柳デジタル絵本 「かわさき いろいろ 5・7・5」(3/4)
市民が市の魅力を川柳に詠んだデジタル絵本「かわさき いろいろ 5・7・5」が完成し4日、市役所でお披露目された。6121作品の応募の中から、郷土愛が感じられ、市民の共感が得られるなどを基準に市内のスポットや景色、文化などをうたった8作品を選考、市在住のイラストレーターがイラストを添えた。「収集車ぼくもうたうよ愛の街」、「公平さ円筒分水に教えられ」などの作品は市制100周年記念事業公式ウエッブサイトで公開。
高津区の出版社言論誌「arc(アーク)」最終号発刊(10/23)
高津区の出版社「レイライン」の言論誌「arc(アーク)」が10月発売の27号で最終号となった。東郷礼子編集長(78)と友人の津田みや子さん(76)が二人三脚で20年以上発行、広告をほとんどとらず、当初の季刊を09年から年1回刊行に切り替え、安倍政権下での安保法制や沖縄の米軍基地問題の政府の対応などを鋭く批判して来たが、資金面やスタッフの体力面などから終刊を決意した。東郷さんは、全国に熱心な定期購読者がおり、執筆者も読者も素晴らしい人に出会えたと感謝している。
住基台帳の閲覧拒否を 自衛官募集で市民団体(10/18)
自衛官募集に協力するため自衛隊への住民の名簿提供について、市民団体「改憲・戦争阻止!大行進川崎」は18日会見し、改めて市に提供中止を求めた。市内の中学3年生に陸上自衛隊高等工科学校(横須賀市)の見学案内などのダイレクトメールが届き、「自衛官募集だけでなく学校案内に中学生の個人情報が提供されている」のは問題、住民基本台帳は国などが法令で定める事務に必要な場合、閲覧請求できるが、地方自治体は個人情報保護の観点から閲覧拒否もできると指摘している。
「特別市」早期実現を要望 全町連(9/26)
市全町内会連合会(持田和夫会長)は26日、「特別市」の早期実現に向け福田市長に要望書を提出した。全町連はこれまで交通や防災など地域課題の解決についての要望はしてきたが、特別市制度を要望するのは初めて。指定都市の市民は行政サービスの大部分を市から受け、その経費は道府県税として負担しており、県との二重行政や不十分な税財政上の措置などの抜本的改善のために特別市制度の実現が不可欠としている。
ヘイト発信に非暴力で対抗 「川崎駅前読書会」300回(9/17)
ヘイトスピーチに対抗してJR川崎駅東口で行われている「川崎駅前読書会」が17日、300回を迎えた。第1回の読書会は2020年12月27日。同年7月全国初のヘイトスピーチに刑事罰を科す市条例施行後も差別的な街頭宣伝が続き、千葉県の会社員木村夏樹さん(55)は仲間と第1回の読書会を開いた。ヘイトスピーチの発信者が立つ場所にあらかじめ座って読書し発信を難しくするという非暴力的手法で対抗、その活動は差別的街宣への抑止効果となってきている。
自衛隊関連展示中止を 市民団体申し入れ(8/15)
市の施設「川崎国際生田緑地ゴルフ場」の市民開放イベントで、市民団体「沖縄の映画を観よう!かわさき」が15日、自衛隊に関する展示は健康増進などゴルフ場の目的と相いれないなどとして福田市長あて20日予定の展示中止を求める申し入れ書を提出した。展示は自衛隊の災害救助活動の写真紹介や子どもたちがジープやバイクに乗って写真撮影できる内容。チラシには迷彩服で銃を持ち、ほふく前進するイラストも。ゴルフ場側は災害時の避難場所指定などを自衛隊の活動紹介の理由としている。