川崎フロンターレ天皇杯初V 悲願の2冠(1/1)

サッカーの第100回天皇杯全日本選手権が1日、東京・国立競技場で決勝が行われ、J1覇者の川崎フロンターレが同2位のガンバ大阪を1-0で破り、初優勝と今季2冠を達成した。2度目の決勝の川崎は6度目の優勝を目指したガ大阪に対し、前半から攻勢に出て、後半10分FW三苫が先制ゴールを挙げ、無失点に抑えた。今季はJ1でことごとく上位対決を制し、天皇杯は無失点で頂点になり、クラブ初の2冠を達成、4期連続のタイトルを獲得した。

市内感染者最多更新の100人(12/31)

市は31日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新し100人となったと発表した。うち67人の感染経路が不明。クラスター(感染者集団)が発生した市南部の病院で入院患者の60代女性が新たに陽性と判明し、感染者は計30人になったほか、川崎区の有料老人ホームでも新規感染者が判明し計11人になった。また、市内のいずれも80代男性2人の死亡も報告された。

初詣の参拝・お土産オンラインで 川崎大師周辺商店街HP開設(12/29)

例年300万人もの初詣客が訪れる川崎大師(川崎区)の周辺商店街が、オンラインで「参拝」や土産物の購入ができる新しいホームページ(HP)を29日にも開設する。HPでは、仲見世通りから大山門をくぐって境内に入り、御水屋や大香炉の前を通過、大本堂にお賽銭を入れて祈願する―など、参拝者目線で撮影した動画を公開する。仲見世通りの24店舗で買い物できるオンラインショッピングも楽しめる。ほかに、感染症対策や参拝者向けの混雑状況なども掲載する。

かわさきマイスター4人認定 新たに「そば職人」も(12/22)

市は22日技術・技能を持つ市内最高峰の匠に贈られる称号「かわさきマイスター」に、本年度4人を認定したと発表した。今回初めて「そば職人」の職種が加えられ、1997年度から始まったマイスターは75職種、109人となった。認定者は、造園技能士の小林政春さん(67)、プラスチック塗装の清水達也さん(58)、そば職人の須山守さん(62)、洋菓子製造の藤本智美さん(49)。そば職人として初認定の須山さんは、そば粉の状態により打ち方を工夫し、江戸そばつゆの伝統製法にもこだわった。

今年の漢字は「感」 福田市長(12/22)

福田市長は22日の会見で、今年を表す漢字一文字に「感」を選んだと発表した。新型コロナウイルス感染症対策に奔走する中で直面した「感染」「感謝」「感動」の三つを今年の象徴として挙げた。コロナ禍を示す「感染」、医療従事者やエッセンシャルワーカーへの「感謝」、J1リーグ優勝の川崎フロンターレをはじめスポーツ、文化への「感動」の言葉で感染拡大防止に明け暮れた一年を振り返った。

平間小にSDGsアワード特別賞 市内初の受賞(12/21)

SDGs(持続可能な開発目標)の推進に向け、政府が優れた取り組みを表彰する「第4回ジャパンSDGsアワード」で、市立平間小学校(中原区)が特別賞「SDGsパートナーシップ賞」を受賞し、佐川昌広校長が21日、首相官邸で賞状を受け取った。企業、団体を含めて市内で初の受賞。小学校の受賞は全国で3校目。同校はこの2年間、SDGsの達成に向けて自分たちにできることを学年ごとに学習。「平間SDGsフェス」などで学校外にも発信し、いかに地域とともに取り組むかに力を入れてきた。

市内の感染者最多90人 学習塾でクラスター(12/16)

市は16日、新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多の90人となったと発表した。宮前区内の同じ学習塾に通う小中学校5校の児童生徒12人の陽性が判明、同塾の感染者は計14人となりクラスターと認定、有馬、宮崎、宮前平の3中学校が16日、臨時休校。40代女性職員の陽性が判明した宮前区の保育園も同日から休園。男児が陽性となった多摩区の保育園は17日から休園。クラスターが起きた川崎区の老人介護施設で新たに90代の入居者3人が陽性となり感染者は計19人。

市の商品券「じもと応援券」17冊転売確認 (12/14)

市は14日の市議会定例会の一般質問で、市のプレミアム商品券「川崎じもと応援券」(1冊1万3千円分を1万円で販売)がインターネットオークションに出品され、10件17冊(22万1千円相当)の転売が確認されたと明らかにした。応援券の転売は禁じており、フリマサイトで1万円に千円から2千円程度上乗せされた価格で売買された。質問した押本吉司議員(みらい)は、「3次販売の上限撤廃で、お金にゆとりのある市民に偏る制度設計となったとの指摘もある」と、検証を求めた。

ヘイト条例1年の成果と課題を報告 市民団体が集会(12/12)

市の差別禁止条例成立一周年を記念して市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は川崎区内で条例の現状、成果と課題を考える集会を開いた。全国で初めてヘイトスピーチに刑事罰を科す条例の理念が評価される一方、条例施行後も頻発する川崎駅前のヘイト街宣や差別落書き、ネット上のヘイト投稿の放置などの課題が報告され、「差別はやんでいない。市に実効性ある条例執行を求めたい」として、条例運用の改善を求める署名活動を始める。

伊藤さんのNPOに糸賀一雄記念未来賞 聴覚障害者の立場から活動(12/9)

障害者福祉などの分野での先進的な活動が認められ,「糸賀一雄記念未来賞」を受賞したNPO法人「インフォメーションギャップバスター(IGB)]理事長の伊藤芳浩さん(50)=多摩区が9日、福田市長に受賞の報告をした。IGBは主に聴覚障害を持つ有志で2010年に発足。手話通訳士らを介しての「電話リレーサービス」の公的サービス化や医療用語の手話映像を収録したDVD制作など聴覚障害者の立場から情報格差をなくす活動を展開した。重症心身障害者の支援に尽くし「障害福祉の父」と呼ばれる故糸賀一雄氏を顕彰する財団から表彰された。

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