市バス運賃値上げ断念 増税分のみ実施(9/2)

市は2日、10月の消費税増税に合わせて計画していた市バス運賃の値上げを断念すると表明した。市交通局は昨年から国交省と運賃改定の協議を開始し、今年2月ICカード、現金払いとも220円への値上げを決め、関連条例も改正した。同省は、2018年度の決算が好調だったことなどから値上げを認めず、10月からは増税分の転嫁にとどめ、現金払いは据え置く一方、ICカード払いは4円増でともに大人210円になる。料金改定について、2日から市ホームページなどで告知している。

麻生区内ルート年度内に選定 地下鉄ブルーライン延伸説明会(8/31)

横浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘への延伸に関する説明会が、横浜市と市との共催で23日から31日まで4回開催された。既設のあざみ野駅から小田急新百合ヶ丘駅南口付近までの間に4つの新駅を造り、そのうち麻生区内のルートは東側(ヨネッテイ王禅寺付近)、中央(王禅寺公園付近)、西側(白山付近)の3案あり、いずれも住宅地の下を通る。市はバス路線との競合が比較的少ないことなどから東側ルートを有力とするが、新百合グリーンタウンや王禅寺地区の住宅街から最も遠く、バス路線が優先されているなど不満の声も出た。市は麻生区内のルートと新駅の位置について意見を募り、今年度中に1案に絞る。

JR南武線武蔵小杉駅ホームドア設置 22年3月完成予定(7/22)

市は22日、JR南武線武蔵小杉駅に転落防止のためのホームドアを設置することで、JR東日本と合意したと発表した。事業費の12分の1ずつを市と県、国が3分の1補助し、JRが半額を負担する。2020年度に着工、22年3月に完成予定。同駅周辺では高層マンションの建設が続き、混雑時のホームの安全対策が課題となっていた。横須賀線ホームは23年度にホームを増設する計画があることや停車する列車ドアの位置がバラバラで設置が難しいなどから現時点で計画はない。

危険なバス停を廃止 横断歩道をふさぐ (4/12)

市は12日、危険なバス停の改善を図るため、川崎駅西口から新川崎駅方面へ向かう路線の「東小倉小学校」バス停を27日から廃止すると発表した。これは昨年横浜市内で停車中の市営バスの後ろを横断した女児が車にはねられ死亡した事故を受けたもの。同バス停はバス停車時に車体が横断歩道をふさいでおり、近くに移転先も見つからず、県警と協議して廃止を決めた。ほかに多摩区の「南生田四丁目」バス停を「百合丘高校裏」バス停の方向に160m移す。

市内初の地下駅完成 産業道路駅(2/27)

京急大師線小島新田―東門前の地下トンネル(約980㍍)と地下化される産業道路駅の完成記念式典が27日、同駅で開かれ、市や京急、地元町内会関係者らが市内初の地下駅などの完成を祝った。現在の地上駅は3月2日で終了し、線路の切り替えや踏切の除去が終電後に行われ、3日午前10時頃から地下駅が利用できる。地上駅や産業道路第1踏切には連日、鉄道ファンらが訪れカメラに収めている。同駅は来年3月3日に「大師橋駅」に改名される。

ドラえもん一色に新装 小田急・登戸駅(2/26)

小田急線登戸駅(多摩区)の構内に人気漫画「ドラえもん」のキャラクターをあしらった装飾が施され、26日に完成式典が行われた。同駅はドラえもんの作者の作品などを紹介する「市藤子・F・不二雄ミュージアム」の最寄り駅。駅名標や室内看板、ゴミ箱はドラえもんを象徴する青と白の地に赤いラインと黄色い鈴の絵を入れた「ドラえもんカラー」。デジタル技術を活用した「どこでもドア」も設置し、その前を通るとドアが開き、箱根や大山、江ノ島などの映像が流れる。

市バス料金10月から値上げ210円を220円へ(2/5)

市は、市バスの料金を現行の210円から220円の値上げするため、条例改正案を12日開会の市議会定例会に提案する。燃料費の高騰や車両更新費用の確保などが理由で消費税率が上がる10月から実施する予定。値上げは消費税率が5%から8%に上がり増税分を転嫁した2014年4月以来で、今回は税率が10%に引き上げられる分と運賃を合わせて値上げする。運賃の値上げは1995年3月以来で、191円から200円になり乗客が支払う料金は220円となる。

京急駅名変更「産業道路」を「大師橋」に 来年3月から(1/25)

京急電鉄は25日、「産業道路駅」を来年3月から「大師橋駅」に変更すると発表した。同駅近くの上田町町内会の会長は、産業道路駅は排ガスや公害のイメージがあり、時代にそぐわないと駅名変更を喜ぶ。また大師銀座商店街の会長は、川崎大師の門前町として発展してきた地域なので「大師」の名が付くと親しみが持てそうと話した。駅名変更は創立120周年記念事業の一環で小中学生の公募案を参考に決められ、他に花月園前が花月総持寺、仲木戸が京急東神奈川、新逗子が逗子・葉山に変更される。

横浜市営地下鉄の新百合ヶ丘延伸へ合意 2030年開通(1/23)

市と横浜市は23日、横浜市営地下鉄ブルーラインのあざみ野駅(青葉区)から小田急新百合ヶ丘駅までの延伸を2030年の開業に向けて事業化する、と発表した。約6㌔の延伸区間は地下トンネル構造で、嶮山交差点(青葉区)付近、すすき野(同)付近、新百合ヶ丘駅南口付近など4駅が新設される。市内のルートは市が主導して検討しており、麻生区王禅寺の「ヨネッテイ王禅寺」付近を通るルートが既存のバス路線と連携が取れるなど整備効果が高く有力という。総事業費は約1800億円、市は約215億円負担し、国の補助385億円、横浜市の交通局への約575億円の出資、企業債約625億円などで賄う。新区間の1日当たり利用者数は約8万人、延伸区間の収支は開業からおおむね30年後を黒字転換を見込んでいる。

京急開業120周年祝う 京急川崎駅で式典(1/21)

京浜急行電鉄(港区、原田一之社長)は21日、開業120周年を迎え、京急川崎駅大師線ホームで記念式典を行った。120年の歩みの象徴とともに、新たな出発点として数字の「0」をあしらったステンレス製のモニュメント(高さ150㌢、幅100㌢,奥行き30㌢)を大師線0㌔ポスト横に設置した。京急は前身の大師電気鉄道が1899年1月21日、旧東海道川崎宿に近い六郷橋駅から大師(現在の川崎大師)駅間の約2㌔で運行を開始した。

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