市教育委員会は31日、食品加工会社「寿食品」(相模原市)が外国産の豚肉を国内産と偽り、市立小中学校の給食向けに提供していたと発表した。年1回実施の学校給食食材の産地判別検査の結果、千葉県産として使われた同社の豚肉が外国産と判明した。市教委は18日に同社からの納品を停止、他業者の豚肉に切り替えた。国内産の豚肉に安い外国産の豚肉を混入することで産地を偽装し、利益を得ていたとみられる。県警は不正競争防止法違反(誤認惹起)容疑を視野に捜査。
市発注工事の住民訴訟判決 訴え棄却(10/25)
市教育委員会が随意契約で発注した工事は違法として、元職員の市民が福田市長らに損害賠償を求めた住民訴訟の判決が25日、横浜地裁であり、「故意または過失は認められない」などとして訴えを棄却した。原告は2017年度の窓サッシ工事32件(契約金計6130万円)と18年度の補修工事5件(同660万円)の随意契約について住民監査請求、市監査委員は17年度分棄却、18年度分合議不調とした。これを不服として住民訴訟で入札を行うべきと主張していた。原告は控訴の考え。
全市立学校に再エネ100%電力導入 11月から(10/25)
市は25日、公共施設への再生エネルギー100%電力の早期導入の取組みとして、市立学校や区役所等に風力発電由来の再エネ100%電力を11月1日から開始すると発表した。これにより市役所で使用の電力のうち約1/4、市立学校全175校(既に実施の9校を含む)で使用の電力が再エネ100%電力となる。市は2030年度までに全公共施設への導入を目指しており、今回の措置で電気料金が2023年度で約2億円削減できるという。
聖マリ東横病院来年3月閉院 経営維持困難(10/24)
聖マリアンナ医科大学は24日、中原区の同大学東横病院(一般病床138床)を来年3月末で閉院すると発表した。県の川崎地域地域医療構想調整会議で承認された。他の病院の開院など地域の急性期医療を取り巻く環境が大きく変化し、経営の維持が困難になったことが理由としている。東横病院の機能は今後、同大学病院(宮前区)や同大が措定管理者を務める市立多摩病院(多摩区)に集約される。
高津区の出版社言論誌「arc(アーク)」最終号発刊(10/23)
高津区の出版社「レイライン」の言論誌「arc(アーク)」が10月発売の27号で最終号となった。東郷礼子編集長(78)と友人の津田みや子さん(76)が二人三脚で20年以上発行、広告をほとんどとらず、当初の季刊を09年から年1回刊行に切り替え、安倍政権下での安保法制や沖縄の米軍基地問題の政府の対応などを鋭く批判して来たが、資金面やスタッフの体力面などから終刊を決意した。東郷さんは、全国に熱心な定期購読者がおり、執筆者も読者も素晴らしい人に出会えたと感謝している。