イタリア・トリノで8月2~7日に行われた「第35回世界バトントワーリング選手権大会」の個人・男子ユース(12~17歳)部門で優勝した麻生区の市立中3年川口調(しらべ)さんが25日、福田市長に喜びを報告した。川口さんは3歳でバトントワーリングを始め、2016~22年まで全日本選手権で4回優勝した。出場した部門には4か国9選手が参加。劇団に所属し、芸能活動もしている川口さんは将来的にオリンピック競技になり、金メダルを目指したいと話した。
架空発注34件148万円 上下水道局職員2人懲戒免(8/25)
市上下水道局は25日、40~60代男性職員4人が2010年度以降に計34回、約148万円分の物品を架空発注したとして2人を懲戒免職、残り2人を停職1か月、監督責任などを問われた職員を含め計16人を懲戒処分にした。4人は買うつもりのない補修材などの名目で市内の小売店3店に架空発注し、作業に使う手袋など契約と異なる物品を入手、差額を小売店でプールさせていた。免職の2人は納入した物品の一部を私的流用していた。
24年度から図書館指定管理者制度導入へ 市教委承認(8/23)
市教育委員会は23日一部非公開で臨時会を開き、市立図書館への指定管理者制度導入を盛り込んだ計画案を承認した。計画では2024年度から幸、宮前、麻生図書館と全分館で同制度を導入。中心的な機能を担う中原と、川崎、高津、多摩図書館は直営とし、同制度を導入する図書館を指導・評価する。市民団体「川崎の文化と図書館を発展させる会」は陳情書を提出、計画案の見直しを求めていた。
安倍元首相の国葬シール投票で賛否可視化 登戸で市民団体(8/21)
沖縄の基地問題に関心ある市民団体「沖縄の映画を観よう!かわさき」が主催して、9月27日に実施予定の安倍元首相の国葬への賛否を問うシール投票が多摩区の登戸駅デッキで21日行われた。「税金を使って国葬?」と掲示されたパネルを駅前の2か所に設置、約1時間の呼びかけで206人が投票、反対174人、賛成28人、保留4人だった。同団体によるシール投票は4回目、斎藤彰代表は一般の人の意見をシールの数で可視化したいとの思いから取り組むとしている。
政令市50年記念 当時の本など中原図書館から巡回展(8/17)
政令指定都市として50年の節目を記念して、当時の本などを展示する巡回展が17日、中原図書館で始まった。初日に展示されたのは1972年の「日中国交正常化」に関する本や当時出版された絵本など約50冊。当時の伊藤三郎市長の「風格と魅力のまちへ」と題した市政だよりの記事や政令市誕生を報じた新聞紙面も読める。展示は9月1日まで。来年3月まで他の6区の図書館を巡回して展示する。
市会常任委などオンライン開催 本格実施(8/15)
市は15日、市議会常任委員会などのオンライン開催を本格実施すると発表した。対象は常任委と議会運営委、正副委員長会議などで、本会議は対象外。必要なパソコンやヘッドホンなどは議員自身が用意する。議員が新型コロナウイルス感染の陽性者となったり大規模災害で集まることができなくなったりした場合でも、会議が可能となる。国の通知を受け3月に市条例を改正、5~7月に試行していた。
半旗掲揚で市に抗議文 市民団体(8/12)
安倍元首相の葬儀に合わせて市教育委員会が市立学校に半旗掲揚を依頼した問題などを巡り、市民団体「沖縄の映画を観よう!かわさき」(斎藤彰代表)が12日、福田市長宛に抗議文を提出した。市立学校への半旗掲揚の依頼については教育基本法が定める政治的中立を侵すとし、各区役所や市民館など公共施設への依頼については市民にとって弔意の強制に他ならないとしている。9月27日に予定の国葬について、各施設に弔意表明を依頼しないよう要請した。