「自己責任の社会」批判 子どもの貧困研学習会(11/10)

市内の弁護士らでつくる「かわさき子どもの貧困問題研究会」は10日、幸区で学習会を開き、慶応大学経済学部の井出英策教授が「頼り合える社会の構想」をテーマに講演した。増税して福祉や教育への予算配分を手厚くすることで、所得格差の解消につなげる考えを訴え、諸外国と比べて政府の現役世代向け支出が低いことを挙げ「自己責任の社会をつくっている」と批判した。

首都直下地震想定、東扇島で訓練(11/10)

首都直下地震に備える広域的な訓練が10日、川崎区東扇島の首都圏臨海防災センター周辺で行われた。国土交通省関東地方整備局が主催し、警察や自衛隊、電力会社など民間会社も参加。緊急物資の輸送拠点となる同センターの周辺で、道路や航路を復旧して緊急物資を運びだす手順を確認した。

ヘイトスピーチ事前規制 市、全国初の指針公表(11/9)

市は9日、公園や市民館などの公共施設でヘイトスピーチを行わせないためのガイドラインを策定し、公表した。差別的言動が行われる恐れがある場合、施設利用などを不許可にすることができる。ヘイトスピーチ解消法の理念を具体化するもので、表現の自由を保障しながらヘイトスピーチを制度的に事前規制する全国初の施策。20183月末までに施行する。

硬派言論誌「アーク」創刊15周年(11/8)

高津区の出版社が手掛ける硬派言論誌「arc(アーク)」の最新号が創刊15周年記念号として発刊された。同誌は、企業のパンフレットの編集などに携わってきた東郷礼子さんが、「視点を明確にした雑誌を出したい」と出版社「レイライン」を設立し季刊誌として発行した。最新号ではNHKの「クローズアップ現代」のキャスターを務めた国谷裕子さんや中島岳志東京工業大学教授らが政治から環境問題、リベラルと保守などについて語っている。

マイスター5人認定 技術・技能伝承(11/7)

市は7日、優れた技術・技能で産業振興や市民生活を支える現役の職人を表彰する「2017年度かわさきマイスター」に、窓フィルム施工技術者の青木保男さん、工業彫刻の北村正治さん、造園土木工事の越畑好夫さん、洋菓子製造の宍戸哉夫さん、貴金属製作の藤巻今朝男さんを認定した。今後、市内の学校などで技能講習会に講師として参加してもらうなどして技術伝承を促す。

待機児童対策に全力 市長再選後初の記者会見(11/7)

福田紀彦市長は、二期目の任期について「ひとつひとつ丁寧に、市民に寄り添った仕事をやっていきたい」と抱負を述べた。少子高齢化などで財政状況が厳しいとの認識を示した一方で、待機児童対策は「(厳しい財政状況を理由に)今年はやりませんとは言えない」と話し、継続して力を入れる考えを示した。

市文化賞に小倉美恵子さん、坂戸小合唱団(11/6)

市は6日、文化の発展に寄与したとして今年度の市文化賞を、宮前区出身の映画プロデューサー・文筆家の小倉美恵子さんと、高津区の市立坂戸小合唱団に贈った。また市社会功労賞を、日本眼科医会長などを務めた医師高野繁さん、スポーツ賞を川崎野球協会役員などを務めた川島哲男さん、今後の活躍が期待されるアゼリア輝賞を写真家新井卓さんとジャズピアニスト桑原あいさんに贈った。

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