マスコットキャラが啓発活動 「世界自殺予防デー」(9/10)

世界保健機関(WHO)が定める「世界自殺予防デー」の10日、市はJR川崎駅で街頭キャンペーンを行った。県司法書士会、かながわ女性会議、全国自死遺族総合支援センター、社会福祉法人川崎いのちの電話などが協力。サッカーJ1川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」や市自殺対策推進キャラクター「うさっぴー」などが参加して、「一人で悩まず、相談してください」などと呼びかけた。市内の昨年1年間の自殺者は214人で減少傾向にあるが、依然として多くの人が自殺している。

「平和の鐘つき」今年も9月9日9時9分から 多摩区長念寺(9/9)

9月9日午前9時9分から「平和の鐘つき」が多摩区登戸の長念寺で催された。九にちなんだ鐘つきは、憲法九条を守ろうと同区内で活動する「たま九条の会」の森田忠正さんらが発案し、区内の「生田」、「すげ」、「のぼりと」の4つの会も賛同して9年前に始まった。今年は10回目の節目、明け方までの台風の影響で例年より参加者は少なかったが、全員が鐘楼に上がり、それぞれの平和への願いを込めて鐘をついた。鐘つき後は小林泰善住職の講話があり、市民団体「平和を願う会」の共同代表で語り部の萩坂心一さんが絵本「新・戦争のつくりかた」を朗読した。

300室超ホテル川崎駅周辺に相次ぎ開業(9/6)

JR東日本グループの日本ホテル(東京都豊島区)は川崎駅西口に建設中の「ホテルメトロポリタン川崎」(幸区)の開業日を来年5月18日に決め、今年11月1日から宿泊予約を受け付ける。同駅周辺で最大規模の304室、駅至近で羽田空港に近い好立地から、国際的に活動するビジネスマンをターゲットにする。駅東口では11月1日、川崎区役所近くに386室の「ドーミーイン川崎」がプレオープンし、最上階に自家源泉を楽しめる大浴場を備える。市内には4月時点で51の宿泊施設があり、客室数は合計約5千5百室で、客室数が3百を超えるのは「リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉」など数少ない。

市バス運賃値上げは必要 市長会見で(9/3)

福田市長は3日の定例会見で、市が10月の消費税増税に合わせて計画していた市バス運賃の値上げを断念したことについて「値上げは必要不可欠なもので残念だ」と語った。増税分の転嫁に値上げを限ることで、220円にするはずの運賃は210円にとどまることになり、市長は「利用者にとって歓迎なのかもしれないが、近い将来経営状況は悪化する。できるだけ早く値上げを認めてもらえるようにしたい」と話し、国との協議を継続するとした。

来年度予算編成へ要求 連合神奈川と川崎地域連合(9/2)

連合神奈川(柏木教一会長)と川崎地域連合(藤吉誠一郎議長)は2日。市の2020年度予算編成に向けた政策・制度要求を福田市長に提出した、連合神奈川は中小企業への積極的な支援、障害者雇用のさらなる推進、食品ロス削減の取り組みなど24項目。川崎地域連合は、JR南武線の輸送力増強と駅の安全対策としてJR武蔵小杉駅の混雑緩和、「介護離職者」が多いことを踏まえ、仕事と介護の両立に向けた啓発活動を企業とともに展開するよう要求した。福田市長は「南武線の問題はハード面での対策が進まず、ソフト面で対応しているがみんなで協力して解決をしていきたい」と話した。

市バス運賃値上げ断念 増税分のみ実施(9/2)

市は2日、10月の消費税増税に合わせて計画していた市バス運賃の値上げを断念すると表明した。市交通局は昨年から国交省と運賃改定の協議を開始し、今年2月ICカード、現金払いとも220円への値上げを決め、関連条例も改正した。同省は、2018年度の決算が好調だったことなどから値上げを認めず、10月からは増税分の転嫁にとどめ、現金払いは据え置く一方、ICカード払いは4円増でともに大人210円になる。料金改定について、2日から市ホームページなどで告知している。

「学年別ドラえもん名作選」市立全小に寄贈 藤子ミュージアム(9/1)

藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区)の開館8周年を記念して、市立の全117小学校に「学年別ドラえもん名作選」を寄贈する式典が1日行われた。ドラえもんは1970年1月号の学年誌「小学1年生」などで連載が開始され、連載当初は学年に応じてテーマや言葉遣い、絵柄を描き分けていた。それらのエピソードを学年別にまとめたものが単行本セット(小学館、全6冊)で、各学年の学習内容に応じて楽しみながら学べるよう編集されおり、1校に2セットずつが寄贈された。

麻生区内ルート年度内に選定 地下鉄ブルーライン延伸説明会(8/31)

横浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘への延伸に関する説明会が、横浜市と市との共催で23日から31日まで4回開催された。既設のあざみ野駅から小田急新百合ヶ丘駅南口付近までの間に4つの新駅を造り、そのうち麻生区内のルートは東側(ヨネッテイ王禅寺付近)、中央(王禅寺公園付近)、西側(白山付近)の3案あり、いずれも住宅地の下を通る。市はバス路線との競合が比較的少ないことなどから東側ルートを有力とするが、新百合グリーンタウンや王禅寺地区の住宅街から最も遠く、バス路線が優先されているなど不満の声も出た。市は麻生区内のルートと新駅の位置について意見を募り、今年度中に1案に絞る。

川崎駅西口の売却市有地から汚染物質 1億5千万円賠償へ(8/28)

市は28日の市議会まちづくり委員会で、JR川崎駅西口でJR東日本が建設しているホテルなどの工事で、地下の土壌から基準を超える鉛やヒ素などが検出されたことを明らかにした。市は2013年、道路用地の約1080㎡をJRに約16億円で売却していたが、鉛は土地の表層部から検出され最大で基準の約6倍で、道路整備の埋め戻し材に含まれていた可能性が高く、ヒ素は深い部分に広範囲で見つかり自然由来の汚染と考えられるという。JRは土壌処理に必要な金額の一部約1億5千万円の損害賠償を求め、市は応じる方針。

保育施設の監査結果 「年1回」から「毎月」公表に(8/28)

市は28日の市議会文教委員会で、市内の保育施設に対する指導監査の結果を市のホームページで公表する頻度について、これまでの「年1回」から「毎月」に改めたことを明らかにした。昨年12月、市内の保育施設で保育士が1歳児を揺さぶるなどしたことが表面化、これを受け問題が起きた背景や施設の改善に向けての取り組みを迅速に保護者らに情報提供すべきと判断した。監査結果は昨年度まで春に年1回の公表だったが、各施設が市から受けた指摘や、その後の改善状況を毎月公表することで、保育施設選びの参考にしてもらうという。

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