地下貯水槽あふれ浸水 台風被害のタワマン管理組合報告書公開(3/2)

昨年の台風19号で武蔵小杉駅近くにある47階建てタワーマンションの地下3階の電気設備が浸水し、停電や断水が続いた問題で、同マンションの管理組合は2日、原因と再発防止に関する報告書を公開した。地上が冠水し、地下4階に当たる貯水槽に大量の水が流入したことが原因とし、浸水対策や地下電気設備の見直しを検討する。報告書をまとめたのは「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」で、住民側が被害の情報を公にするのは初めて。

「性的パートナーシップ制度」必要 市長答弁(3/2)

福田市長は2日の市議会本会議で自民党の橋本勝議員、共産党の宗田裕之議員の質問に答え、性的少数者(LGBTなど)について「心ない好奇の目にさらされ苦しんでいる」と述べ、性的パートナーシップ宣誓制度導入が必要との認識を示した。市は2020年度中に性的少数者のカップルをパ―トナーとして公的に認証する制度を創設する考えを表明している。

市立図書館の閲覧席を休止 3月2日から15日(2/29)

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため市は3月2日から15日まで市立図書館の閲覧席の利用を休止する。利用者が館内にとどまる時間を短くするためで、パソコン、新聞、雑誌の閲覧も休止する。本の貸し出し、返却は受け付ける。対象は川崎図書館や幸図書館など全13の市立図書館。川崎図書館では29日午後、閲覧の休止を告げる貼り紙が館内に貼りだされた。1日の入館者数は平日が約千人、土日は約1200~300人。

市立小中高は4日から 首相の一斉休校要請受け(2/28)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い安倍首相が27日突然表明した、全国の小中高校などへの3月2日から春休み開始日までの休校要請を受け、市は28日、保護者や児童、生徒に確実に情報を伝えるため2,3両日は通常通りとし、4~25日を休校とする。やむをえない事情がある場合は学校で過ごすことも可能とした。卒業式は登校日とし、来賓の参加見合わせや在校生や保護者などの人数制限など感染防止策を講じて実施する。特別支援学校については支援を必要としている人が多いことから休校にしない方向で検討。また、自宅にいることが困難な児童、生徒のために学校に居場所を設けるほか、わくわくプラザ(学童保育)も利用できるようにした。

川崎競輪・競馬観客に ミューザ川崎主催5公演中止 フロンターレ窓口休止(2/27)

市は川崎競輪について、27日から当面の間、無観客で実施すると発表した。場内や場外での車券販売は中止し、インターネットと電話に限る。川崎競馬場で3月2日から開催予定の重賞を含めたレースも無観客実施となる。ミューザ川崎シンフォニーホールは同日、3月11日の被災地復興支援チャリティ・コンサートなど、同ホール主催の5公演を中止すると発表した。16日以降の公演は現時点で開催予定だが状況を見て判断する。川崎フロンターレは同日から3月25日まで、原則として全役職員を在宅勤務することを決め、この期間中の窓口業務も休止する。

市主催イベント原則延期か中止に 新型コロナ感染拡大で(2/26)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が全国的なスポーツ・文化的イベントの延期や中止を要請したことを受け、市は26日、市主催イベントの対応方針を決定し、濃厚接触するようなものは原則として延期または中止すると発表した。対象期間は27日~3月15日までの18日間。屋内で複数の人が密着したり、会食したりするイベントは原則として延期か中止とし、屋外イベントでも会食などを伴うものは自粛する。市有施設を借りた民間のイベントが新型コロナウイルスを理由に中止される場合はキャンセル料を取らないとした。

市「時差出勤」前倒し実施 感染リスク減へ(2/25)

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて市は25日、来月から実施予定の職員の時差出勤制度の前倒しを同日の対策本部会議(本部長・福田市長)で感染リスクを減らす措置として発表した。通常午前8時半の始業時間を午前7時半~10時の間に変更できるが、電車やバスの混雑緩和効果の高い9時以降への繰り下げを呼び掛け、不特定多数の人との接触を減らす。福田市長は「具合が悪かったり、風邪のような症状があったりする職員もしないよう、職場で徹底してほしい」と話した。

新型コロナウイルス対策動画第2弾を公開 市ホームぺージなど(2/21)

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて市は21日、感染症に詳しい市健康安全研究所の岡部信彦所長による解説動画をユーチューブや市ホームぺージで公開した。7日に続く第2弾で「マラソンや大規模なスタジアムではうつる可能性は少ない。比較的狭い所で集まり、長い時間しゃべったりしていると感染が広がりやすい」などイベントの主催者や参加者に対するアドバイスなどが内容。岡部所長は元国立感染症研究所感染症情報センター長で、現在は政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の委員を務める。

台風19号被害検証委 学識経験者4人を発表(2/20)

昨秋の台風19号による浸水被害を受け、庁内に検証委員会(委員長・藤倉茂起副市長)を設けている市は20日、検証内容について意見を聴取する学識経験者らを発表した。芝浦工業大学の守田優副学長(下水道)、東京大学大学院工学系研究科の古米弘明教授(下水道)、渋尾欣弘特任准教授(河川水害リスク)、知花武佳准教授(河川)の4人で、国土交通省から紹介を受けたほか、下水道・河川に関する国の検討委員会の委員経験者らを選定した。被災者らでつくる市民団体は中立性を損なうとして第三者委員会の設置を求めている。

中1殺害から5年 多摩川河川敷で献花(2/20)

川崎区の多摩川河川敷で2015年、中学1年の上村遼太さん(当時13歳)が殺害された事件から5年となった20日、友人や地元住民らが現場で献花し、事件後に各地から寄せられたメッセージを読み返して上村さんをしのんだ。福田市長は18日の記者会見で「学校など各機関がそれぞれ情報を持っていたが総合的にみられなかった。児童相談体制整備に取り組んでおり、地域の人を巻き込みながら引き続き頑張っていく」と話した。

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