市立看護大志願殺到8.0倍の高倍率 格安授業料など要因か(2/15)

今春、3年制短期大学から4年制に移行して開学する市立看護大学(幸区)の2次試験(前期)の志願倍率が8.0倍(募集人員70人、志願者560人)になった。関東の公立大看護学科では高倍率で、受験生の4年制志向や、年53万円の授業料が100万円以上の私学に比べ格安、特待生制度の新設、市内就職を条件とした給付型奨学金などが要因とみられる。6倍に達した場合の2段階選抜は実施せず、全員が2次試験に臨める。

住民監査請求を棄却 市立校防犯カメラ設置工事(2/15)

市教育委員会が市立小中学校の防犯カメラ設置工事を分割発注したのは違法として、元市職員の男性(72)が契約金額計1億3100万円の返還などを求めた住民監査請求について、市監査委員は15日、請求を棄却した。市教委は小学校89校の防犯カメラ設置工事を分割発注したため一般競争入札に比べ契約金額が増え損害が発生したなどとしている。監査委員は市が迅速な対応を目指したなどとして棄却した。男性は不服として横浜地裁に住民訴訟を起こす予定。

市が「みなし濃厚接触者」導入 保育施設の休園に対応(2/14)

市は14日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、関係者の感染が判明した保育施設の休園期間について、陽性者が出たクラス全員を原則「みなし濃厚接触者」として3日間は全部休園、4日目以降は感染の広がりのない他のクラスから部分再開するなどの「新たな考え方」を各施設に通知した。保健所による濃厚接触者の特定はせず、症状が現れなければ登園でき、再開を早めて保護者の負担軽減を図る。

等々力競技場に民間運営権 市議会に条例案提出(2/14)

市は14日開会の市議会定例会に、等々力陸上競技場(中原区)などの運営権を有償で民間事業者に設ける条例案を提出した。川崎フロンターレの本拠地の同競技場改修などの等々力緑地再編整備計画に基づき、22年度に緑地の再編整備を担う指定管理者を公募・選定し、この事業者が運営権を取得する。対象は改修後の球技専用スタジアム、新アリーナと駐車場で、市は事業者の収益から運営権の対価相当額を受ける。整備完了は29年度の見込み。

「じもと応援券」第3弾は電子化で発行 7月から利用(2/10)

市は10日、プレミアム商品券「川崎じもと応援券」の第3弾を電子商品券で発行すると発表した。利用期間は7月上旬~12月末の予定。プレミアム率20%、スマートフォンで使える1万2千円分の電子商品券を1万円で販売する。市ホームページで4月下旬から受け付け、1人5セットまで。発行額は48億円。事業費は発行経費3億5千万円を含む約11億5千万円で、紙で発行した第2弾よりも1億7千万円程度経費節減できる。

新型コロナ感染者8万人超(2/9)

市は9日、新型コロナウイルスについて2467人の新規感染者数が判明し、市の感染者数の累計が8万人を超え80651人になったと発表した。4日に7万人超えてからわずか5日で8万人を超えたことになる。この日、市立小15校と特別支援学校1校の学級閉鎖、市内保育施設15か所の休園も発表された。

不法係留船撤去へ代執行 川崎港(2/8)

市は8日、川崎港千鳥町ふ頭(川崎区)で3年以上不法係留している貨物船(中国海運会社所有、1920㌧)について行政代執行を行った。2018年横浜港大黒ふ頭に停泊中に台風で流され川崎区の護岸に衝突して損傷、自力航行ができず緊急避難で係留を認めたが、撤去要請に応じなかった。移動に耐えられるよう補修等の作業費用3250万円は所有会社に請求するが、応じなった場合は船舶を公売にかけ落札者が移動する。

8年連続過去最高更新8785億円 市22年度一般会計予算案(2/7)

市は7日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比7.0%増の8785億円で8年連続過去最高を更新。歳入は市税収入が216億円増の3670億円(前年度比6.3%増)で個人市民税88億円、法人市民税43億円の増。税収増により2年ぶりに「不交付団体」に復帰の見込み。財源不足を補うため減債基金から239億円(同16.5%減)を取り崩す。市債発行額は198億円増の931億円(同27%増)。歳出は、待機児童対策や障害福祉サービスの利用増などで扶助費が89億円増の2267億円、義務的経費は4550億円(同2.5%増)で全体の51.8%。新本庁舎整備や橘処理センター整備費用の増大で投資的経費は262億円増の1342億円。新型コロナウイルス感染症対策は経済支援を含め239億円を計上。

新型コロナワクチン3回目接種前倒し 感染者累計7万人超

市は4日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の間隔を前倒しして2月10日から一律6か月以上に短縮すると発表した。併せて昨年7月に2回目接種を受けた65歳未満の市民については、接種券が届いていなくても大規模接種会場での接種予約を10日から先行して受け付ける。また、市は2100人の新規感染を発表し、感染者の累計は7万人を超えた。

アメフト日本一の富士通に市スポーツ特別賞(2/3)

市は3日、アメリカンフットボールの日本選手権「第75回ライスボウル」で優勝した富士通フロンティアーズの選手らに市スポーツ特別賞を贈った。フロンティアーズは2年ぶり6度目の日本一、市の特別賞受賞は7回目。市のかわさきスポーツパートナーとしても、市民のスポーツ振興に貢献してきた。幸区出身の趙翔来主将は「市民に勇気と感動を与えられるような試合ができれば」と抱負を語った。

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