フロンターレ悲願の初V 5度目の決勝で(10/26)

国内サッカー3大タイトルの一つ、JリーグYBCルヴァン・カップ決勝が26日埼玉スタジアムで行われ、PK戦を制した川崎フロンターレが北海道コンサドーレを下し、初優勝した。フロンターレはクラブ史上5度目の決勝で悲願を達成し、賞金1億5千万円を獲得した。延長戦を3-3で終え、PK戦を5-4で競り勝った。GK新井章太はPK戦でシュート2本止める好セーブで大会MVPに輝いた。

11月の国際多摩川マラソン中止 台風19号による被害で(10/25)

市は25日、台風19号による被害を受け11月17日に開催する予定だった川崎国際多摩川マラソンを中止すると発表した。多摩川河川敷に泥がたまったり、路面の舗装が剥がれたりしたため、参加者の安全が確保できないと判断した。同大会は今回で34回目になるが、中止になるのは初めて。等々力陸上競技場を発着点にハーフマラソンや10㌔の部など5種目に計約7千人の参加が予定されていた。規定通り参加料は払い戻さず、12月頃に参加賞のTシャツを送るという。

寄付金受入れ口座初めて市が開設 台風19号の被災者支援(10/25)

市は25日、台風19号で被災した市民に支援する寄付をしたいという人からの問い合わせが多いため、初めて市内被災者向けの口座を開設した。金融機関は横浜銀行、川崎信用金庫、セレサ川崎農業協同組合(JAセレサ川崎)で、窓口で振り込めばどの支店からでも振込手数料は無料となる。口座名義はいずれも「川崎市災害対策本部」。市は18日からホームページやふるさと納税のポータルサイトで、クレジットカード払いによる寄付も受け付けている。

訴え一部認め市に賠償命令 教科書採択巡る音声データ消去(10/24)

教科書採択を巡る会議の音声データを消去したことは違法だとして元教員2人が市に慰謝料など120万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日横浜地裁川崎支部であり、違法性を一部認め市に11万円の支払いを命じた。元教員は2014年9月、会議の音声データの開示を請求したところ担当課長がデータを消去し、開示を拒んだ。判決は会議の音声データは「客観的には不開示情報に該当する」とした一方、データの廃棄により開示拒否に対する異議申し立てができなくなったことで、「精神的苦痛を受けた」とした。原告側は音声データは開示すべきものとの判断を示さなかったことを不満として控訴する方針。

建物被害1407戸 浸水92万㎡ 排水管逆流5か所(10/23)

市は23日、台風19号による市内の建物被害調査の結果を発表した。中原、高津、多摩区の計2407戸のうち1407戸の被害を確認し、一部損壊1214戸、半壊174戸、大規模半壊4戸、全壊15戸(高津区)だった。中原、高津区を中心に発生した大規模浸水については、「増水した多摩川の水が排水管を通って逆流したのが原因」とした。川につながる排水管5か所で逆流があり、計約92万平方㍍が浸水、武蔵小杉周辺では45万平方㍍に及んだ、現時点での市内の浸水被害は計約1460件。

ボランティア派遣続く 台風19号の復旧作業(10/19)

台風19号の上陸から1週間過ぎた19日も市民らが復旧作業に追われた。市災害ボランティアセンターは、17,18日に延べ約60人のボランティアを派遣、19日には約90人が浸水被害のあった中原区の多摩川近くの民家などで被災した家財や泥の運び出しをした。多摩川河川敷の多摩川緑地バーベキュー広場(高津区)は当面の間、営業を停止し、近くにある二つの野球場はスコアボードやフェンスが倒れ、使用再開は来年の見通しという。

多数の収蔵品に浸水被害 市民ミュージアム(10/18)

市は18 日、台風19号の影響で市市民ミュージアム(中原区)の地下にある九つの収蔵庫すべてが浸水し、被害を受けたと発表した。12日夜は地下の中央監視室に4人のスタッフがいたが、午後7時半に浸水が始まり、収蔵庫の地下につながる防火扉の前に土嚢を積むなど作業を行ったが、浸水がひどくなり避難したという。壁には約2㍍の高さまで浸水した形跡があった。収蔵庫には絵画や浮世絵、古文書、写真、漫画、映画フィルムなど約26万点が保管されていたが、被害の全容はつかめていない。

罹災証明書の迅速発行へ 申請前に調査も(10/17)

市は17日、公的支援を受けるために必要な「罹災証明書」の発行をするため、台風19号で浸水した建物の被害調査を始める。本来は申請を受けてから調査するが、被害が集中している地域では、申請前でも調査する。調査は職員が2人1組で行い、中原、高津、多摩の3区に計38組を派遣し、被害が大きかった地域は21日までの調査完了を目指す。調査の結果、必要があれば、その場で申請を受け付け、ワンストップで迅速な発行を行う。

被災者支援へボランティアセンターを初めて設置(10/16)

市と市社会福祉協議会などは16日、台風19号による被災者を支援する災害ボランティアセンターを設置し、支援が必要な人とボランティアに参加できる人を募り始めた。同センターの設置は、制度が発足した2008年以降初めて。市などによると建物の浸水被害は中原区約720棟、高津区約560棟、幸区約20棟、多摩区約50棟で、床上浸水している家屋も多く、排水が終わった後も泥の掻き出しや掃除、家具の搬出などに人手が必要という。

市民ミュージアム当面休館 豪雨で地下水没(10/15)

市市民ミュージアム(中原区)は台風19号による豪雨で地下部分が水没したため、当面休館する。屋外駐車場から雨水が流れ込み、地下にある電気設備が使用不能となっている。15日夕の時点で高さ2㍍ほど浸水し、排水を続けているが復旧のめどはたっていない。同館は絵画や古文書、漫画関連資料など約26万点を所蔵している。収蔵庫は二重扉になっているが、内部の確認はできていない。地上部分は窓ガラスが割れたものの、企画展で展示中の作品に損傷はなかった。

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