生命科学分野の研究開発拠点が集積する「キングスカイフロント」(川崎区殿町)で1日、楽しみながら科学技術を学べる小学生向けのイベントが開かれ、約2500人が参加した。7回目となる今年は国立医薬品食品衛生研究所や慶応大学、医療技術開発の日本メドトロニックなどが43のプログラムを用意。iPS細胞の観察や3次元の心臓コンピューターグラフィックをパソコンで動かす体験のほか、医薬・日用品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」による手術体験コーナーでは医療従事者がトレーニングに使う器具で、モニターを見ながら内視鏡手術の模擬体験をした。
歩かずに両側を エスカレーター利用キャンペーン(8/1)
市は8月末まで、駅や商業施設のエスカレーターについて、歩かずに立ち止まって利用するよう呼びかけるキャンペーンを鉄道会社などと協力して展開する。市によると、多くの場所でエスカレーターの左側は立ち止まり、右側は歩いて利用することが慣例化され、歩く人のために右側を空けて左側に行列ができるケースも見られる。こうした利用の仕方は子ども連れや高齢者、体の不自由な人の利用に支障をきたし、緊急停止や事故につながることから、キャンペーンで啓発グッズを配布するなど、利用者のマナー向上に努める。
11言語対応の外国人相談窓口を開設 国際交流センター(7/31)
市は31日、市国際交流センター(中原区)の外国人相談窓口を拡充し、11言語による窓口「多文化共生総合相談ワンストップセンター」を開設した。国が全国で設置を支援した窓口の一つで、出入国管理法の改正を受け、既存の7か国語対応の相談窓口に、ベトナム、ネパール、タイ、インドネシアの4言語を加えた。スタッフも6人増え13人体制となる。市の外国人住民登録者数は3月末時点で約4万2千人。中国人約1万5400人、韓国・朝鮮人約8100人、フィリピン人約4400人、ベトナム人約3400人などとなっている。
友好都市韓国・富川市とのサッカー親善試合延期へ(7/29)
市は29日、友好都市の韓国・富川市から日韓関係の悪化を理由に、8月21~23日に予定していた青少年サッカー交流事業の受け入れ延期が通知されたと発表した。富川市長名の電子メールで「現在の日韓関係のやむを得ない事情により、円滑な進行が困難であると判断し、状況が整うまで延期する」と伝えてきた。両市は1996年に友好都市提携をして、20周年の2016年度から交流事業を始め、今回は市の中学生選抜チーム選手団が訪韓する予定だった。福田市長は「国家間の緊張がある中でも、これまで交流を続けてきた。延期は大変残念」とコメントした。
感覚過敏に配慮して安心の買い物 新百合ヶ丘商業施設で試行(7/28)
感覚過敏の特徴がある人に配慮するため、特定の時間、音や光を緩和する「クワイエットアワー」が28日、麻生区の商業施設「イオンスタイル新百合ヶ丘」で試行される。こうした人は発達障害の一つとされ、店舗の音や光、においなどが原因で買い物に行くことをためらうケースがあり、店内の照度を下げたり、BGMを消したりして苦痛を和らげる。国内ではスポーツ施設での実践例はあるが、商業施設では初めて。市は共生社会づくりの活動「かわさきパラムーブメント」の一環として、効果を検証し、市内の商業施設に広げたいとしている。
KSP開設30周年 記念碑の除幕式(7/26)
ベンチャー企業などを支援するケイエスピー(高津区)は26日、開設30周年を迎えた研究開発拠点「かながわサイエンスパーク(KSP)」で、記念碑の除幕式を行った。同社は市、県、国、民間企業により1986年に設立され、これまでに500社以上の創業や成長を支援し、新規株式公開(IPO)などに取り組んできた。内田裕久社長は、持続可能なプラットフォームとしての発展を願って設立した記念碑の除幕式で「現在、KSPの中に約4千人、120社が入って活躍している。日本初の都市型サイエンスパークとしてやってこられたのも地元の協力があったからで感謝したい」と述べた。
浮世絵ギャラリー12月3日オープン 川崎駅北口ビルに(7/22)
市は22日、JR川崎駅北口に直結する「タワー・リバークビル」3階に浮世絵ギャラリーを開館すると発表した。2016年9月に休館した「川崎・砂子の里資料館」で収蔵していた4000点以上の浮世絵の無償貸与を市が受け、その中の50~70点程度を定期的に入れ替えながら展示する。展示する浮世絵は斎藤文夫・元参院議員が収集し、同氏が代表理事を務める川崎・砂子の里資料館に寄付したもので、ギャラリーの名称は「川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~」。オープンは12月3日、入館料は500円(高校生以下、障害者と介助者1名は無料)で、年間約6万人の来場を想定。
JR南武線武蔵小杉駅ホームドア設置 22年3月完成予定(7/22)
市は22日、JR南武線武蔵小杉駅に転落防止のためのホームドアを設置することで、JR東日本と合意したと発表した。事業費の12分の1ずつを市と県、国が3分の1補助し、JRが半額を負担する。2020年度に着工、22年3月に完成予定。同駅周辺では高層マンションの建設が続き、混雑時のホームの安全対策が課題となっていた。横須賀線ホームは23年度にホームを増設する計画があることや停車する列車ドアの位置がバラバラで設置が難しいなどから現時点で計画はない。
市内投票率49.42%(前回比6.41㌽減) 参議院選挙(7/21)
21日行われた第25回参院選の神奈川選挙区の投票率は48.73%で2016年の前回を6.73㌽下回った。50%を下回るのは、1955年(40.88%)以来24年ぶりで、過去3番目に低い投票率。政令市では横浜市49.7%(前回比6.83ポイント減)、川崎市49.42%(同6.41ポイント減)、相模原市48.94%(同5.64ポイント減)だった。区別では川崎区43.85%、幸区50.16%、中原区51.31%、高津区48.49%、宮前区49.32%、多摩区49.92%、麻生区53.86%。
ドラえもんの誕生から50年 藤子ミュージアム企画展(7/20)
藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区)で20日、「ドラえもん50周年展」が始まった。ドラえもんは、市に約35年間住んでいた藤子・F・不二雄さん(1933~96)が小学館の「よいこ」「小学一年生」などの学年誌で1970年1月号から連載を開始した。展示は2021年1月まで3期に分けて開催され、第1期「ドラえもんのはじまり」(20年1月まで)では、ドラえもんが誕生した背景や、絵の変遷など「初めて」にまつわる原画などで、国民的アニメの半世紀の歩みを紹介している。

