大島小学校プールの水流出 賠償請求せず(1/29)

市教育委員会は29日、市立大島小学校(川崎区)で昨年12月、教頭がプールの水を止め忘れ、約1.7杯分(推定約620㎥)の水が流出したと発表した。損害額は約51万円で過失の程度や自動止水装置がなかったことなどから損害賠償請求はしない。プールの注水作業ミスでは2023年に市立稲田小であり男性教諭と校長に損害額の半額約95万円を請求したが、このケースは教諭が通常と異なる操作をしていて重過失に近いとしている。

路線バスの自動運転「レベル4」へ 実証実験開始(1/27)

市は27日、2027年度から一定条件下で無人運転可能な「レベル4」の自動運転バスを走らせるため、バッテリー性能を高めた最新型の電動バスを使用して実証実験を始める。人が走行補助する「レベル2」を都道府県間ルート全国初の「羽田連絡線」(往復約8.8㌔)で、完全手動の「レベル0」を多くの人が行き交う「川崎病院線」(同2.6㌔)で行う。実験の背景には深刻なバス運転手不足があり、事前に募集した市民らを対象に28日~2月7日まで無料の試乗会(740人予定)もある。

ミューザ川崎のチーフ・ホールアドバイザー秋山和慶さん死去(1/26)

60年間にわたり音楽界の第一線で活躍し、ミューザ川崎シンフォニーホールの様々な企画に携わった指揮者の秋山和慶さんが26日、死去した。84歳。桐朋学園大学で斎藤秀雄に師事、1964年東京交響楽団でデビュー、84年サイトウ・キネン・オーケストラの発足に小澤征爾と共に尽力した。2003年~05年市市民文化大使、04年~ミューザ川崎シンフォニーホール・チーフ・ホールアドバイザー、07年市文化賞受賞。

授業時間数不足 卒業までに確保、市立宮崎中学校(1/22)

宮前区の市立宮崎中学校で、3年生の授業時間数が学習指導要領で定められた年間基準時間に足りなくなる見通しであることが22日わかり、授業数を増やすなどして卒業までに基準分の確保を目指す。同校では学校行事や面談などに対応するため、本来1コマ50分の授業を一部の日程で45分に短縮して実施、年間基準授業時間数1015コマ(1コマ50分)に対し19コマ不足が判明した。授業時間不足は市内で初めのケース。

川崎イメージ「よい」74%過去最高 24年度調査(1/21)

市は2024年度に実施のインターネットによる「都市イメージ調査」で、「よい」と回答した割合が74.2%(前年度比10.9㌽増)、市への「居住推奨度」(居住する都市を推奨する人の割合から批判する割合を引いた数)は21.7(同14㌽増)、「来訪推奨度」は23.0(同14.8㌽増)といずれも過去最高と発表した。調査は神奈川、東京、千葉、埼玉在住の15歳以上の4000人(市民2800人)に行った。21日会見で福田市長は「爆上げの数字で市のイメージ向上に取り組んだすべての人のおかげ」と述べた。

川崎の未来語り合う「市制100周年を勝手に祝う市民フォーラム」(1/18) 

地域で活動する市民や行政職員有志らが意見の違いを認めながら川崎の未来を語り合う「川崎市市制100周年を勝手に祝う市民フォーラム」を18日、市国際交流センターホール(中原区)で開き約100人が参加した。「人がいてまちがある~市民自治を考える~」セッションでは、市職員の経験を踏まえ大阪学院大の鴻巣玲子教授が2004年に政令指定都市で初めて制定された市民自治条例について発表した。市民団体のブースでの活動内容の紹介や参加者とやり取りする「市民社会マルシェ」もあった。

「心身障害者の成人式」今年で幕 183人参加(1/18)

市立特別支援学校の卒業生らが集う「市心身障害者二十歳を祝う会」が18日、高津市民館で開かれ新成人183人が門出を祝った。中央支援学校や田島支援学校、聾学校などの卒業生に恩師が一人一人名前を読み上げた。市主催の成人式への出席が難しい障害者向けに1989年から実施してきたが、市は共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育の重要性が叫ばれるなか、心身障害者の枠組みでの開催の続行は難しいと判断、開催開催意義などを検証の上、今回で幕を下ろすことになった。

阪神・淡路大震災から30年 防災シンポ240人(1/17)

阪神・淡路大震災から30年の17日、市防災シンポジウム(市自主防災組織連絡協議会、市共催)がエポックなかはらで開かれ、町内会関係者ら約240人が参加した。「まちの減災ナース指導者」で新百合ヶ丘総合病院看護師長の上路麻美さんが講演し,昨年の能登半島地震など被災地での支援活動を紹介、避難施設での食事やトイレの汚物処理などを説明。パネルデスカッションは「女性の視点でつくるかわさき防災プロジェクト」の三村英子代表、幸区東小倉町内会の成川慎一会長らが登壇した。

「開かずの踏切」など9ヵ所除却 南武線高架化着手29年度(1/17)

市は17日、県から都市計画事業認可を受け、2039年度までにJR南武線の矢向ー武蔵小杉間の約4.5㌔(幸区、中原区)の高架化の完成を目指すと発表した。工事着手は29年度から。鹿島田踏切や向河原駅前踏切など「開かずの踏切」5か所を含む9か所の踏切が除却される。高架化は市が05年に検討、07年には早期実現の署名(約5万5千人)があったが、20年度の都市計画決定予定がコロナ禍などで昨年8月にずれ込んだ。総事業費約1387億円、JR約106億円、国と市が約640億円ずつを負担の予定。

「大観覧車」フィナーレ よみうりランド(1/13)

よみうりランド(市、東京都稲城市)で人気を博してきた「大観覧車」が13日、最後の運転を終えた。大観覧車は1980年4月運転開始、直径60㍍、4人乗りのゴンドラ46台を備え、約11分で1周する。昨年、開館60周年を記念して営業運転した新観覧車「Sky-Go-LANND」(スカイゴーランド)にバトンタッチすることになり、午後8時半からフィナーレセレモニーが開かれ、大観覧車をライトアップしている照明が消えた。

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