2019年に登戸駅近くで登校中の小学生らが襲われ殺傷した事件をきっかけに、市が制定を目指す犯罪被害者等支援条例案を市議会文教委員会は9日、賛成多数で可決した。支援の対象は条例成立後に被害を受けた人に限られ、登戸事件の被害者は対象外となる見通しで審議では異論もあった。委員会は被害者家族からの、継続した支援と支援内容の充実を求める陳情を趣旨採択した。
多摩川リバーサイド駅伝終了へ 20年の歴史に幕(12/7)
市は7日、2022年3月に予定していた「多摩川リバーサイド駅伝in川崎」について、今年度の開催を中止するとともに、大会自体を終了すると発表した。参加者の減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響で協賛企業の資金協力を得ることが困難なためとしている。同駅伝は市と市教育委員会。公益財団法人市スポーツ協会が主催。00年から古市場陸上競技場と多摩川河川敷を会場に開いてきた。
高校生開発の車載アロマ ふるさと納税返礼品に認定(12/6)
高津区の高校3年生、高橋淳音さん(18)が、車の中で使うアロマキットを父親と一緒に開発、11月に販売、市のふるさと納税の返礼品にも認定された。返礼品になったのは車載用アロマキット「セーフティ・ドライバーセット」(税込み3300円)で、オイルを染み込ませた化繊の花形の飾りを、カーエアコンの送風口につけて香りを広げる。マスクへのスプレーも組み合わせた。淳音さんは、公益社団法人日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定1級に合格、アロマデザイナーなどに認定された。
EXILE・松本さん市民文化大使に 高津区出身(12/6)
市は6日、人気グループ「EXILE(エグザイル)」の創設メンバー松本利夫さん(46)を市民文化大使に委嘱した。松本さんは高津区出身で26歳まで市内に住み、「故郷のことをもっと知りたい」と、約1年前から動画投稿サイト「ユーチューブ」などで「川崎利夫」の動画配信を続けている。記者会見で「川崎のダンス文化で育った。得意分野のダンスで川崎の魅力を伝えていきたい」と抱負を語った。
市長への手紙1.5倍 コロナ関連で過去最多(12/3)
市は、市民からの市政への意見や要望を手紙やメールで受け付ける「市長への手紙」の2020年度の件数が前年度比約5割増の2780通に上ったと発表した。新型コロナウイルス関連が全体を押し上げ、1972年の制度開始以来最多。内容では、登園自粛や復職期限延長の要望などの「保育園・幼稚園」が最多で459件。次いで外出自粛の要望など「危機管理」(456件)、学校での新型コロナ対策や休校への要望など「学校教育」(414件)。
秋田市議に返還命令 政務活動費45万円(12/3)
市は3日、秋田恵市議の政務活動費のうち、事務所費や広報・広聴費が不適法、過大だったとして、交付決定の一部を取り消した上で、計44万9399円を返還するよう命じた。秋田市議の政活費については、市民らの住民監査請求を受けて市監査委員が市への返還を求める勧告をしていた。返還期限は今月24日。市が政務活動費の返還を求めるのは初めて。