19日の市議会定例会で、職員の長時間労働をめぐる三宅隆介議員(無所属)の一般質問に対し、市は昨年度、時間外勤務など年720時間超の職員1373人(市長事務部局117人、教育職員1179人、病院局、上下水道局など77人)、1500時間超21人(教育職員20人、病院局1人)、2千時間超1人(教育職員)と答えた。職種によって適用は異なるが、労働基準法36条の適用職員は年間の上限360時間、予見できない業務量の増加などの場合720時間で、市長は早急に是正に向けた対策を講じるよう指示するとした。
こども食堂に神奈川ブランド米100㌔寄贈 川崎信金新人研修の収穫米(12/17)
川崎信用金庫(川崎区)は17日、新入職員が研修で苗を植えた神奈川のブランド米「はるみ」100㌔を子ども食堂支援のNPO法人かわさきこども食堂ネットワークに寄贈した。同信金は創立100周年を機に、「三角おむすび」発祥の地・川崎にちなみ「誰ひとつぶ取り残さない」を合言葉にキャラクター「かわむす」を発表。収穫したコメは子ども食堂を継続的に支援する川崎フロンターレと川崎ブレイブサンダースが橋渡し、両チームからものり430袋が寄贈された。
学校給食無償化訴え陳情 市民団体(12/15)
市民団体「学校給食の無償化を求める川崎市民の会」は15日、2026年度からの市立小中学校・特別支援学校の給食無償化を求める陳情書と1万4058筆の署名を市議会に提出した。25年度は1食当たり小学校47円増の317円、中学校56円増の376円に値上げしたが、市の一般財源の活用で保護者からの徴収は据え置かれた。26年度は小学校335円、中学校397円の値上げが予定されている。国は自民、公明、日本維新の会が合意、来年度からの小学校無償化を予定。
作詞「宮崎朝子・六年生一同」 新小倉小校歌初披露(12/13)
今春開校した新小倉小学校(幸区)で13日、ロックバンド「SHISHAMO」のギターボカリスト、宮崎朝子さんが児童と共に作った校歌が披露された。校歌づくりは児童が地域にゆかりのある市立川崎総合科学高(幸区)出身の宮崎さんに作成依頼の手紙を送り実現した。校歌には児童たちが考えた「新たな絆」「ともに歩む」「虹色のピース」など六つの言葉が入り、「自分をつくる」「未来をつくる」の二つは1,2番のテーマになった。作詞者名は宮崎さんと「令和七年度六年生一同」に。
等々力緑地の「築山」の解山式に300人 再編整備で平地に(12/7)
川崎フロンターレのサポーターや市民から親しまれてきた等々力陸上競技場のメインスタンド前にある「築山」が同緑地の再編整備に伴い解山されることになり7日、「ありがとう築山解山式」と題したイベントが行われた。築山は高さ3㍍程、横幅20㍍程の小さな丘で2015年2月にメインスタンド改築の際に出た土を使ってできた。当日はフロンターレサポーターら約300人が参加、洗足学園音楽大の演奏やトークショーが行われ、来場者がスコップで土を持ち帰る企画もあった。
元市議に83万円の返還命令 政活費の一部(12/8)
市は8日、秋田恵元市議に対して約83万円などの返還命令を通知した。横浜地裁での住民訴訟判決が11月に確定したことを受けた措置で、支払期限は12月26日。地裁判決は2021年度に支出された政務活動費のうち事務所経費の賃料などが「不適法な支出」と認定、市長に対して同市議に返還を求めるよう命じた。市はこれまで19~21年度の政活費の一部計約139万円について返還命令を計5回出しているが応じていない。
図書館と同じ分類法書棚に改装オープン 北野書店(幸区)(12/6)
幸区ゆかりの絵本作家かこさとしさん(1926~2018)もよく訪れた鹿島田駅前の北野書店が6日、リニューアルオープンした。多くの図書館が採用する「日本十進分類法(NDC)」に基づく本棚を書店として日本で初めて導入。「つながる本棚」と銘打ち、「かんがえる(哲学)」「ふしぎ(自然科学)」などのコーナー別に約1万7千冊を揃える。前日のプレオープンの式典には名誉市民の藤嶋昭東京応用化学技術振興財団理事長が期待を込めて挨拶した。
故成田真由美さん名誉文化大使に 新任は石田さんとsumika(スミカ)(12/4)
市は4日、第12期市民文化大使に新たに、神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロコンサートマスターの石田泰尚さん(多摩区出身)と市を拠点に音楽活動を展開する市出身のバンド「sumika(スミカ)」の2組を決定した。再任は10組、任期は今月1日から2年間。第2期から同大使を務め、9月に亡くなったパラリンピック競泳女子で金メダル15個を獲得した成田真由美さんの功績をたたえ、「名誉文化大使」の称号を授与した。
特別市の早期法制化を林総務大臣に要請 福田市長(12/4)
指定都市市長会(全国20の指定都市市長で構成)は4日、「特別自治市」の早期法制化を市長会の「多様な大都市制度実現プロジェクト」の座長を務める福田市長が代表して、林総務大臣に報告書を手渡し、要請活動を行った。報告書には法制化に向けて地方自治法の改正案が示され、地方制度に関する重要事項を調査審議する地方制度調査会での議論の加速などを求めた
「かわさきマイスター」新たに5人認定(12/3)
市は市内最高峰の匠に贈られる称号「かわさきマイスター」に新たに5人を認定し、3日認定証授与式を行った。認定者は、型枠大工の伊波晃さん(61中原区)、溶接工の高島誠さん(50川崎区)、産業洗浄技能士の長谷川功さん(52同)、弦楽弓製作の福田耕八さん(66多摩区)、平面研磨加工の箕輪佳伸さん(59川崎区)。今年度は15人が応募し選考委員会の審査で5人が選ばれ、1997年度からこれまでに86職種134名を認定した

