憲法9条をアピール「平和の鐘つき」 多摩区長念寺(9/9)

憲法9条の大切さを訴える「平和の鐘つき」が9日、多摩区登戸の長念寺で開かれた。たま9条の会の主催、生田9条の会・すげ9条の会・のぼりと9条の会の共催。9の数字が並ぶ9月9日午前9時9分に鐘をつき、9条をアピールする。2010年から途切れることなく続き今回で16回目、同会共同代表の森田忠正さん(80)は「この日時に行うのは語呂合わせだが、大切な憲法9条について考えるきっかけになれば」と話した。

宮古島からの「石敢當」建立55周年つどい 川崎駅前東口広場(8/29)

川崎駅前東口広場(川崎区)に設置されている「石敢當」が、1970年に宮古島から贈られて今年で建立55周年になることを祝う記念の集いが29日、開かれた。1959年の台風で宮古島は甚大な被害を出し、窮状を知った県人会などが全市的な募金活動を展開、義援金は約355万円(当時の約1万ドルに。返礼として贈られたのが島特産の名石「トラバーチン」に刻んだ碑で、現在は市の地域文化財に推薦されている。集いでは、県人会の金城宏淳会長が挨拶、福田市長が謝意を述べた。

再編整備計画スケジュール撤回を 「等々力緑地を守る会」(8/27)

等々力緑地(中原区)の再編整備計画について地域住民らでつくる市民団体「等々力緑地を守る会」は27日、10月の旧市民ミュージアム解体工事から始まる計画のスケジュール撤回を求める要望書を市に提出した。同会は住民の健康に与えるアスベスト(石綿)や土壌汚染について、7月に公告された環境影響評価書に盛り込まれていないとして、再実施を求めている。

巨大物流倉庫建設、公害調停申請へ 西加瀬地区住民ら(8/13)

中原区西加瀬の工場跡地で大和ハウス工業が進める大型物流倉庫の建設計画について、住民らでつくる「西加瀬巨大物流倉庫を考える住民の会」は13日、公害紛争処理法に基づく公害調停を申請するための「調停団」を結成したと発表した。物流倉庫は高さ約40㍍6階建て(延床面積約21万平方㍍)で、同会は大型車の出入りによる大気汚染や交通渋滞、騒音、振動などによる住環境の悪化を訴え、24時間営業の中止、通勤・通学の時間帯の交通量の削減を最低限の目標としてきた。

公募市民ら64人が演じる平和への願い 「かわさき演劇まつり」(7/26)

公募で集まった市民らが創り上げる「かわさき演劇まつり」が26、27日、多摩市民館(多摩区)で開かれる。戦後80年の節目の今年は平和への願いを込め、フランス人作家の童話「みどりのゆび」を題材にした「チト~愛と平和とみどりのゆびと~」を9~91歳の64人が演じる。脚本・演出を担当の大西弘記さん(47)は「戦争反対と叫ばずとも人の命の尊さを知る作品にしたい」と語る。1972年に始まった演劇まつりは同実行委員会と市文化財団の 主催。

川崎の未来語り合う「市制100周年を勝手に祝う市民フォーラム」(1/18) 

地域で活動する市民や行政職員有志らが意見の違いを認めながら川崎の未来を語り合う「川崎市市制100周年を勝手に祝う市民フォーラム」を18日、市国際交流センターホール(中原区)で開き約100人が参加した。「人がいてまちがある~市民自治を考える~」セッションでは、市職員の経験を踏まえ大阪学院大の鴻巣玲子教授が2004年に政令指定都市で初めて制定された市民自治条例について発表した。市民団体のブースでの活動内容の紹介や参加者とやり取りする「市民社会マルシェ」もあった。

市民手作りの「しんゆり映画祭」30回目で20作品上映(10/26)

市民らの手作りによる「第30回KAWASAKIしんゆり映画祭」が26、27日、31~11月4日の7日間、市アートセンター(麻生区)で開催される。2回目からはスタッフを公募、今年は市民約50人が上映作品の選定などを進め、カンヌ国際映画祭男優賞受賞の役所広司主演「PERFECT DAYS」(2023年)をオープニングに20作品を上映。市ゆかりの監督らの作品として「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」(79年)、今村正平監督「うなぎ」(1997年)、岡本喜八監督「大誘拐RAINBOW KIDS」(91年)などを上映。

リニア地下掘削工事中止を 市民団体(6/28)

リニア中央新幹線の工事中止を求める市民団体「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」の天野捷一共同代表(市内在住)らは28日、記者会見し、JR東海に対し市内で始まった地下掘削工事の凍結と一層の情報開示を求めた。さらに市にも住民の懸念への積極的な対処を促した。また2020年の東京都調布市の住宅地が陥没した「東京外郭環状道路」の地下掘削工事と同様の技術をリニア工事も使うことから、地表への影響が出かねないと指摘した。

差別のない人権尊重条例は日本一先進的 施行4周年で市民団体(6/27)

「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は27日会見し、7月1日全面施行4年を迎える市差別のない人権尊重の街づくり条例について、刑事罰を設けた全国唯一の条例を日本一先進的と評価、罰則対象の差別的街宣活動が抑止され、川崎駅前読書会など市民による差別反対の文化が育っているとした。同日は市制100周年記念日でもあり市の人権施策の歩みを讃え、インターネット上のヘイトスピーチの抑止など反ヘイト施策の拡大を訴えた。

原発ゼロへ市民集会とデモ 震災から13年(3/10)

原発のない社会を目指す市民集会「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」が10日、中原平和公園(中原区)で行われた。原発事故の翌年2012年から毎年行われ、約千人が参加した。脱原発弁護団全国連絡会の海渡雄一共同代表の講演、福島県いわき市から家族4人で自主避難した鴨下美和さん(53)の登壇があり、参加者は会場から武蔵小杉駅まで約1㌔をデモ行進した。

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