28日朝、多摩区登戸新町の路上で、男(51・麻生区多摩美)が登校中の小学生と保護者ら19名を刃物で襲い、私立カリタス小6年の女児(11)と外務省男性職員(39)の2人が死亡した。市消防局では119番通報で、午前7時54分多摩消防署の指揮隊が現場に到着、大量のけが人などが出た際に限られる「大規模救急出場」を初めて指令、救急車や消防車など計28台が出動し、現場に救命用テントを設営。後続隊が現場で治療の優先順位を決める「トリアージ」を行い、消防隊員や市内の病院から派遣された災害派遣医療チーム(DMAT)の医師らが対応した。多摩区役所は事件発生後、近隣の29保育園に散歩などの外出禁止を電話で要請、下校時に青色灯をつけた区のパトロールカーなどが巡回した。市教育委は近隣の小中学校などに電話で児童生徒の安否を確認、現場近くの小中学校には下校時に市教委の職員を派遣した。