元宝塚の名優・峰さんをしのぶ追悼レヴュー 市アートセンター(12/10)

今年1月亡くなった元宝塚歌劇団の名優・峰さを理さんに捧げるレヴューショーが10日、市アートセンター(麻生区)で始まった。ゲストに元宝塚の瀬戸内美八さん、寿ひずるさんらゆかりのスターたちが集い、峰さんをしのんだ。新百合ヶ丘を拠点に男性主体のレヴューを発信しているかわさき産業親善大使の神崎順さんが峯さんと長い付き合いがあり、新百合ヶ丘の公演でもゲスト出演していた縁で、定期公演を追悼レヴューとした。

犯罪被害者支援の条例案委員会可決 登戸の事件対象外(12/9)

2019年に登戸駅近くで登校中の小学生らが襲われ殺傷した事件をきっかけに、市が制定を目指す犯罪被害者等支援条例案を市議会文教委員会は9日、賛成多数で可決した。支援の対象は条例成立後に被害を受けた人に限られ、登戸事件の被害者は対象外となる見通しで審議では異論もあった。委員会は被害者家族からの、継続した支援と支援内容の充実を求める陳情を趣旨採択した。

多摩川リバーサイド駅伝終了へ 20年の歴史に幕(12/7)

市は7日、2022年3月に予定していた「多摩川リバーサイド駅伝in川崎」について、今年度の開催を中止するとともに、大会自体を終了すると発表した。参加者の減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響で協賛企業の資金協力を得ることが困難なためとしている。同駅伝は市と市教育委員会。公益財団法人市スポーツ協会が主催。00年から古市場陸上競技場と多摩川河川敷を会場に開いてきた。

高校生開発の車載アロマ ふるさと納税返礼品に認定(12/6)

高津区の高校3年生、高橋淳音さん(18)が、車の中で使うアロマキットを父親と一緒に開発、11月に販売、市のふるさと納税の返礼品にも認定された。返礼品になったのは車載用アロマキット「セーフティ・ドライバーセット」(税込み3300円)で、オイルを染み込ませた化繊の花形の飾りを、カーエアコンの送風口につけて香りを広げる。マスクへのスプレーも組み合わせた。淳音さんは、公益社団法人日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定1級に合格、アロマデザイナーなどに認定された。

EXILE・松本さん市民文化大使に 高津区出身(12/6)

市は6日、人気グループ「EXILE(エグザイル)」の創設メンバー松本利夫さん(46)を市民文化大使に委嘱した。松本さんは高津区出身で26歳まで市内に住み、「故郷のことをもっと知りたい」と、約1年前から動画投稿サイト「ユーチューブ」などで「川崎利夫」の動画配信を続けている。記者会見で「川崎のダンス文化で育った。得意分野のダンスで川崎の魅力を伝えていきたい」と抱負を語った。

市長への手紙1.5倍 コロナ関連で過去最多(12/3)

市は、市民からの市政への意見や要望を手紙やメールで受け付ける「市長への手紙」の2020年度の件数が前年度比約5割増の2780通に上ったと発表した。新型コロナウイルス関連が全体を押し上げ、1972年の制度開始以来最多。内容では、登園自粛や復職期限延長の要望などの「保育園・幼稚園」が最多で459件。次いで外出自粛の要望など「危機管理」(456件)、学校での新型コロナ対策や休校への要望など「学校教育」(414件)。

秋田市議に返還命令 政務活動費45万円(12/3)

市は3日、秋田恵市議の政務活動費のうち、事務所費や広報・広聴費が不適法、過大だったとして、交付決定の一部を取り消した上で、計44万9399円を返還するよう命じた。秋田市議の政活費については、市民らの住民監査請求を受けて市監査委員が市への返還を求める勧告をしていた。返還期限は今月24日。市が政務活動費の返還を求めるのは初めて。

「5G」を救急医療に活用 聖マリで実証実験(12/2)

聖マリアンナ医科大学(宮前区)は2日、高速大容量の第五世代(5G)移動通信システムを特定エリアで扱える「ローカル5G」を救急医療に活用する実証実験を、同医大病院救命救急センターで始めると発表した。鮮明な映像や画像を高速で送れる特性を生かし、高性能カメラや医師の目元のカメラで模擬患者を遠隔診断、CT画像やX線動画も時に共有する。1億6500万円の費用は国の補助。ITサービスの「トランスコスモス」(東京)が統括、NTTドコモが5G基地局を提供、市職員も立ち会う。

「添い寝は身体的虐待」障害児施設事故死で審議会(11/29)

障害児支援施設「市中央療育センター」(中原区)で2016年、短期入所の当時9歳の男児が就寝中に死亡した問題で事故を検証する有識者会議が29日開かれ、事故当時の添い寝の状態が「児童福祉法上の身体的虐待に当たる」との口頭報告が市児童福祉審議会からあった。17年にセンターの運営法人が出した報告書では、重度の知的障害のあった男児に女性職員が背後から手足を絡ませて添い寝したとし、事故原因を「職員が寝込んでしまった過失」と結論付けていた。

保育園職員らに定期的なPCR検査 12月下旬から(11/26)

市は26日、新型コロナウイルスワクチンを接種していない市内の公私立の保育園や幼稚園の職員らを対象に、12月下旬から定期的なPCR検査を行うと発表した。区役所を通じて週1回検査キットを配り、陽性でないことを確認してもらい。園児らの安全確保と施設の安定運営を図る。児童養護施設などを含む子どもに関わる市内約千か所の施設が対象で、実施期間は来年3月末まで。

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