新教育長に宮前区長の小田嶋氏(2/21)

市は21日、市教育委員会教育長に宮前区長の小田嶋満氏(60)を任用する方針を明らかにした。任期は3年で、渡辺直美教育長(63)は3月末に任期満了を迎える。小田嶋氏は市立中の教員や市教委事務局の多摩区・教育担当を経て、同事務局教育部長を務め、2017年4月から現職。渡辺氏は教育長を任期2年の旧制度で2期、任期3年の新制度で1期の計7年務めることになる。

外国人向け生活相談窓口 国際交流センターに整備(2/21)

外国人労働者の受け入れ拡大に向けた改正出入国管理法の成立を受け、市は行政手続きについての相談や生活に関する情報提供を行う「外国人総合相談窓口」を市国際交流センター(中原区)に整備する。関連予算1千万円などを盛り込んだ2018年度補正予算案を21日、市議会に提出した。同センターは7言語対応の生活相談コーナーがあり、その機能を11か国語に拡充するほか、外国人パンフレットなどの作成や翻訳機を新たに導入する。

川崎大師の「念仏」を市文化財に指定(2/15)

市教育委員会は、川崎大師平間寺(川崎区)で行われている「川崎大師引声(いんじょう)念仏・双盤念仏」を市文化財(重要習俗技芸)に指定した。引声念仏は1834年、当時の和尚が本堂再建を期して始められたとされ、弘法大師像前の御簾を開閉する際の約十分間、鉦をたたきながら長く伸ばして節を付けた念仏を唱える。双盤念仏は1897年頃に始まり、三つの鉦と一つの太鼓を使い、十四の曲目の念仏と鉦で約四十分間続く。市内の仏教芸能を考えるうえで重要として、市文化財審議会の答申を受け8日指定された。

車椅子を積み上げ愛を表現 岡本太郎賞に檜皮さん(2/14)

若手芸術家の登竜門「第22回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」の授賞式が14日、市岡本太郎美術館(多摩区)で行われ最優秀の岡本太郎賞は檜皮一彦さん(大阪市)の「hiwadrome:type spec3」に贈られた。作品は、車椅子20台を積み上げた高さ5㍍ほどのタワーでLED照明やプロジェクターなどが組み込まれ、光とダンスミュージックがクラブ空間をほうふつさせる。四肢に障害があり車椅子を利用する檜皮さんは、作品名を自分の名字とシンドロームを掛け合わせた造語で愛を表すと話した。次点の岡本敏子賞は風間天心さん(札幌市)の作品が選ばれた。

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