市の本年度「中学校給食献立コンクール」で市長賞に選ばれた市立犬蔵中学校(宮前区)1年の小林志麻さんの献立が20日、同中で試食された。小林さんの献立のテーマは「アジアを旅する昼ごはん!」。主食は台湾料理の一つ「ルーロー飯」で煮込み豚肉を麦ごはんにかけたもの。他にホウレンソウ、ニンジン、モヤシをゴマ油と塩、鶏がらスープなどで味付けした韓国料理「ナムル」、アジア風のスープ、牛乳といった内容。コンクールは生徒の食と給食への関心を高めてもらおうと昨年度から実施し、今回は市内各校から1339点の応募があった。市は全中学校に小林さんの献立を提供する。
「ニュータンタンメン」味のポテトチップス商品化 カルビー(1/11)
カルビー(東京都千代田区)は川崎のソウルフードとして親しまれている「ニュータンタンメン」にちなんだポテトチップスを考案し、11日麻生区で開かれたJ1川崎フロンターレのイベントでお披露目した。ニュータンタンメンは「元祖ニュータンタンメン本舗」(川崎区)が提供する溶き卵を使いニンニクと唐辛子で味付けした辛いスープが特徴のラーメンで、フロンターレ、市と協力し、味付けやパッケージのデザインを決めた。カルビーは47都道府県の「地元ならではの味」をポテトチップスで再現するプロジェクトを展開しており、今年度の県の味として2月17日から期間限定で発売する。
ご当地の餃子が一堂に 「全国餃子まつりinかわさき」(8/24)
川崎を「餃子の街」として盛り上げようと、市内23の中華料理店などでつくる「かわさき餃子舗の会」が主催する「全国餃子まつりinかわさき」が24日、川崎競輪場(川崎区)で始まった。有名店の15ブースが並び、特性の味噌だれでさっぱり食べられるかわさき餃子のほか、浜松市や津市などのご当地の餃子が一堂に会した。10万人が来場した2017年に続くもので、「またやってほしいという声がお客さんや同業者から寄せられた」という。催しは25日まで。
「辛さ控えめ」川崎生まれの唐辛子 味の素と市が開発(8/19)
味の素と市、JAセレサは19日、川崎生まれの唐辛子の新品種「香辛子(こうからし)」を発表した。味の素が中央研究所(川崎区)で、市農業技術支援センターの協力を得て開発したもの。唐辛子に含まれる基礎代謝の向上などが期待できる辛味成分「カプサイシン」を同様の効果が見込まれる「カプシエイト」に置き換えた品種で、辛さはカプサイシンの千分の1と控えめで、フルーティな香りが特徴。辛みが弱いため生でも食べられ、トマトの10倍以上のカロテノイド、レモンと同等のビタミンCも含む。JAセレサ川崎の直売店で販売し、20日以降順次香辛子を使った食パンや水キムチなどを市内企業が販売する。
伝統野菜のらぼう菜に新品種 市農業技術支援センター(3/8)
市は8日、「かわさき農産物ブランド」に認定されているアブラナ科の野菜「のらぼう菜」の新品種を開発したと発表した。のらぼう菜は多摩区菅地区を中心に江戸時代から栽培されている伝統野菜で、2~4月頃が旬。甘みがあってくせがなく、歯触りもよい。市農業技術支援センターが2006年から育成を開始、改良を重ね17年に農林水産省に出願、今年2月に品種登録された。味や栄養価は同じだが、より色鮮やかで葉や茎に光沢があり、お浸しや炒め物のほかパスタやうどんの具材としてもおすすめという。
かわさき発の「熟成魚」 うまみ凝縮し独特の食感(11/15)
市内多摩区のベンチャー企業ミートエポック(跡部美樹雄社長)と川崎北部市場水産仲卸協同組合(種村誠二理事長)が明治大学農学部(多摩区)とともに共同開発した技術による新商品「発酵熟成熟鮮魚」のお披露目会が15日、市北部市場で開かれた。魚は通常、1週間ほどで腐敗が始まるが、エイジングシートで魚を包み20~25日間の熟成で、うまみと独特の食感が引き出され、長期熟成にもかかわらず新鮮さも保たれるという。同市場のほか、川崎、横浜、豊洲のすし店や通販サイトで同日から販売が始まった。
ダイエー フードバンクかわさきとの連携開始(8/22)
スーパーマーケットのダイエー(東京都)は食品廃棄物の削減に貢献するため、県内10店舗でフードバンクかわさき(多摩区)との連携を始めた。フードバンク活動は、賞味期限内でも廃棄処分されてしまう食料品を必要としている人に届け、無駄に廃棄される食品を減らす環境保全活動。毎月第3月曜日からの7日間、店内に回収ボックスを設置。対象となる食品は未開封、賞味期限まで1か月以上、常温保存可能、製造者または販売者の表示、成分表示またはアレルギー表示があること。
市立中でタニタ監修の給食始まる(5/9)
市立中学校で9日、健康計測機器メーカー「タニタ」(東京都板橋区)が献立を監修した給食が始まった。季節ごとに年間4回提供する市とタニタの包括協定に基づく取り組みで、食育に関する特別授業も行われた。この日は北部学校給食センターが配送する12校が対象で、タニタの栄養管理士と市の栄養士が1年がかりで考案し、「タニタ食堂」のレシピの特徴である栄養バランスや食感を重視した献立が提供された。
給食残さない7割」市立中学生にアンケート(3/23)
市教育委員会は、昨年12月にすべての市立中学校で実施された給食に関する生徒への初めてのアンケートを行った。給食を「おいしい」と答えた生徒は83.3%、「いつも残さず全部食べる」は68.6%、給食を残した理由として「嫌いな(苦手)物があるから」が61.9%で最多だった。福田市長は、「食べ残されるのはひじきや切り干し大根など最近の家庭であまり作られないもののようで、そうした食材に含まれる栄養などを教え食育につなげないといけない」と改善に取り組む意向を示した。
全国の餃子集結 国内最大級祭典(9/23)
名物餃子が大集合した「全国餃子まつりinかわさき」が23日、川崎区の川崎競馬場で始まった。宇都宮市、浜松市など餃子によるまちおこしを進める団体をはじめ計35店が出店した。実行委員会は「中国料理店の餃子が有名な川崎の知名度を上げようと初開催した。2日間で約8万食が販売できそう」という。