県代表レベルのアスリート初の経費補助 最大20万円(7/15)

市は東京五輪・パラリンピックに向けた機運を高めようと、県代表を目指せるレベルの市のゆかりのアスリートに活動経費を補助する制度を創設した。市がスポーツ選手個人に補助する初の制度で、練習や用具の購入にかかる費用を最大20万円補助する。対象は夏・冬五輪とパラ、ユース五輪の正式種目で、市内在住。在勤。在学の個人。すでに県や関係団体から支援や指定を受けている人は対象外。年間5人程度の申請を見込み、予算は100万円計上。申請は9月18日まで。

九州豪雨受け再度の浸水被害懸念 台風19号住民説明会(7/14)

昨年10月の台風19号による浸水被害を巡り、市は原因の検証や対策に関する住民説明会を13日夜、上丸子小学校(中原区)体育館で開いた。住民45人が参加、市から水門操作の電動化など講じた対策の報告、出席者から九州地方などでの豪雨による甚大な被害を受け浸水被害が再び起きないかを懸念する意見が出た。市民団体「台風19号多摩川水害を考える川崎の会」のメンバーは、市は技術的な話に終始し、住民の生命財産を脅かしたことへの謝罪がないと指摘した。中原・高津区の6会場で13回実施予定。

「グローバル拠点都市」に市や横浜など 内閣府選定(7/14)

内閣府は14日、スタートアップ企業が成長しやすい環境を整える「グローバル拠点都市」に、市や横浜市を含めた広域の都市圏を選定したと発表した。選定されたのは、東京、愛知、京阪神、福岡の4つの都市圏。東京の都市圏は都が事務局で、市、横浜のほか和光市、茨城県、つくば市の1都3県の自治体と、民間企業や大学などが参加する。都心部を核に川崎区のライフサイエンス分野の研究開発拠点「殿町キングスカイフロント」や横浜市のベンチャー企業の支援拠点などが連携し、創業間もない新興企業を支援する。

成人式3部制で開催へ オンラインでも配信(7/14)

市は14日、2021年度の成人式をとどろきアリーナ(中原区)で来年1月11日開催すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、音楽ライブなどを中止して開催時間を例年の1時間半から50分に短縮し、従来の2部制から3部制にして密着状態を避ける。会場開催と合わせ、式典の様子や市ゆかりの著名人らによるお祝いメッセージなどをオンラインで配信する。横浜市は横浜アリーナでの式典は行わず、オンラインで開催することを明らかにしている。

ヘイト発言を監視 条例施行後初の街宣(7/12)

ヘイトスピーチに罰金刑を科す条例が全面施行された市で12日、初めて外国人排斥などを掲げる保守系団体による大規模な街宣活動がJR川崎駅前で行われた。これまで在日コリアンなどに対する差別的言動を繰り返してきた日本第一党の関係者らでつくる団体によるもので、プラカードを掲げるなどして抗議した市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさきネットワーク」は、条例に抵触するヘイト発言は確認されず条例が抑止効果になったと評価した。市職員は遠巻きに条例違反の言動がないかを監視した。

幸区の中川部屋閉鎖へ 師匠が不適切指導か(7/11)

大相撲の中川部屋(幸区南加瀬)が、弟子へのパワーハラスメントなど親方による不適切な指導を理由に閉鎖される見通しとなった。師匠の中川親方(54)=元幕内旭里から人格を否定するような暴言を受けたなどと弟子から日本相撲協会に訴えがあり、外部有識者らで構成するコンプライアンス委員会が調査し、判断したとみられる。13日の協会臨時理事会で師匠の懲戒処分を含めて協議する。中川部屋は、退職した元春日山親方(元幕内浜錦)が率いていた旧春日山部屋を中川親方が2017年1月に継承した。

市施設予約システムに大量不正アクセス 野球場予約妨害か(7/10)

市は10日、公共施設利用予約システム(ふれあいネット)で大量の不正アクセスがあったと発表した。野球場の利用が多い約1700の個人や団体のアカウントがロックされたという。市によると各アカウントは誤ったパスワードを繰り返し入力すると自動的にロックされる。野球場を予約するためにライバルを減らそうと、意図的に誤ったパスワードを入力してアカウントをロックさせた可能性があるとみられる。市は8月以降の野球場の利用予約を見合わせ、原因を調べる。

上下水道局主任が決済印偽造 減免申請など不適切処理(7/10)

市は10日、上下水道局南部サービスセンターの男性主任(55)が、障害者がいる世帯などへの利用料料金割引を処理する際に、上司の決裁印を勝手に持ち出したり、偽造して処理していたと発表した。減免申請56件で約21万円の還付や、減免廃止17件で約6万円分の追加徴収が必要になっている。また水道休止などの手続き35件の未処理などがあった。主任は20年度に異動したが、後任職員が未処理遅延の書類を見つけ発覚した。市の調査に「上司に処理が遅いといわれるのが嫌だった」と説明している。

水門開閉を電動化 多摩川逆流による浸水被害受け(7/9)

昨秋の台風19号での多摩川の水の排水管逆流による市街地の浸水被害を受け市は9日、逆流現象が確認された市内の5か所の排水管の水門について、手動だった開閉作業を電動に切り替え、遠隔操作が可能になったと明らかにした。電動化に伴い、水門付近に監視カメラ、水位計と流速・流向計も設置、今後は中部下水道事務所などから水門の開閉操作や排水管の監視ができるようになる。水門の操作手順も改訂し、今後は降雨の有無にかかわらず逆流を確認した場合は水門を全閉する。

市立中学校修学旅行実施へ(7/9)

市教育委員会は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、秋への延期を検討していた市立中学校51校の修学旅行を8月26日から10月11日の間に2泊3日で実施すると、発表した。各校とも感染防止策を明確にし、旅行先の医療体制を確認するほか、必要に応じて活動内容も変更する。市立中の就学旅行は3年生を対象に、例年5月に京都方面で行われていた。一方、小学校(6年生対象、例年は日光方面)の修学旅行は中止し、キャンセル料は市が負担する。

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