「ミニカワサキ」と名付けられた「子どものまち」をつくって楽しむイベントが、9,10両日、高津区子母口の橘公園で開かれ、延べ500人超の子どもたちが参加した。ミニカワサキは子どもたちが自らまちを運営するドイツ・ミュンヘン発祥の「こどものまち」プログラムにならい「大人は口出し禁止」がルール。参加者は入り口で500円を支払いミニカワサキ「市民」に。会場清掃や小さい子の案内係などの仕事で独自通貨「ミニK」を獲得、買い物やゲームなどを楽しんだ。
職員による大規模停電調査報告書 市発注の水道工事(10/7)
市発注の水道工事が原因だった5月の大規模停電について、市上下水道局は7日の市議会環境委員会で職員による事故調査報告書を公表、事故原因は受注者の施工上の不備と結論づけた。受注業者は事故4日前に東京電力との協議を忘れたことに気づいたが、既に工事予定を周知していたことから東電側に立ち合いを求めず行い、麻生区の市道の地中に挿入したパイプが送電線を破損した。市や横浜市、町田市など約7万戸停電、小田急線が一時運転を見合わせた。
市給与3年ぶりに引き上げ 人事委勧告(10/7)
市人事委員会は7日、市職員の月給とボーナス(期末・勤勉手当)を引き上げるよう福田市長らに勧告した。引き上げの勧告は3年ぶり。対象は教職員も含めて約1万3600人(平均年齢42.1歳)、月給は初任給のアップなど若手を中心に引き上げ平均904円(0.22%)増、ボーナスは0.1か月分増の4.4か月分に。勧告通り実施されると職員の平均年収は5万6000円増の676万6000円となる。必要な予算額は約9億8000万円。
コロナ特別休暇不正取得 市立中3教員(10/6)
市は6日、市立中学校の女性教員3人が「特別休暇」を計44日不正取得していたことを明らかにした。特別休暇は災害対応や家族の看護・介護などで取得されるもので、2020年春からコロナ関連の理由でも取得できるとした。3月市議会での三宅隆介市議(無所属)の調査要望に応えるもので、取得日数が30日以上の職員を対象に調査した結果、26人のうち3人は子供が登園しているのに不正取得、うち1人は特別休暇計74日のうち36日が虚偽だった。
小児医療費の一部負担金撤廃を 市民団体請願書(10/6)
市が小児医療費助成制度対象の拡充を示したことに関連し、医療機関や保護者らでつくる市民団体「川崎市こどもの医療費無料化を求める連絡会」(花田徹野代表)は6日、対象拡大後も存続する一部負担金の撤廃を求めた請願書と、2220筆の署名を同市議会に提出した。市は来年度中に小学生までとしている通院医療費の助成対象を中学生まで拡大し、所得制限も撤廃する方針を示したが一部負担金(1回500円以内)は維持するとしている。
昭和初期まで運航の「丸子の渡し」イベント 多摩川で(10/2)
多摩川で昭和初期まで運航されていた渡し船を再現するイベント「丸子の渡し祭り」が2日、中原区の多摩川河川敷などで行われた。地域住民ら約20人でつくる丸子の渡し復活協議会の主催で、地元の歴史を知ってもらい、住民同士の交流を深める狙いで2014年に始まった。丸子の渡しは平安時代には運航していたとの記述文献もある。丸子橋が開通し、1934年に廃止されるまで住民に利用された。
インフル予防接種65歳以上を無料化 今日から年末まで(10/1)
市は1日から年末まで、65歳以上の市民らを対象にインフルエンザの予防接種を無料化する。新型コロナウイルス感染拡大以降は季節性インフルエンザの流行はないが、今年はオーストラリアで流行、両疾患の見分けづらさによる混乱などで医療機関の負担が増えており予防接種を進めるもの。市内在住が条件。60~65歳未満でも心臓や腎臓、呼吸器の機能障害などがある人も対象。市内医療機関約680か所で受けられる。
拉致被害者家族支援市民の集い 日朝首脳会談から20年(10/1)
北朝鮮が日本人拉致を認めた2002年9月の日朝首脳会談から20年が経過し、その後の交渉が停滞するなか1日、市主催の「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」が市平和館(中原区)で開かれた。拉致当時13歳の横田めぐみさんの母早紀江さんらは、教育の現場で積極的に取り上げ問題の風化を防ぎ、国民が関心を持ち続ける重要性や、政治家が議論を尽くし解決に向けた取組みを進めることなどを訴えた。
障害者支援でプロレスフェス開催 多摩区の団体「ヒートアップ」(10/1)
多摩区のプロレス団体「HEAT-UP(ヒートアップ)」は1日、とどろきアリーナ(中原区)で障害者支援、青少年育成を目的としたプロレスフェスを開催する。同団体はダウン症の姉を持つ田村和宏選手を代表に「プロレスで社会貢献」を理念に掲げる。王者兼平大輔選手の4度目の防衛戦や先天性難聴の今井礼夢選手の初タイトル挑戦、中学2年佐藤大地選手(宮前区在住)ら6人タッグマッチで藤波辰爾選手(68)との対戦などを予定。
高齢優待パスICカード化へ 1日から(10/1)
市は70歳以上の市民が市内の路線バスに優待乗車できる「高齢者特別乗車証」などを1日から、紙製の券からICカードに切り替える。高齢者優待パスには、月1000円の負担で何回でも乗れるフリーパスか、運賃半額で乗車できる特別乗車証がある。市はフリーパスの平均乗車回数を月15回と設定、19年度調査では月33回ほどで昨年度月3回分を上乗せし、約20億3500万円を事業者に支給。IC化により具体的な利用データを分析、改善策や継続の可否を検証する。