量子技術・AI・半導体部門集約 幸区小向に東芝・新拠点(2/26)

東芝は26日、幸区の小向事業所内で新研究開発拠点「イノベーション・パレット」の開所セレモニーを行った。約3千人の研究者、技術者らを集約、約340億円を投じた施設は自社、パートナー企業や顧客などを「色」に例え混ぜ合わせで技術革新を生む場「パレット」と命名。量子技術やAI(人工知能)、半導体などの最新技術・サービスを実証し事業化加速を図る「ライブ実験場」の機能や異分野研究者の交流で「成長の種」創出を目指す共同スペースなども設けた。

ウクライナ侵攻2年で支援イベント 中原区ブレーメン商店街(2/24)

ロシアのウクライナへの侵攻2年の24日、現地や避難民を支援しようと中原区のモトスミ・ブレーメン通り商店街で、ウクライナ支援に取り組むメンバーや避難民らのコミュニティ「桜と向日葵(ひまわり)」と東欧支援協会によるチャリティーバザーなどのイベントが開かれた。避難民らが作った手編みの品々や支援グッズが並び、ウクライナ民謡などの演奏も披露。集まった支援金は止血剤を購入、現地に送るという。

市制100周年「飛躍祭」で記念事業スタート 6月29日開催(2/20)

市は20日、今年の市制100周年を記念する事業として「かわさき飛躍祭」を中原区等々力緑地一帯で6月29日に開催すると発表した。川崎と関係の深いアーティストのSHISHAMOやsumikaらを起用、一連の記念事業のスタートに位置付ける。飛躍祭は「100歳(ひゃくさい)」の語呂合わせ、①野外音楽イベント「かわさき100フェス」②スポーツ関連の「アッと等々力フェス」③サッカーJ1川崎フロンターレとサンフレッチェ広島の市制100周年記念試合で構成。

PFAS国指針値超2か所検出 高津区井戸調査(2/19)

市は19日、高津区北見方の井戸水から昨年10月国の暫定指針値(1㍑あたり50ナノグラム)を超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出され、追加調査を実施し、同所から前回と同水準の160ナノグラム、同所周辺4か所のうち1か所から91ナノグラムが検出されたと発表した。他の3か所は基準以下。汚染源は現時点で不明、市は健康被害がすぐ出るとは考えていないが、来年度も調査を続ける。

岡本太郎賞に熊本のつんさん 段ボールで空想のまち表現(2/16)

岡本太郎の遺志を継ぎ、新時代を創造する作家を顕彰する「第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」が16日発表された。最高賞の岡本太郎賞は熊本県菊池市のつんさん(42)で、段ボールの団地を4.5㍍に積み上げ空想のまちを表現したインスタレーション「今日も『あなぐまち』で生きていく」が選ばれた。次点の岡本敏子賞は東京都港区の三角瞳さん(35)の「This is a life.This is our life.」。国内外から621点の応募があり、22組が入選、特別賞を第1回以降最多の10人に。

市議に情報提供の部長級職員停職1か月 市上下水道局(2/16)

市上下水道局は16日、生田ふれあい広場(多摩区)の噴水ろ過装置導入の際に、福田市長の指示があったとするメモを巡る問題で資料や情報を無断で市議に提供したなどとして、部長級男性職員(59)を停職1か月の処分とした。職員から市議への情報提供を直接裏付ける証拠は確認できなかったが、資料や情報を公用パソコンから私用メールに送信、その内容が市議の質問と類似しているとした。メモを作成した職員と指示の話をした職員2名(係長級)は訓戒処分。

出張費不正受給などで教職員ら232人処分 市教委(2/15)

市教育委員会は15日、出張旅費の不正受給と出退勤登録の義務違反で、校長と教頭を含む計78人の教職員らを戒告や減給の懲戒処分、154人を文書訓戒などの処分にした。今回の処分は資料が残る過去20年で最大規模。自家用車で出張して公共交通機関使用の手続きをした不正受給3回以上の75人を戒告、2回以下の61人を文書訓戒に。不正受給の総額103万9606円は全額返納された。出退勤登録の義務違反では教職員36人と監督責任の管理職60人を処分した。

市制100周年記念クラフトビール完成 幸区の鍵屋醸造所(2/14)

市制100周年を記念して幸区南加瀬の「KEY CORPORATION鍵屋醸造所」がクラフトビールを造り、同社代表取締役の佐藤学さんが14日、福田市長に完成報告をした。330㎖入りの瓶で、苦みの強い赤ラベル、ほんのり甘くて麦本来のコクの緑ラベル、苦み控えめの青ラベルの3種類(3本セット税込み2200円)。商品名「Transparentトランスパレント」は英語で「透明」、どこにも染まらず一人ひとりが個性を発揮し、市の掲げる多様性の尊重とのリンクの願いを込めた。

特定地域を「燃やせ」 ネット投稿41件ヘイト認定(2/13)

市差別防止対策等審査会(会長・吉戒修一弁護士・元東京高裁長官)は13日、インターネット上で在日コリアン女性を排斥する投稿29件と、特定地区の在日コリアン住民に「燃やせ」と危害を加えるよう呼びかける書き込み2件をヘイトスピーチと認定した。継続審議になっていた1件について、「本邦外出身者を理由にした排除とは認められない」とし、諮問を受けて削除要請が妥当でない初の判断を示した。

友達に薦めたい読書コン入賞153点 東京応化科学技術振興財団(2/9)

科学教育の普及・啓発を目的に東京応化科学技術振興財団(中原区・藤嶋昭理事長)が主催する小学生対象の「友だちに薦めたいこの1冊コンクール」の入賞作品が9日発表された。42冊の推薦図書を対象に「読書感想文」、絵やイラストで表現する「本の帯」、短い言葉で紹介する「ポップ」の3部門に4062点の応募から藤嶋昭賞など入賞作品計153点が選ばれた。同財団は2014年から市内外の小中高校に約30万冊の図書を寄贈、出前授業なども行ってきた。

Top