昨年度いじめ件数小中学校で増加 市教委(10/27)

市教育委員会は27日、2021年度の市立小中学校でのいじめについての調査結果を発表した。いじめの認知件数は小学校4506件(前年度比818件増)、中学生275件(同15件増)4781件で、過去10年で最多。7月の追跡調査の結果では、いじめの解消率が小学校で97.7%、中学校で93.5%だった。いじめに対して全教職員がいじめを許さない姿勢を示し、いじめ防止の取組や積極的な認知を推進するとしている。

市文化賞など8人に贈呈(10/27)

2022年度の「第51回川崎市文化賞」などの贈呈式が27日、市国際交流センター(中原区)で開催された。文化賞は佐々木武志さん(82)元教育委員会教育委員長、関昭三さん(81)元演劇鑑賞会事務局長、社会功労賞は小倉敬子さん(75)かわさき市民活動センター理事長、渡辺ひろみさん(87)NPO法人秋桜舎理事長、スポーツ賞は佐藤水(み)菜(な)さん(23)競輪選手、森重航(わたる)さん(22)北京五輪スピードスケート男子500㍍銅メダル、アゼリア輝賞はオペラ歌手の市川宥一郎さん(30)、市立川中島中2年卓球選手の張本美和さん(14)。

建設中の市役所本庁舎から出火 午前11時過ぎ(10/25)

来年6月末以降の完成を目指して建設中の市役所本庁舎から25日午前11時5分ごろ、黒煙が出ていると通報があり断熱材が燃えた。詳しい出火原因は調査中で、作業員が天井の鋼板を切断していたところ鋼板の上にあった断熱材から出火したとみられる。当時作業をしていた約270人は全員避難し無事。工期への影響については、それほど大きな影響はないとしている。

第1回かわさきSDGs大賞「おつけもの慶」に(10/24)

市SDGsプラットフォーム事務局(市、川崎信用金庫)主催の第1回「かわさきSDGs大賞」の選考会が24日開かれ、最優秀の大賞にはキムチ専門店「おつけもの慶」(運営会社(有)グリーンフーズあつみ/桜本)が選ばれた。同社は破棄していた白菜などの端材を動物園へ寄付したことに始まり、様々な国籍の人の登用、プラ削減で植物由来資源(バイオマス)への転換、地産地消などが評価された。次点の優秀賞はDeNA川崎ブレイサンダース。

 就学奨励費25人分に支給漏れ 市の特別支援学級(10/24)

市教育委員会は24日、市立小中学校の特別支援学級保護者らに学用品購入費などを補助する「就学奨励費」で、2021年度分に支給漏れがあり、25世帯に計約94万円を追加支給すると発表した。同奨励費は給食費や学用品などの経費の一部を世帯の収入額に基づき支給するが、収入額の算定に誤りがあった。追加支給は1人あたり概算で最大6万6360円~1512円で、追加支給分に伴う国の補助金(最大で約47万円)は申請期間が過ぎたためが受けられず、市の一般会計から支給する。

若手ダンサーの登竜門「ルフロン杯」復活 22年ぶり(10/22)

ダンスコンテスト「ルフロン杯」が22年ぶりに22日、川崎駅前の「川崎LeFRONT(ルフロン)」で開催された。同杯は若手ダンサーの登竜門として2000年まで計10回開催されたが、小中学校の体育でダンスをカリキュラムに取り入れるなどダンスカルチャーが盛り上がる中での復活となった。首都圏だけでなく沖縄県からも参加がありジュニア部門(小・中学生)25、ユース部門(高校生)7、オープン部門(大学・一般)6の計38チームが熱いダンスを披露した。

デマンド型乗合サービス実証実験 市と双日が武蔵小杉エリアで(10/18)

市と大手商社の双日(東京都)は18日、利用者の予約に応じて運行するデマンド型乗合交通サービス「チョイソコかわさき」の実証実験を11月2日から行うと発表した。武蔵小杉エリアの中原区役所、国際交流センター、病院、薬局、スーパー、住宅地など計107か所を停留所に設定、電話やLINEを通じて乗降する停留所や時刻を事前に予約、各停留所間を移動する。期間は2023年2月27日、月・水・金・土・日曜日の午前9時から午後5時まで。事前登録が必要。料金は1回300円

旧統一教会など市9施設131回予約 12年度以降10年間 (10/17)

市は川崎記者クラブの情報開示請求を受け、公共施設予約システムでの21年度末までの10年間の実績から世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関連団体が市施設のうち9施設を計131回利用しいていたと17日明らかにした。団体別の内訳は同連合18回、世界平和女性連合78回、世界平和連合35回。施設別では高津市民館51回、てくのかわさき(高津区)37回、エポックなかはら(中原区)20回など。目的は会議・講演・学習会がほとんどで、音楽イベント10回以上、物品販売3回など。

「市民負担最小限に」訴え署名活動 西長沢浄水場更新計画(10/13)

川崎、横浜両市に水道用水を供給している県内広域水道企業団の西長沢浄水場(宮前区)の更新計画について、市民団体「川崎の安全でおいしい水道水を守る会」は、市民負担を最小限に抑えた計画を立てるよう請願署名運動を始め13日、署名の協力を呼びかけた。同会は、更新計画は多額の費用が見込まれ、市民の水道料金で調達するのではと懸念。企業団を構成する各自治体の既存施設の活用の方が安価で済むとの見解を示した。

佐藤忠男さんお別れの集い 麻生区で300人参列(10/13)

3月に91歳で亡くなった日本映画大学(麻生区)の名誉学長で映画評論家の佐藤忠男さんのお別れの集いが13日、新百合トウェンティワンホールで開かれた。学生や映画関係者ら約300人が参列、天願大介学長が「権威や価値を超えて正々堂々と映画に向き合い、150冊もの本を残した。今後も本を通して学生たちに影響を」と惜しんだ。同大学の初代学長や、かわさき・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)実行委員長として川崎の文化振興に尽くした。

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