中学校生徒の個人情報406人分紛失 帰宅途中に飲酒後(10/28)

市教育委員会は28日、市立中原中学校の40歳代の男性教諭が自宅で業務を行おうと生徒計406人、延べ1770件以上の個人情報が入ったUSBメモリーなどを紛失したと発表した。教諭は10日、帰宅途中に同僚と飲食店で飲酒、路上で眠り11日未明、気づいた時にはリュックがなくなっていた。市の基準では個人情報などは原則校外に持ち出すのは禁止、持ち出しには管理職の許可が必要だが、届け出をしていなかった。 

市長に福田氏4選 過去最多6人の選挙戦圧勝(10/26)

任期満了に伴う市長選が26日投開票され、無所属で現職の福田紀彦氏(53)が新人5人を抑え、4期目の当選を果たした。過去最多となる6人が立候補、大きな争点はなく3期12年にわたる福田市政の評価や多選の是非などが問われる中、「継続」を訴える福田氏が圧勝した。投票率は32.93%で、衆院選と同日だった前回57.66%を大きく下回り、過去3番目に低かった。

ハルモニとの5年ぶりの交流再開 給食を一緒に川崎朝鮮初級学校(10/24)

川崎朝鮮初級学校(川崎区桜本)で24日、在日コリアンのハルモニ(おばさん)たちとの交流会が約5年ぶりに再開された。社会福祉法人「青丘社」が運営する高齢者サークル「トラジの会」の約20人、給食ボランティアの市民団体「トングラミ」の約15人が参加、初級部の26人、付属幼稚園の園児14人が出迎えた。同校は学校法で「各種学校」に分類され給食がないため、「トングラミ」が月2回のペースで給食を提供しており、交流会後は昨年完成した新校舎で給食を一緒に食べた。

災害時の支援内容に追加 市と葬祭業3者協定(10/22)

市は22日、川崎葬祭具協同組合、神奈川県葬祭業協同組合、セレモニアグループと締結している「災害時における棺等葬祭用品の供給等の協力に関する協定」に新たな支援内容を追加した。これまでは棺やドライアイスなどの葬祭用品や遺体搬送車両、従事者の提供について協定を結んでいたが、今回、大規模災害時に多くの人が亡くなった際、遺体安置所で納棺等の遺体処置に関する役務についての支援が追加された。背景には多くの死者が出た場合、遺体のお清めなどに慣れていない市の職員だけでは対応が難しいことがある。

手術室増設へ患者や開業医CFに協力 関東労災病院(10/20)

地域の高度急性期を担う中核病院の関東労災病院(中原区)が手術室増設のため、クラウドファンディング(CF)を活用した資金調達を行っている。医療需要が急増し手術を希望する患者の要望に応えきれない現状に対して手術室1室増の方針を決めたが、建設費などの高騰が厳しく費用の一部をCFで調達する。20日現在の寄付総額は362人から2314万4千円(11月7日まで)。CFサイトには同病院で手術を受けた元患者やその家族、地域で連携する開業医などのメッセージが寄せられている。

能登半島地震災害廃棄物の受け入れ処理終了(10/20)

市は20日、2024年1月の能登半島地震で発生した災害廃棄物の受け入れ処理を終了したと発表した。市は東京都・横浜市と連携し、昨年9月から市浮島処理センターで(川崎区)で可燃性混合廃棄物をこれまで約452㌧を受け入れて処理した。石川県内での損壊家屋等の解体・撤去が進み、県外での処理が10月で終了することとなり、9月12日までに処理を終えた。廃棄物の輸送は市、東京都、横浜市所有の鉄道輸送用コンテナを石川県に貸与し活用された。

高津区ホテルで「オクトーバーフェスト」 市内の3醸造所(10/19)

市内のローカルブルワリー3社<カギヤ醸造所(中原区)みぞのくち醸造所(高津区)東海道BEER川崎宿工場(川崎区)>が実行委員会を立ち上げ、「カワサキ オクトーバーフェスト」が19日ホテル「ARUKU KSP」(中原区)で開かれた。市内には八つのクラフトビールの醸造所があるが、大手メーカと比べて生産量が少なく価格が2~3倍で認知度が広がらない中、造り手のこだわりのあるクラフトビールのファンを増やしたいと来場を呼び掛けた。

「空襲・戦災を記録する会」全国大会 市で初開催(10/17)

「空襲・戦災を記録する会」の第55回全国大会が市平和館(中原区)で17~20日間、空襲で約千人が亡くなった市で初めて開催され、オンライン参加を含め約100人が参加した。明治大の山田朗教授が「<戦後80年>から考える戦略爆撃の思想」と題して講演、シンポジウム「空襲記録運動を振り返り、そして未来へ」では、すみだ郷土文化資料館の石橋星志さんが「川崎空襲・戦災の記録」刊行に市職員の寄稿が多かったことなどを指摘した。

西加瀬物流施設建設で公害調停を申請 住民ら200人(10/17)

中原区西加瀬の工場跡地の物流施設建設計画で住民ら約200人が17日、住環境を損なうとして開発を手掛ける大和ハウス工業に対し県公害審査会に公害調停を申し立てた。「西加瀬巨大物流倉庫を考える住民の会」(竹内春雄代表)のメンバーらは、「騒音、排ガス、渋滞、交通事故の危険性が増加する」などと主張。計画は計約9万㎡の敷地(都市計画上の工業地域、周囲のほぼ三方は第1種住居地域)に6階建て倉庫や商業施設など延べ床面積約22万㎡を建設、1日1350台の車両の出入りを想定。

過去最多6人が届け出 市長選26日投開票(10/12)

任期満了に伴う市長選が12日、告示され、過去最多となる6人が届け出。4選を目指す現職に新人5人が挑む構図で、1人を除き5人は無所属。2013年以来、衆院選とは重ならない単独での市長選で、投票率が注目される。立候補したのは届け出順に、会社員の新人・國谷涼太氏(25)、政治団体役員の野末明美氏(60)=共産党推薦、プログラマーの新人・宮部龍彦氏(46)=諸派、元川崎市議の新人・山田瑛理氏(42)、清掃員の新人・関口実氏(67)。

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