武蔵小杉駅大行列 タワマンは停電続く(10/15)

台風19号の記録的な豪雨により中原区の武蔵小杉駅や47階建てマンションの電気設備が冠水し、大きな影響が出た。JR武蔵小杉駅では15日新南改札(横須賀線口)が一時使えなくなり、ホームに上がるエスカレーターとエレベーターも止まり朝夕のラッシュ時には長い行列ができた。またタワーマンションでは地下3階の配電設備が水につかり、停電が発生、エレベーターは動かず、水道も使えない状況となった。水害対策用の止水版が設置されていなかったことが要因の一つとの指摘もある。

記録的な豪雨で市内の河川氾濫 台風19号(10/12)

伊豆半島に上陸した台風19号の影響で、市内では12日夜に平瀬川が氾濫するなど各地に被害が出た。高津区と中原区の多摩川支流に近い5か所以上で浸水があり、約1360件の被害があった。避難所に避難した人は過去最多の33,150人で、高津区では60代男性が浸水した自宅で死亡した。中原区の特別養護老人ホームは1階が浸水し、入所者約120人が上階に避難した。市は空いている市営住宅など76戸に長期避難者を受け入れる。また川崎区沖に台風を避けて停泊中のパナマ船籍の貨物船が沈没し、乗組員12人のうち4人は救助されたが中国人ら7人死亡1人が行方不明。

川崎区で床上浸水17件 停電約4,800軒 台風15号被害状況(9/18)

市は18日、8日夜から9日未明にかけて記録的な強風と激しい雨で首都圏を直撃した台風15号による被害状況を発表した。川崎区で床上浸水17件、床下浸水27件、停電約4800軒、浮島町では護岸が壊れた。住宅の一部損壊は川崎、幸、中原、宮前の各区で計42件。倒木や枝折れなど樹木への被害289件、トタン屋根の破損やグラウンドの冠水などが233件あった。市は8日午後5時に災害警戒本部を設置。土砂災害警戒区域に住む約42800世帯の約94000人に、避難準備と高齢者らの避難開始を発令し、台風が市内を通過した9日には最大57世帯87人が避難した。

基準不適合のつり天井に対処 法改正で厳格化(6/10)

建築基準法の改正でつり天井の設置基準が厳格化されたことを受け、市は2025年までに法改正で不適合になった市役所第3庁舎1階玄関ホールや高津区役所市民ホール、国際交流センターホールなど計31施設のうち、解体予定の第2庁舎議場など3施設を除く28施設37室を改修する。20年4月から順次改修作業に着手するが、現時点で改修費用は約70億円。市は東日本大震災でミューザ川崎シンフォニーホールのつり天井が脱落し改修したほか、17年度までに避難施設に指定の小中学校のつり天井計42室を撤去している。

高潮浸水最大5㍍想定 市中心部の被害甚大(4/19)

県は19日、想定しうる最大規模の高潮が起きた場合の東京湾沿岸の「高潮浸水想定区域」を指定し、住民らの避難の目安となる「高潮特別警戒水位」を全国で初めて設定した。浸水の深さ(浸水深)の最大はJR川崎駅北口周辺で5㍍程度、同駅の他の周辺でも3㍍程度で、多摩川と鶴見川に比較的近い幸区・川崎区は浸水被害が甚大となる可能性がある。二つの区の境にある川崎駅周辺は広範囲で浸水深1㍍以上、川崎区内では浸水継続時間が12時間から3日間に及ぶエリアが出現する懸念もある。今回の指定を受け、自治体は住民への避難対策を促す高潮ハザードマップを作製する。

災害時情報共有 かわさきFMなど国道246号線沿い3局(4/2)

国道246号線沿いのコミュニティ―FM3局が、災害情報や観光情報を相互に共有発信する連携協定を結んだ。かわさきFM(中原区)、エフエム世田谷、FMサルース(横浜市青葉区)は、災害発生時に各局の放送エリアを超えた情報を互いに発信することで、国道を利用して帰宅する人に適切な情報を提供する。平時は互いのエリアの生活、文化、観光情報を発信し、沿線と周辺エリアの交流拡大などを目指す。

県「資源配分計画」を策定し3政令市と覚書 災害救助法改正(12/27)

大規模災害時に被災者支援の権限を都道府県から政令指定都市に移管する改正災害救助法の来年4月の施行に向け、県は「資源配分計画」を策定し、27日川崎、横浜、相模原の各市と覚書を結んだ。県による広域調整の下、公平で迅速な救助活動ができるよう3政令市と一般市町村で分け合う救援物資や仮設住宅の割合などを明記。計画策定は全国初で、水や食料、生活必需品、輸送拠点や災害医療チームといった「資源」配分の目安について大規模地震の被害想定を踏まえ設定している。

川金HDもデータ改ざん 川崎競輪場の制振装置(10/23)

土木建築機材などを手掛ける川金ホールディングス(HD、埼玉県川口市)は23日、子会社の光陽精機(茨城県筑西市)が製造し、川金コアテック(川口市)が出荷する免震・制振装置で検査データの書き換えがあったと発表した。市によると川崎競輪場(川崎区)のメインスタンドに改ざんされた制振装置が使用され、2014年3月から16年2月に行われた耐震補強工事に伴い設置されたとしている。

市内改ざん疑い16件 免震装置不正KYB(10/19)

油圧機器メーカーKYBと子会社による免震・制振用装置の検査データ改ざん問題で県は19日、県内の71物件に国の基準などに不適合の疑いのあるオイルダンパーが設置されていると明らかにした。川崎市に16件、横浜市に31件あり、用途はマンションなどの住宅が25件と最も多くなっている。市は、市関連施設が4件含まれるが、市立井田病院と中原消防署のほか2件は民間施設と区分所有している建物のため、名称などは公表しないとしている。

ご当地アイドル「純情小町」を詐欺防止「川崎防衛隊」に任命(10/15)

市と県警の市警察部は15日、市を拠点に活動する4人組のご当地アイドル「川崎純情小町☆」を、高齢者の子どもや孫世代に振り込め詐欺の被害防止啓発活動を行う「特殊詐欺一掃☆川崎防衛隊」に任命した。純情小町が登場する啓発パンフは、迷惑電話防止機器や着信転送サービス、固定電話を留守電に設定するなどの対策を紹介している。1万8千部を作成し、区役所、警察署などで配る。

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