卒業アルバム掲載個人情報漏洩か 制作委託業者に不正アクセス(4/4)

市教育委員会は4日、市立小学校12校の卒業アルバムに掲載された卒業生や教職員計5840人の個人情報が漏洩した恐れがあると発表した。2020~23年度の卒業アルバム制作を委託された市内の写真館2社が再委託したさいたま市の業者のサーバーに不正アクセスがあり、保存されていた卒業生らの氏名や写真等が閲覧された可能性がる。現時点では情報の悪用は確認されていないが今後、業者には履行済みの個人情報の速やかな廃棄等の徹底を図るとしている。

市立看護大学院開学 初の入学式27人(4/2)

今春開学した市立看護大学大学院と同大学(幸区)の合同入学式が2日、行われた。27人の大学院生は大学の新入生100人と共に宣誓、坂元昇学長が式辞を述べた。大学院は「看護学研究科看護学専攻」の博士前期課程(2年)20人、博士後期課程(3年)7人で同大学の第1キャンパス、JRと京急川崎駅近くのビル内に新設の第2キャンパスで学ぶ。2022年に3年制の短期大学から4年制に移行して開学した同大学は全4学年計397人となった。

6年ぶり115校目市立小学校 新川崎地区に新設(3/20)

大規模マンションの開発で人口急増の幸区新川崎地区で、4月に開校する市立新小倉小学校の竣工式が20日、行われた。市内115校目の市立小学校で、小学校の新設は2019年度の小杉小(中原区)以来6年ぶり。総数約2500戸のマンション群の建設が進み、初年度約540人の児童が通う。総事業費は約99億円。4階建て普通教室36室、児童数のピーク時(2030年1200人超)に対応し2~4階の多目的教室を普通教室に転換可能。防災活動拠点として体育館に空調を完備、15基のマンホールトイレを設置。

「友だちに薦めたい1冊」コンクール 藤嶋昭賞に虹ヶ丘小の阿部君(2/16)

小学生を対象にした「友だちに薦めたいこの1冊コンクール」の表彰式が16日、かながわサイエンスパーク(高津区)で行われた。科学教育普及のため学校に本を寄贈している公益財団法人「東京応化科学技術振興財団」(中原区・藤嶋昭理事長)の主催で3回目。作文とイラスト部門に計4千点の応募があり、最優秀賞7点、優秀賞15点などが選ばれた。最高賞の藤嶋昭賞にかこさとし著「ピラミッド その歴史と科学」を作文にした市立虹ヶ丘小6年阿部慎之助君(12)が選ばれた。

はるひ野小中学校停電で臨時休校 21年以降3校5件目(2/14)

市教育委員会は24日、市立はるひ野小中学校で13日夜に受変電設備の故障に伴う停電で校舎や体育館の電気系統が使えないため、14日は臨時休校したと発表した。原因は高圧ケーブルの絶縁不良で、市立学校では2021年度以降3校5回目。経済産業省は23年12月、更新推奨時期に満たない高圧ケーブルでも事故発生の恐れがあり、定期点検と劣化がある場合の速やかな交換を注意喚起した。同校は年1回の定期点検でケーブルの状態を確認していた。

東高津中2年・天野さん市長賞 中学校給食献立コン(1/31)

市が実施する「中学生給食献立コンクール」で、過去最多の2075点の応募の中から市長賞を受賞した東高津中学2年の天野塁さん(14)の表彰式と試食会が31日、同校で行われた。コンクールは2018年から始まり、市制100周年の今年のテーマは「これからの100年に向けて川崎の子どもたちに伝えていきたい献立」。天野さんは「栄養バランス満点!風味豊かな彩り給食」テーマに、主菜「じゃがいもと鶏肉の甘辛炒め」、副菜「ピリ辛ナムル」、「しょうがの根菜汁」の献立を考案した。

大島小学校プールの水流出 賠償請求せず(1/29)

市教育委員会は29日、市立大島小学校(川崎区)で昨年12月、教頭がプールの水を止め忘れ、約1.7杯分(推定約620㎥)の水が流出したと発表した。損害額は約51万円で過失の程度や自動止水装置がなかったことなどから損害賠償請求はしない。プールの注水作業ミスでは2023年に市立稲田小であり男性教諭と校長に損害額の半額約95万円を請求したが、このケースは教諭が通常と異なる操作をしていて重過失に近いとしている。

授業時間数不足 卒業までに確保、市立宮崎中学校(1/22)

宮前区の市立宮崎中学校で、3年生の授業時間数が学習指導要領で定められた年間基準時間に足りなくなる見通しであることが22日わかり、授業数を増やすなどして卒業までに基準分の確保を目指す。同校では学校行事や面談などに対応するため、本来1コマ50分の授業を一部の日程で45分に短縮して実施、年間基準授業時間数1015コマ(1コマ50分)に対し19コマ不足が判明した。授業時間不足は市内で初めのケース。

「心身障害者の成人式」今年で幕 183人参加(1/18)

市立特別支援学校の卒業生らが集う「市心身障害者二十歳を祝う会」が18日、高津市民館で開かれ新成人183人が門出を祝った。中央支援学校や田島支援学校、聾学校などの卒業生に恩師が一人一人名前を読み上げた。市主催の成人式への出席が難しい障害者向けに1989年から実施してきたが、市は共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育の重要性が叫ばれるなか、心身障害者の枠組みでの開催の続行は難しいと判断、開催開催意義などを検証の上、今回で幕を下ろすことになった。

市立聾学校生徒らの個人情報記載票不明 窃盗の被害届提出(12/24)

市教育委員会は24日、聴覚障害のある子どもたちが通う市立聾学校(中原区)で、個人情報を記載した「幼児・児童・生徒個人票」(卒業生らを含む50人分)と「教職員電話連絡網」(65人分)が所在不明になったと発表した。個人票には氏名、住所、身体障害者手帳記載事項、通学経路などが記されていた。同校は盗まれた可能性もあるとして中原署に窃盗の被害届を、連絡網については遺失届を提出した。

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