プロのアーティストらに奨励金5万円支給(5/19)

市は19日、新型コロナウイルスの感染拡大で活動に支障が出ているプロのアーティストやスタッフらを応援するため、動画制作をする人に対し、1人当たり5万円(グループの場合は最大30万円)を支給する「市文化芸術活動支援奨励金」の募集を発表した。対象は①市内に住所または活動拠点がある②今年2月26日以前の1年間に市内で対価が支払われる活動をした実績がある③文化芸術活動の収入で生計を立てている④感染拡大により収入減が見込まれる、のすべてに当てはまり、ダンスや音楽演奏、短編アニメや絵画のライブ制作など、市民向けの動画作品を制作する人。市は600人相当の交付を想定している。6月10日までに市ホームページに必要事項を入力して送信する。

304客室「ホテルメトロポリタン川崎」開業 JR川崎駅西口(5/18)

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の下JR川崎駅西口に18日、「ホテルメトロポリタン川崎」が開業した。304ある客室は駅周辺では最大規模だが、開業を祝うセレモニーはすべて中止に。市内で客室数300超のホテルは少なく、地域活性化につながると期待されており、作品展示やイベント開催などを通じ芸術や音楽の魅力発信にも力を入れる。観光や出張などの自粛が求められる中「新築ホテルでテレワーク」とうたって、午前8時~午後8時に客室を利用できるプランを始めた。

変わる日進町簡宿 火災から5年(5/17)

川崎区日進町の簡易宿泊所(簡宿)2棟が全焼し、11人が死亡した火災から17日で5年を迎えた。市が訪日外国人(インバウンド)向け宿泊施設への改修を後押し、利用客にアパートなどへの転居を促した結果、簡宿は経営者の高齢化もあって半減し、利用客も4分の1まで減った。市は火災後、新たな来街者を呼び込むためインバウンドや女性客向けにリノベーション(大規模改修)する簡宿に費用助成制度を新設し、これまでに4棟が新装開業、1棟が近くリニューアルオープンする。簡宿で寝泊まりする生活保護利用者には、民間の賃貸住宅の紹介や引っ越し業者の手配など自立支援を強化した。

小規模事業者売り上げ減支援10万円 市が方針転換(5/15)

市は15日、新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが減少した個人店舗など小規模事業者に一律10万円の支援金を支給することを決めた。対象は売り上げが前年比30~50%減の事業者で、国の持続化給付金の対象(前年同月比50%以上の売り上げ減)に該当しない事業者で、約2万店を想定、総額20億円を見込む。独自施策としての現金給付を行わないとしてきた方針を撤回したもので、市議会は独自施策として協力金などの給付を求める付帯決議を全会一致で採択していた。

手編みマスクで緊急支援 宮前区のファッションブランド(5/15)

手編みのバッグなどを販売するファッションブランド「ビヨンドザリーフ(Beyond the reef)(宮前区)は、手編みのマスクを販売し、その売り上げを寄付する「編みマスク100枚ドネーションプロジェクト」を始めた。同社は高齢女性や主婦に活躍の場を提供しようと2015年に設立したが、コロナの影響で3月末に実店舗を閉め、現在はHPでの販売のみ。売り上げはNPO法人を通じて新型コロナ緊急支援事業の医療従事者に寄付。手編みのマスクは日本製のポリエステル糸を使っているためチクチクせず伸縮性があり、何度も洗って使える。7日に販売を始め100枚が完売、15日から70枚を再販する。

Top