市内の特産農産物から醸造された「純川崎産ワイン」が12日、初めてボトル詰め販売された。これまで農家が経営するレストラン等での提供に限られていたが3月に「かわさきそだちワイン特区」の規制緩和で広く販売できるようになった。今回販売のボトル詰めワインは「岡上ヌーボー2024(ロゼ)」のハーフボトル100本で1本2,200円(税込)、小田急線新百合ケ丘駅南口で開かれる「しんゆりフェスティバル・マルシェ」で。
「祖国へ帰れ」裁判の意義訴える出版記念会 川崎区で(10/12)
在日コリアン女性への「祖国へ帰れ」とのインターネット投稿は「差別で違法」と認定した横浜地裁川崎支部判決を受け、その意義を振り返る本「『帰れ』ではなく『ともに』」(大月書店)の出版記念会が12日、市労連会館(川崎区)で開かれた。被害を受け提訴した崔江以子さんや訴訟を担当した神原元、師岡康子弁護士ら共著者が登壇、執筆に込めた思いや人種差別撤廃基本法と差別禁止法制定の必要性を訴えた。市条例制定に尽力した元参院議員・斎藤文夫さんのメッセージも寄せられた。
「まるごとぜんぶ川崎の本」ぴあのムック本寄贈(10/9)
市制100周年に合わせ、川崎の「食文化・グルメ」「歴史と文化財」「産業」「スポーツ・カルチャー」などを紹介するムック本「まるごとぜんぶ川崎の本」が完成、出版元のぴあ(㈱(東京都)から9日、市立学校や図書館等に計250冊が寄贈された。地域の魅力を伝える同社の「まるごとぜんぶ」シリーズで、名物老舗店や町中華、川崎産ビールやワイン、手土産の逸品、観光農園、銭湯など全方位から取り上げる。A4版96㌻1000円(税別)で11日以降、書店などで発売。
川崎ハローブリッジ」を芝生緑化 国道歩道橋で全国初(10/8)
19日開幕の「全国都市緑化かわさきフェア」の会場の一つ「富士見公園」(川崎区)とJR川崎駅をつなぐ主要ルートで、国道15号にかかる横断歩道橋「川崎ハローブリッジ」に約100㎡の芝生が敷き詰められ8日、同所でセレモニーが行われた。国道の横断歩道橋への芝生緑化推進は全国初の取組み。芝の種類は生育が早く踏圧に強い新品種の高麗芝を選定、芝の下には保水マットなどの薄層緑化システムを採用。芝生へは自由に足を踏み入れることができる。
市制記念多摩川花火大会に21万人 花火増発1万発(10/5)
市制記念多摩川花火大会が5日、高津区の河川敷で開かれた。83回目の今大会は市制100周年記念特別企画として、打ち上げ発数を例年の約6000発から約10000発に増発、メッセージ打上花火やこどもイラスト花火などの市民参加の企画、初のガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税活用の寄付)を実施。雨天のなか約21万人(市側約16万人、東京側約5万人)が夜空を彩る花火を楽しんだ。
市有地の無償貸与445施設 政令市平均の8倍超(10/4)
市は4日、市議会決算審査特別委員会の三宅隆介議員(無所属)の質問に、民間の福祉関係施設に対して市有地計190か所を無償で貸し付け、計445事業所が使用していると明らかにした。前理事長の資金私的流用が問題となった社会福祉法人には市から計8事業所の土地の無償貸し付けがあった。三宅議員は市の無償貸与施設数は政令市平均の8.2倍と異様なほど突出していると指摘。福田市長は福祉事業への無償貸与は普通に行われていた理解していたが、公平性を踏まえ検証、対応したいと述べた。
「ふるさと納税」返礼品に市バス小型車 寄付金1300万円(10/2)
市は「ふるさと納税」の返礼品として、市内を運行していた「バス小型車」2両をはじめ市バスならではの出品を始めたと2日、発表した。寄付金額1300万円でバス小型車1台、車両年式は2011年度、全長約7㍍、車幅約2㍍、高さ約1㍍、乗客人数は運転手1人、乗客35人、運転資格は大型自動車第一種免許(旅客運送の場合は大型二種免許)。この他70万円の寄付で車体についていた行先表示機「LED方向幕」1セット、1万4千円で廃車部品グッズセット、1万円でバス停標識がある。
若年性認知症の支援充実 相談体制拡充(10/1)
市内に約500人の患者がいると推計される若年性認知症の人への支援充実を図るため、市は1日から支援コーディネーターの配置を現在の1か所から2か所(「川崎幸クリニック」幸区、「かわさき記念病院」宮前区)に拡充するとともに社会参加に取り組むため、新たに1か所(「NPO法人マイWay」高津区)に地域支援推進員を配置する。コーディネーターは専門医療機関の案内や就労継続の支援など、地域支援推進員は有償ボランティアなど軽作業や社会参加の体制整備などを行う。
「FM大師」川崎区を主放送地域に開局 94.9MHz(9/30)
川崎区を主な放送地域にしたコミュニティFM局「FM大師」が30日、開局した。送信周波数は94.9MHz、送信出力は20W、放送時間は7時~22時まで全生放送(年内は短縮放送)。広告収入を主とする商業放送で(㈱)FM大師が運営。暮らしに直結したまちの旬な情報をきめ細かくカバーして発信するほか、地域限定の防災メディアとしてピンポイントの防災情報を住民に届け、すべて自主製作で放送する。
50階建てタワーマンション2棟 武蔵小杉駅北側28年完成予定(9/27)
三菱地所レジデンス(東京都)などは27日、武蔵小杉駅北側エリアで開発中の分譲マンション「ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ」の概要を発表した(2028年完成予定)。駅から徒歩3分、敷地面積約2万平方㍍、地上50階地下1階の2棟で総戸数1438戸(各719戸)。日本医科大学地区を活用した再開発プロジェクトで教育・医療・商業施設に区分けされた「まち一体型複合開発」。地域との共存を目指し緑豊かなオープンスペース、保育所や高齢者向け住宅、スーパーマーケットなどを設け、太陽光発電パネルを搭載。