新型コロナウイルスの対策本部会議発足 多言語対応を指示(2/5)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け市は5日、「市新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を立ち上げた。今月上旬にも「帰国者・接触者相談センター」を市保健所に設け、電話相談に応じるとともに、「帰国者・接触者外来」で受診できる体制を整える。感染症が専門の岡部信彦氏健康安全研究所長は、「現時点で新型コロナウイルスの感染力は季節性インフルエンザと同じ程度と推測。手洗いやマスクによる衛生対策に努め落ち着いた対応を。人が大勢集まるイベントも現時点で自粛する必要はないと思う」と述べた。福田市長は外国籍の市民も多いことから多言語で対応するよう指示した。

星野リゾート川崎に6月開業 1泊2818円からのホステル(2/4)

星野リゾート(長野県軽井沢町)は4日、川崎区に都市観光客向けホステル「OMO3(おもすりー)東京川崎」を6月11日に開業すると発表した。複合商業施設「ラ・チッタデッラ」の近くで、JRや京急の川崎駅から徒歩10分圏内。他社が営業中のホステルを改装し引き継ぐもので、地上6階地下1階の227室、シャワーやトイレは共用になる。カーテンで仕切られた2段ベッドのドミトリータイプが(137室)が中心で1泊税別2818円からと低価格。高級ホテルの運営で知られる同社として初の業態となる。

「かわさき多摩川ふれあいロード」 サイクリングコースの新愛称(2/4)

市は4日、多摩川サイクリングコースの新愛称が「かわさき多摩川ふれあいロード」に決まったと発表した。募集した401点の愛称の中から、最終候補を4点に絞り込み市民対象のウェブ投票の結果選ばれた。市内の多摩川沿いには多摩川サイクリングコース(幸区多摩川大橋―多摩区菅20.2㌔)と多摩川河口青少年サイクリングコース(川崎区殿町3丁目―鈴木町3.5㌔)があり、いずれも歩行者優先の「遊歩道」の位置づけだが、名称から自転車優先というイメージが浸透していた。愛称は両コース共通。

姉妹都市瀋陽にマスク8万枚 新型肺炎で市が贈る(1/31)

中国を中心に新型コロナウィルスによる肺炎の感染拡大を受け、市は31日、姉妹都市の瀋陽市にサージカルマスク8万枚を支援物資として発送した。同市では10人以上の感染者が出ており、マスクなどの調達支援の相談を受けていた。市は新型インフルエンザなどに備え、職員が3週間使うことを想定して約93万枚のマスクを備蓄することになっており、今回は余剰分から提供した。ダンボール箱には中国語で「中国がんばれ!瀋陽がんばれ!川崎市は皆さまを応援します!」というメッセージを添えた。

懲戒免職の市職員氏名を公表 信頼回復へ市(1/31)

市は31日、懲戒免職となった職員について、同日付けの処分から氏名を公表すると発表した。これまで個人情報保護の観点から氏名を公表してこなかったが、信頼回復のためにはより厳しい対応が必要と判断、昨年10月、市情報公開運営審議会に諮問し、「公表は妥当」と答申された。本年度懲戒免職処分の職員6人はいずれも氏名を公表していない。20の政令指定都市のうち、氏名を公表していないのは市を含め6市で、横浜市は戒告以上の懲戒処分すべてに公表している。

市議会会派「チーム無所属」解散 ヘイト条例巡り意見相違(1/30)

市議会の会派「チーム無所属」(5人)は月本琢也団長が30日、議長に解散届を提出し31日付で解散した。昨年12月に成立したヘイトスピーチ条例への対応を巡り意見が分かれ、本会議の採決で拙速とする2議員が退席、賛成した神奈川ネットの議員が会派離脱の意向を伝えていた。チーム無所属は昨年5月無所属議員4人と地域政党「かながわネットワーク運動」の公認1人で結成されたが、5人は当面無所属で活動する。

藤島財団理事長監修の科学本など寄贈 子どもたち向け図書3100冊(1/30)

公益財団法人「東京応化科学技術振興財団」(中原区)が科学教育の普及・啓発の一環として、かわさき市民活動センターに小学生向け推薦図書計3100冊を寄贈したことを受け、子どもたちが感謝の気持ちを伝える催しが30日「小杉小わくわくプラザ」(学童保育)で行われた。寄贈されたのは、同財団理事長で川崎市名誉市民の藤島昭さんが監修した「世界の科学者まるわかり図鑑」や『ピラミッドその歴史と科学』(かこさとし著)など。20冊を1セットとして同センターが管理運営する「こども文化センター」(児童館)や「わくわくプラザ」)など計155施設に届けられる。

ふれあい館爆破予告 市役所に脅迫はがき(1/29)

市は29日、多文化交流施設「市ふれあい館」(川崎区桜本)の爆破などを示唆する脅迫はがきが市に届いたと発表した。はがきは27日、特定の市職員に宛て勤務先の職場に届いたもので、ふれあい館を爆破すると書かれていたほか在日韓国人に危害を加える記述などがあった。同館には年明けにも在日コリアンを「抹殺」「殺していこう」などと書かれた年賀状が送り付けられている。市と川崎臨港警察署が施設を点検、不審物は見つかっていないが、市は29日にふれあい館に警備員を配置した。

市民ミュージアム収蔵品搬出3割 修復困難なものも(1/28)

昨年の台風19号で市市民ミュージアム(中原区)の地下収蔵庫が水没した問題で、市は28日、収蔵品約26万点のうち約22万9千点が被災したと発表した。これまで収蔵品の約3割を搬出し、今年度中をめどに残りの収蔵品の搬出する方針。搬出された収蔵品の中には、絵の具が流れた絵画や水に浸かった映画フィルム、原形をとどめない土器など修復が困難なものも確認された。それらの作品名や点数については「作者や関係者に先にお伝えしたい」などと詳細は明らかにしていない。建物と収蔵品の被害総額は約72億円。

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