ダンスとバスケの2団体認証 市の「スポーツアンバサダー」(3/21)

市内を拠点に活動し、国際・国内大会等で良好な成績等の実績があるスポーツ選手や所属団体を認証する「かわさきスポーツアンバサダー」に、ダンスの「KADOKAWA DREAMS」(中原区)と男子バスケットボールの「富士通レッドウルブズ」(中原区)を新たに決定し21日、認定証の贈呈式が行われた。カドカワドリームズはプロダンスリーグ「Dリーグ」で連覇、学校の授業で活用のダンスレッスン動画作成に協力、富士通レッドウルブズは実業団体の強豪で地域のバスケ教室などを展開する。

6年ぶり115校目市立小学校 新川崎地区に新設(3/20)

大規模マンションの開発で人口急増の幸区新川崎地区で、4月に開校する市立新小倉小学校の竣工式が20日、行われた。市内115校目の市立小学校で、小学校の新設は2019年度の小杉小(中原区)以来6年ぶり。総数約2500戸のマンション群の建設が進み、初年度約540人の児童が通う。総事業費は約99億円。4階建て普通教室36室、児童数のピーク時(2030年1200人超)に対応し2~4階の多目的教室を普通教室に転換可能。防災活動拠点として体育館に空調を完備、15基のマンホールトイレを設置。

育児・介護などもオンライン出席可能に 市議会委員会(3/19)

市議会は19日の本会議で、委員会にオンラインで出席できる理由に妊娠や育児、介護、病気、けがを新たに加える市議会委員会条例改正案を可決した。同市議会は現在、新型コロナ感染症の流行時や大規模災害の発生時にはオンラインで委員会を開催できるが、妊娠や育児などは対象外だった。昨年7月女性議員でつくる「女性議員ネットワーク会議」が柔軟なオンライン出席を求める提言書を議長に提出していた。

武蔵小杉駅から徒歩圏内住宅地県内1位 公示地価(3/18)

国土交通省は18日、1月1日時点の公示地価を発表した。県内の住宅地の平均変動率は4年連続上昇の3.4%増(前年2.8%増)、商業地は13年連続上昇の6.6%増(同5.4%増)、工業地は12年連続上昇の6.2%増(同5.9%増)。市全体の住宅地は全区で上昇し平均変動率4.4%増(同3.2%増)、武蔵小杉駅から徒歩圏内にある中原区の地点が県内2年連続1位(846千円/㎡)。商業地も全区で上昇し平均変動率は8.5%増(同7.1%増)、川崎駅前の地点(川崎区)が県内2位(6300千円/㎡)。

南武線「ワンマン運転」化 ご当地駅メロ「川崎市歌」「Jupiter」など廃止へ(3/15)

JR東日本は15日のダイヤ改定に伴い、南武線のワンマン運転がスタートすると発表した。乗務員のワンマン化に伴い、「Jupiter」(武蔵溝ノ口駅)や「川崎市歌」(川崎駅)」などの発車メロディーが流れなくなる。これまでは車両最後部付近のホームドアにあるスイッチを車掌が押していたが、今後は車掌がいなくなり運転士が運転台のモニターを操作して全駅共通のメロディーを流す方法に切り替える。市内の南武線のご当地駅メロは7駅11曲(稲城市矢野口駅を除く)。

監査は前例踏襲的機能せず 母子育成会の検証報告書(3/14)

社会福祉法人「母子育成会」(川崎区)の元理事長が法人の金約8億5千万円を私的に流用していた問題で、市は14日、同法人への監査などについての検証報告書を公表した。県から市に監査権限が移った2016年度から経営状況が厳しいことを認識していたが、監査は同じ項目を前例踏襲的に行い、特別監査への切り替えや改善勧告等の措置をとらず、組織的な情報共有も怠っていた。理事などに市の元幹部職員が就任していたが、監査への働きかけなどは確認されなかったとした。元理事長については同法人が刑事告訴し、県警が捜査を続けている。

体罰事案対応で市教委へ勧告 市人権オンブズ(3/12)

市条例で設置の人権救済機関「市人権オンブズパーソン」の飛田桂弁護士は12日、小田嶋満教育長に対し、2023,24年度に体罰や不適切な指導が疑われる事案を調査、人権侵害行為が認められるとして是正を勧告した。理由として、「一部に同一教員による体罰等が繰り返された。子どもを守るべき教員の攻撃的言動による傷つきは看過しがたい。体罰の判断基準がなく、当事者の言い分に齟齬があると事実認定しないまま単に不適切な指導があったに過ぎないとしている」などを挙げている。

薬誤投与で死亡事故報告せず 多摩病院(3/10)

市は10日の市議会予算審査特別委員会で、市立多摩病院で2017年に男性患者が別の患者に使用予定だった人工透析用の薬を投与されて死亡する事故があり、病院が医療法に基づく「医療事故調査・支援センター」に報告していなかったことを明らかにした。森有作病院局長は「(報告には)遺族の了承が必要だと誤って認識していた」と説明。この事故をめぐっては県警が元臨床工学技士(62)を業務上過失致死容疑で書類送検し、元技師はその後退職した。

川崎大空襲戦災写真をカラー化展示 市平和館(3/8)

市制100周年記念事業として川崎大空襲の戦災写真のカラー化を進めてきた市平和館で8日から「戦後80年 川崎大空襲記録展~戦時下の市民生活と川崎大空襲~」が始まった。同館では1945年4月15日の川崎大空襲に合わせて毎年企画展を開催、今年初めて戦災を写した白黒写真9枚をカラー化したパネルを展示。人工知能(AI)の画像認識を利用して着色した写真を空襲体験者の小川和夫さん(91・川崎区在住)のチェックなどで色彩を補正した。期間は5月6日まで。

JFE高炉休止で鉄鋼輸出大幅減 川崎港貿易概況(3/5)

横浜税関川崎税関支署は5日、2024年の川崎港貿易概況を発表した。輸出額は1兆2692億4400万円(前年比1.3%減)、輸入額2兆8741億6100万円(同7.1%減)で、輸出入とも前年を下回った。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆6049億1700万円(同11.3%減)の赤字となった。なかでも鉄鋼の輸出は23年9月に高炉を休止したJFEスチールの影響により379億8400万円(同51.8%減)と大幅減となった。

Top