市民活動団体一堂に「ごえん楽市」開催(2/2)

市内の市民活動団体が一堂に会し、日ごろの活動を紹介する「ごえん楽市」が2日、中原市民館で開かれた。楽市には「かわさき・食と農のコミュニティ」や「川崎の親子を考える会」など、まちづくりや防災、福祉、人権などに取り組むNPO法人や市民グループなど89団体(過去最多)が参加した。また、来場者が考えるまちづくりを付箋に書いて張り出すコーナーや、社会課題を絵に描き出すワークショップなども行われた。

入江崎水処理センター再整備完成式典(1/30)

老朽化に伴い再整備が進められてきた市入江崎水処理センター(川崎区)の完成式典が30日開かれた。小学校の応募で愛称が「ワクワクアクア」に決まり4月オープンする広報施設も公開され、主に小学生向けの学習や市民の見学、国内外からの視察に対応する。4階のバーチャル体験展示室では、上下水道を巡る「水の旅」を体験できるほか、大雨時に雨水をためる「貯留管」の内部を体験できるコーナーを設けた。2階の水質試験室では下水処理で活用する微生物を顕微鏡で観察できる。

フロンターレが「スポーツ振興」に市へ1億円寄付(1/30)

サッカーJ1川崎フロンターレはスポーツ振興に充ててほしいと市に1億円を寄付した。市への寄付は3度目で、過去にナビスコ杯(当時)で準優勝した際は賞金5千万円を寄付しているが、今回は過去最高額。フロンターレはリーグ連覇を果たすなど好調で、ホーム戦でのチケットの完売が相次ぎ、グッズ販売の収益も伸び、今期の営業利益は過去最高並みという。30日藁科義弘社長が市役所を訪れ、「何もないところから市民に支えられてここまで来られた。市民に還元したい」と話した。

京急駅名変更「産業道路」を「大師橋」に 来年3月から(1/25)

京急電鉄は25日、「産業道路駅」を来年3月から「大師橋駅」に変更すると発表した。同駅近くの上田町町内会の会長は、産業道路駅は排ガスや公害のイメージがあり、時代にそぐわないと駅名変更を喜ぶ。また大師銀座商店街の会長は、川崎大師の門前町として発展してきた地域なので「大師」の名が付くと親しみが持てそうと話した。駅名変更は創立120周年記念事業の一環で小中学生の公募案を参考に決められ、他に花月園前が花月総持寺、仲木戸が京急東神奈川、新逗子が逗子・葉山に変更される。

遊び心あふれる体験型にリニューアル 藤子ミュージアム(1/25)

川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区長尾)の2階の「みんなのひろば」が2011年の開館以来初めての大規模改修で、体験型の要素を重視した遊び心あふれる空間となった。中央には「のび太の家」が5分の1のスケールで再現され、「ボールコロコロ大騒動」の装置では転がるボールが通過するごとにモニターにドラえもんのいろいろな画面が現れる。「ギオンDEパチリ」はインスタ映えを狙った撮影コーナーで漫画の一コマになったつもりで記念撮影ができる。25日から一般公開する。

在日1世ら半生をつづり出版 識字学級で学び発売(1/23)

川崎区桜本にある交流施設「ふれあい館」で、日本語を学んだ在日コリアンの女性らがつづった生活史「わたしもじだいのいちぶです」(日本評論社)が出版された。差別や貧困など社会と時代に翻弄された半生がつづられている。本の題名は在日コリアン1世の92歳の徐類順さんの文章からで、ほとんど肉体労働で78歳まで働き、70歳で識字学級に通い始めた。識字学級の生徒の多くは戦前から日本に住む女性で、日系ペルー、ブラジル人もいる。参加者の一人が炭鉱労働の経験を作文にしたところ、出版社が注目しクラウドファンディングで制作費を集め出版した。全国の書店で2千円で発売中(税別)。

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