「友だちに薦めたい1冊」コンクール 藤嶋昭賞に虹ヶ丘小の阿部君(2/16)

小学生を対象にした「友だちに薦めたいこの1冊コンクール」の表彰式が16日、かながわサイエンスパーク(高津区)で行われた。科学教育普及のため学校に本を寄贈している公益財団法人「東京応化科学技術振興財団」(中原区・藤嶋昭理事長)の主催で3回目。作文とイラスト部門に計4千点の応募があり、最優秀賞7点、優秀賞15点などが選ばれた。最高賞の藤嶋昭賞にかこさとし著「ピラミッド その歴史と科学」を作文にした市立虹ヶ丘小6年阿部慎之助君(12)が選ばれた。

はるひ野小中学校停電で臨時休校 21年以降3校5件目(2/14)

市教育委員会は24日、市立はるひ野小中学校で13日夜に受変電設備の故障に伴う停電で校舎や体育館の電気系統が使えないため、14日は臨時休校したと発表した。原因は高圧ケーブルの絶縁不良で、市立学校では2021年度以降3校5回目。経済産業省は23年12月、更新推奨時期に満たない高圧ケーブルでも事故発生の恐れがあり、定期点検と劣化がある場合の速やかな交換を注意喚起した。同校は年1回の定期点検でケーブルの状態を確認していた。

東高津中2年・天野さん市長賞 中学校給食献立コン(1/31)

市が実施する「中学生給食献立コンクール」で、過去最多の2075点の応募の中から市長賞を受賞した東高津中学2年の天野塁さん(14)の表彰式と試食会が31日、同校で行われた。コンクールは2018年から始まり、市制100周年の今年のテーマは「これからの100年に向けて川崎の子どもたちに伝えていきたい献立」。天野さんは「栄養バランス満点!風味豊かな彩り給食」テーマに、主菜「じゃがいもと鶏肉の甘辛炒め」、副菜「ピリ辛ナムル」、「しょうがの根菜汁」の献立を考案した。

大島小学校プールの水流出 賠償請求せず(1/29)

市教育委員会は29日、市立大島小学校(川崎区)で昨年12月、教頭がプールの水を止め忘れ、約1.7杯分(推定約620㎥)の水が流出したと発表した。損害額は約51万円で過失の程度や自動止水装置がなかったことなどから損害賠償請求はしない。プールの注水作業ミスでは2023年に市立稲田小であり男性教諭と校長に損害額の半額約95万円を請求したが、このケースは教諭が通常と異なる操作をしていて重過失に近いとしている。

授業時間数不足 卒業までに確保、市立宮崎中学校(1/22)

宮前区の市立宮崎中学校で、3年生の授業時間数が学習指導要領で定められた年間基準時間に足りなくなる見通しであることが22日わかり、授業数を増やすなどして卒業までに基準分の確保を目指す。同校では学校行事や面談などに対応するため、本来1コマ50分の授業を一部の日程で45分に短縮して実施、年間基準授業時間数1015コマ(1コマ50分)に対し19コマ不足が判明した。授業時間不足は市内で初めのケース。

「心身障害者の成人式」今年で幕 183人参加(1/18)

市立特別支援学校の卒業生らが集う「市心身障害者二十歳を祝う会」が18日、高津市民館で開かれ新成人183人が門出を祝った。中央支援学校や田島支援学校、聾学校などの卒業生に恩師が一人一人名前を読み上げた。市主催の成人式への出席が難しい障害者向けに1989年から実施してきたが、市は共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育の重要性が叫ばれるなか、心身障害者の枠組みでの開催の続行は難しいと判断、開催開催意義などを検証の上、今回で幕を下ろすことになった。

市立聾学校生徒らの個人情報記載票不明 窃盗の被害届提出(12/24)

市教育委員会は24日、聴覚障害のある子どもたちが通う市立聾学校(中原区)で、個人情報を記載した「幼児・児童・生徒個人票」(卒業生らを含む50人分)と「教職員電話連絡網」(65人分)が所在不明になったと発表した。個人票には氏名、住所、身体障害者手帳記載事項、通学経路などが記されていた。同校は盗まれた可能性もあるとして中原署に窃盗の被害届を、連絡網については遺失届を提出した。

学校給食無償化求め陳情 来年度給食費値上げに市民団体(12/16)

市教育委員会が物価上昇を理由に2025年度から小中学校などの給食費の値上げを決めたことに対し、市民団体「学校給食の無償化を求める川崎市民の会」は16日、陳情と賛同署名計2万7842筆を市議会に提出した。給食費の改定は小学校が6年ぶりで1食270円から317円、中学校が7年ぶりで320円から376円に値上げする。同会は、無償化は東京の全23区など全国でも4割が実施しており、市は黒字なのに流れに逆行しているとしている。

企画展「風船爆弾、本土決戦準備と女の子たちの戦争」 明大平和教育登戸資料館(11/20)

太平洋戦争末期に旧日本軍が強い期待をかけた風船爆弾に焦点を当てた企画展「風船爆弾作戦と本土決戦準備―女の子たちの戦争―」が明治大学平和教育登戸研究所資料館(多摩区)で20日から来年5月31日まで開催される。同大生田キャンパス敷地内にあった旧陸軍登戸研究所で研究・開発された風船爆弾は「決戦兵器」と位置付けられ、13~16歳の女学生の動員で和紙を貼り合わせた直径約10㍍の風船爆弾の気球部を製作、米国本土へ向け9300個が発射された。同展ではその結末や陸軍がなぜ強くこだわったか、本土決戦準備などを明らかにする。

産地偽装容疑で寿食品社長ら逮捕 市教育委検査で発覚(11/13)

市教育委員会の産地判別検査により発覚した学校給食用食肉の産地を国産と偽った事件で、神奈川県警は13日、不正競争防止法違反容疑で食品加工会社「寿食品」(相模原市)=破産手続き中=社長の鹿島敏裕容疑者(63)ら5人を逮捕した。昨年5~10月、市、相模原、厚木、多摩、稲城、府中の計6市の学校給食センターなどに外国産を含む豚肉と鶏肉を納品した容疑。「10年以上前から外国産を混ぜることが常態化していた」という。市教委はその後、検査の回数や検体を増やすなど態勢を強化した。

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