「分断や格差に堂々とあらがう取り組みを」福田市長年頭あいさつ(1/6)

福田市長は仕事始めの6日、職員に対して年頭のあいさつを行い、持続可能な社会づくりについて市民と一緒に考える節目の年としたいとし、防災力強化に向けて地域住民とのつながりに力を注ぐ考えを示した。また、昨年制定した差別のない人権尊重まちづくり条例に触れ、差別の土壌を作ってしまったのは社会問題だとしたうえで、職員に対して「取りこぼしはないか、誰にも声をかけられない人はいないか、今を疑いながら」分断や格差を生むような社会に堂々とあらがう取り組みをやっていくよう求めた。

市出身の本田新五段 将棋タイトル棋王へ挑戦(12/27)

市出身の将棋棋士本田奎四段が27日、初めて参加した第45期棋王戦で佐々木大地五段に勝ち、渡辺明棋王への挑戦を決めた。本田さんは昨年10月にプロ入りし、同年12月に始まった棋王戦で予選から10連勝し、挑戦者決定戦を制した。将棋界にある八つのタイトル戦で、初回を除いて初参加の棋士が挑戦者になるのは初めて。プロ入りから1年4か月の挑戦は史上2番目のスピード記録。本田四段は同日付で五段に昇段した。

ネット上ヘイトに罰金命令 迷惑防止条例を初適用(12/27)

在日コリアンの女性を誹謗中傷する差別的な投稿をツィッターで繰り返し、川崎区の在日3世 崔江以子さんの名誉を傷つけたとして、川崎区検は27日、県迷惑防止条例違反の罪で藤沢市の男性(51)を略式起訴し、川崎簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。弁護団によると、インターネット上の差別的な書き込みに対し、迷惑防止条例違反が適用されたのは全国で初めて、同様の行為に対する抑止力となると評価している。

台風19号被災者支援1070万円寄付 フロンターレ(12/26)

サッカーJ1川崎フロンターレは26日、台風19号の被災者支援に役立ててほしいと市に1,070万円余を寄付した。寄付金はクラブからの1,000万円に加え、選手やスタッフ、サポーターらがホームの等々力陸上競技場などで集めた募金702,456円。マスコットのふろん太君とともに受納式に出席した長谷川幸雄シニアディレクターは「市民に支えられ、多くの恩をいただいている。今後も市民が困ったときに市民クラブとしてできることをやっていきたい」と話した。

ウィンブルドン・ジュニア優勝の望月選手にスポーツ特別賞(12/24)

市は24日、7月にテニスのウィンブルドン・ジュニア選手権の男子シングルスで優勝した望月慎太郎選手に、市スポーツ特別賞を贈った。望月選手は市立向小学校、富士見中学校出身で、同校1年の時から米・フロリダ州のIMGアカデミーにテニス留学し、6月の全仏オープン・ジュニアで四強入り。ウィンブルドン・ジュニアの日本勢の制覇は1969年大会の沢松和子選手以来で、男子では初。望月選手は「生まれも育ちも川崎。大好きな川崎で賞をいただき、今後苦しいこともあるかと思うが、川崎で育ったことを忘れず頑張りたい」と語った。

市内の待機児童197人 前年比55人減(12/23)

市は23日、認可保育所など市が認める保育サービスを受けられない待機児童が、10月1日時点で197人(前年同日比55人減)だったと発表した。利用申請者は同2,060人増の35,584人で過去最高を更新した。市の認可保育所や小規模保育園などの利用児童数は1,937人増の30,955で、希望する認可保育所に入れないなどの保留児童は123人増の4,629人となった。最長2歳まで延長できるようになった育児休業の申請者や企業主導型の保育施設に入る人が増えた一方、市独自の認定保育園に入る人は減った。

人権のまちづくりのベースが「夢パーク」に 子どもの権利条例シンポ(12/22)

2000年に全国で初めて制定された「子どもの権利条例」について考えるシンポジウムが22日、高津市民館で開かれた。条例制定を記念して毎年行われる「子どもの権利の日のつどい」のイベントの一つで、子どもたちの遊び場、居場所として作られた市子ども夢パーク(高津区)とフリースペースえん(同)が設立された経緯などが語られた。夢パーク所長の西野博之さんは「さまざまなマイノリティが暮らす川崎には誰一人取りこぼされずに生きられる人権のまちづくりがベースにあり、思いのある人たちがつながることができた結果だ」と話した。

「多摩川水害を考える会」 市民団体が発足(12/19)

10月の台風19号で浸水被害などを受けた市内の住民有志が19日、市民団体「台風19号 多摩川水害を考える川崎の会(仮称)」を発足させた。中原区で開かれた初の集会には住民約30人が参加、①第三者検証委員会の設置②被災者の生活再建のための完全賠償③速やかな再発防止策の提示と実行の3項目を市に求めている。団体は、浸水地域の市民らが自宅や周辺の被災状況を会員制交流サイト(SNS)で発信していたことでつながり結成された。

分割発注で随意契約の違法性認定 住民監査請求結果(12/19)

市監査事務局は19日、市教育委員会が随意契約で発注した市立小学校2校の補修工事について、不必要な分割発注などの違法性を認定した。元市職員の男性(70)が本来は競争入札で発注すべきなのに「軽易工事」に分割して発注し、随意契約したのは違法として、損害を補填するよう住民監査を請求していた。監査委員全体の意見として、見積もりを随意契約した発注先からしかとらず「不祥事防止の観点からも問題」、「組織的に不適正な事務処理が常態化」と指摘。監査委員4人のうち3人は発注が市に損害を与えたと認定、市職員OBの代表監査委員が損害を認めず勧告はできなかった。

市10大ニュース1位は「台風による被害」 今年の漢字は「互」(12/19)

市は19日、市民の投票で決める2019年の市10大ニュースを発表した。あらかじめ選定した候補への投票で11月21日から15日間受付け、投票者数は昨年の5765人を上回る1万123人で過去最多。1位は「台風19号により市に大きな被害」で5337票。以下、②川崎フロンターレJリーグYBCルヴァンカップ初優勝③多摩区登戸で殺傷事件発生④川崎フロンターレFUJI XEROX SUPERCUP2019初優勝⑤市差別のない人権尊重のまちづくり条例提案(12月12日可決、成立)。福田市長は一年を総括した漢字に「互」を選び、「地域の人々が互いに支えあう互助の重要性を認識」と述べた。