「ゆめ横丁」20周年で盛況 「市子ども夢パーク」(11/3)

市子ども夢パーク(高津区)の秋恒例イベント「こどもゆめ横丁」が3日、開催されて約2千人が来場した。同イベントは毎年11月20日の市子どもの権利条例が定める「かわさき子どもの権利の日」に合わせ開催、「ゆめ横丁」は子どもの「やってみたい」を実現しようと始まり今年で20周年。当日は4歳から18歳までがチームを組み、雑貨店やゲームコーナーなど多彩な31店舗の模擬店を出店し、「仮想商店街」を楽しんだ。

特別市考えるトークセッション 「CFS2025」で開催(11/2)

産官学民共創イベント「Colors,Future!Summit2025-あたらしい自分、川崎ではじまる」の一環で、市が目指す新しい街の形「特別市」を考えるトークセッションが2日、市役所(川崎区)で開かれた。福田市長はコロナ禍での「医療従事者向けのワクチン接種は県、市民向けは市と役割が分かれ、県の接種が遅く市の接種が始められないジレンマ」という現行制度の課題を指摘。ゲストのユーチューバー「水溜まりボンド」カンタさん、フリーアナウンサー中川アンナさんと語り合った。

「移植者の五輪」でメダル獲得報告 市在住の村崎さんと稲垣さん(10/31)

臓器などの移植を受けたアスリートによる「世界移植者スポーツ大会2025」に出場した日本チームの選手らが31日、河合純一スポーツ庁長官にメダル獲得の報告をした。大会は2年に一度開かれ「移植者のオリンピック」とも呼ばれる。8月にドイツのドレスデンで開かれ、市内在住のバドミントン男子シングルス30代の部など二つの金メダルの村崎誠さん(37・多摩区)、陸上男子100㍍30代の部で銀メダルの稲垣徹也さん(40・中原区)らが出席した。

いじめ小学校で初の6千件台 2024年度調査(10/29)

市教育委員会は29日、2024年度の市立小・中学校の児童生徒の問題行動・不登校の調査結果を発表した。いじめの認知件数は小学校が6335件(前年比1143件増)、中学校が321件(同41件増)。今年7月時点で24年度内にいじめが「解消された」と確認できたのは小学校で98.3%、中学校で94.7%。不登校の状態にある小学生は1579人(同144人増)、中学生1872人(同46人増)。1000人当たりの不登校児・生徒は、小学生21.7人、中学生62.4人。

中学校生徒の個人情報406人分紛失 帰宅途中に飲酒後(10/28)

市教育委員会は28日、市立中原中学校の40歳代の男性教諭が自宅で業務を行おうと生徒計406人、延べ1770件以上の個人情報が入ったUSBメモリーなどを紛失したと発表した。教諭は10日、帰宅途中に同僚と飲食店で飲酒、路上で眠り11日未明、気づいた時にはリュックがなくなっていた。市の基準では個人情報などは原則校外に持ち出すのは禁止、持ち出しには管理職の許可が必要だが、届け出をしていなかった。 

市長に福田氏4選 過去最多6人の選挙戦圧勝(10/26)

任期満了に伴う市長選が26日投開票され、無所属で現職の福田紀彦氏(53)が新人5人を抑え、4期目の当選を果たした。過去最多となる6人が立候補、大きな争点はなく3期12年にわたる福田市政の評価や多選の是非などが問われる中、「継続」を訴える福田氏が圧勝した。投票率は32.93%で、衆院選と同日だった前回57.66%を大きく下回り、過去3番目に低かった。

ハルモニとの5年ぶりの交流再開 給食を一緒に川崎朝鮮初級学校(10/24)

川崎朝鮮初級学校(川崎区桜本)で24日、在日コリアンのハルモニ(おばさん)たちとの交流会が約5年ぶりに再開された。社会福祉法人「青丘社」が運営する高齢者サークル「トラジの会」の約20人、給食ボランティアの市民団体「トングラミ」の約15人が参加、初級部の26人、付属幼稚園の園児14人が出迎えた。同校は学校法で「各種学校」に分類され給食がないため、「トングラミ」が月2回のペースで給食を提供しており、交流会後は昨年完成した新校舎で給食を一緒に食べた。

災害時の支援内容に追加 市と葬祭業3者協定(10/22)

市は22日、川崎葬祭具協同組合、神奈川県葬祭業協同組合、セレモニアグループと締結している「災害時における棺等葬祭用品の供給等の協力に関する協定」に新たな支援内容を追加した。これまでは棺やドライアイスなどの葬祭用品や遺体搬送車両、従事者の提供について協定を結んでいたが、今回、大規模災害時に多くの人が亡くなった際、遺体安置所で納棺等の遺体処置に関する役務についての支援が追加された。背景には多くの死者が出た場合、遺体のお清めなどに慣れていない市の職員だけでは対応が難しいことがある。

手術室増設へ患者や開業医CFに協力 関東労災病院(10/20)

地域の高度急性期を担う中核病院の関東労災病院(中原区)が手術室増設のため、クラウドファンディング(CF)を活用した資金調達を行っている。医療需要が急増し手術を希望する患者の要望に応えきれない現状に対して手術室1室増の方針を決めたが、建設費などの高騰が厳しく費用の一部をCFで調達する。20日現在の寄付総額は362人から2314万4千円(11月7日まで)。CFサイトには同病院で手術を受けた元患者やその家族、地域で連携する開業医などのメッセージが寄せられている。

能登半島地震災害廃棄物の受け入れ処理終了(10/20)

市は20日、2024年1月の能登半島地震で発生した災害廃棄物の受け入れ処理を終了したと発表した。市は東京都・横浜市と連携し、昨年9月から市浮島処理センターで(川崎区)で可燃性混合廃棄物をこれまで約452㌧を受け入れて処理した。石川県内での損壊家屋等の解体・撤去が進み、県外での処理が10月で終了することとなり、9月12日までに処理を終えた。廃棄物の輸送は市、東京都、横浜市所有の鉄道輸送用コンテナを石川県に貸与し活用された。

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