「ネットリンチ」で違法書き込み大量認定 法務省(9/8)

差別の被害を訴えた川崎区の在日コリアン3世、崔江以子さんがヘイトスピーチの標的にされ「ネットリンチ」状態になっていることで、崔さんの弁護団は8日、法務省が192件を違法な書き込みと認定しブロバイダー企業に削除要請を行ったと明らかにした。ブログ・掲示板の認定率は約95%(申請38件中36件)、ツイッターは約60%(同262件中156件)。同じリストから市の認定率はそれぞれ約8%(3件)と2%(5件)。師岡康子弁護士は、市の条例運用は限定的過ぎて被害者の救済には不十分と指摘している。

半旗掲揚、弔意強制で市に申し入れ 安倍元首相国葬で市民団体(9/6)

安倍元首相の国葬に反対する市民団体「改憲・戦争阻止!大行進川崎実行委員会」は6日、市と市教育委員会に対し、公共施設や学校現場での半旗掲揚や弔意表明を強制しないことなどを求める申し入れを行った。弁護士や憲法学者をはじめ多くの団体が国葬に反対し、半旗掲揚の要請に抗議しているにもかかわらず強行しようとおり、地方自治、教育行政に携わる者として反対の立場を明確にすべきとしている。市が市教委へ葬儀に合わせて市立学校に半旗掲揚を依頼したことや、市役所に記帳所の設置を認めたことについても経緯など説明を求めている。

小中PCの全面点検完了 昨秋以降のトラブルで市教委(9/5)

文部科学省の「GIGAスクール構想」の一環で配備された市立小中学校の学習用パソコンで昨秋以降、焼損トラブルが続発した問題でパソコンの全面点検を実施した市教育委員会は5日、点検の完了とパソコンが一時使えなくなった補償約9300万円が返金されると発表した。点検は製造元のNECが小中学校165校の約11万6000台で実施。リース契約は2021年3月末から5年間、返金額はリース料金約1.3か月分で契約は継続する。

旧統一教会系コンサート後援6回承認 「音楽のまち」推進協(9/2)

市内の音楽団体や企業でつくる市民団体「『音楽のまち・かわさき』推進協議会」(顧問・福田市長)が、世界平和統一家庭連合会(旧統一教会)の関連団体が主催するコンサートを後援していた問題で、推進協議会は2016年から今年まで計6回の後援を承認していた。推進協の担当者は、途上国支援をうたうチャリティコンサートの内容に問題はないと判断し、主催が旧統一教会の関連団体との認識はあったが、女性の地位向上などが活動目的の団体で当時は不適切との判断はなかった、といっている。

国内外で活躍のダンサーや中高生ら現代ダンス披露 麻生市民館(9/1)

日本国際バレエ協会主催の「ジャパンコンテンポラリーダンスカンパニー公演」が1日、麻生市民館で開かれた。国内外で活躍するプロダンサー23人をはじめ県内外の中高生12人も出演した。コンテンポラリーダンスはテクニックと表現形態に共通の形式をもたず、個々の体で自由に表現するもので、時代の流れを取り入れて多様な表現ができる。国際的に活躍するドイツ出身の振付家ポール・ジュリウスを芸術監督に招いて練習した成果が披露された。

岡本太郎美術館5か月休館 開館23年で初(9/1)

市岡本太郎美術館(多摩区)は1日から来年1月末まで老朽化に伴う修繕工事のため5か月間休館する。1999年10月の開館以来、長期休館は初めて。今回は外階段や外階段屋上広場の防水・修繕工事で、期間中は工事の音で鑑賞の妨げになることが予想され休館するが、工事が中断される土日祝日は「カフェテリアTARO」とミュージアムショップは営業する。イベントなども企画される。

スペシャルサポーターに「SHISYAMO」「sumika」 市制百周年記念実行委設立(9/1)

2024年の川崎市制百周年記念事業と「全国都市緑化かわさきフェア」の開催に向けて、企業や団体でつくる実行委員会の設立総会が1日、市産業振興会館(幸区)で開かれた。会長は福田市長、261の企業・団体、15の地元メディアなどが参与で計276団体で構成。主に若者層を対象に市の魅力を発信する「かわさきスペシャルサポーター」の第一弾として、川崎にゆかりの三人組ロックバンド「SHISHAMO」と四人組バンド「sumika」が発表された。

町内会などの配布再開9月号から 「市政だより」「議会かわさき」(9/1)

市は、広報紙「かわさき市政だより」と「議会かわさき」を9月号から町内会や自治会などによる配布を再開する。新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年12月から業者によるポスティングとしてきた。一部の町内会などからは配布再開の意見もでて、意向確認では54.9%の団体が配布再開、45.1%がポスティング継続だった。町内会などへの配布謝礼は市政だより1部10円、議会かわさき同4円、ポスティング単価は市政だよりが8.3~9円、議会かわさきが6.8円。各地域の配布方法はウエブサイトに掲載。

車いす男性を乗車拒否 市バスに関東運輸局処分(8/30)

市は30日、路線バス運転手(61)が車いす利用者の乗車拒否をしていたと明らかにした。国土交通省関東運輸局は同日、道路運送法違反で市交通局塩浜営業所のバス1台を車両使用停止30日とする行政処分をした。昨年、足が不自由な50代男性が路線バスに乗ろうとした際、健常者が車いすの乗車スペースに座っていたため運転手は後続バスを案内して出発、男性は12分後に乗車した。運転手は乗客が眠っていたため起こすのが忍びなかったと説明。本人から車内は混雑していなかったと苦情があり、乗車拒否が判明、市は運転手を訓戒処分とした。

ダンス国際大会女王の湯浅さんら市長表敬 パリ五輪の正式種目ブレイキン(8/29)

7月に米国で開催された「ワールドゲームズ」でダンススポーツのブレイキン(ブレイクダンス)の初代女王に輝いた湯浅亜実さん(23)と男子3位となった半井重幸さん(20)が29日、福田市長を表敬訪問した。湯浅さんは「Ami(アミ)」、半井さんは「Shigekix(シゲキックス)」のダンサーネームで活動し、プロ転向を機に市内に転居した。同大会は各競技の世界最高水準のアスリートが競う国際大会で、ブレイキンは2024年のパリ五輪から正式種目になる。

Top