市は24日、市立看護短大(幸区)について2022年度の開学に向けて4年制大学化する方針を示した。高度医療などに対応する看護師の養成をするのが狙いで、准看護師教育を行ってきた川崎看護専門学校(高津区)は、早ければ20年度末に閉校となる。
市立小学校給食費来年度から値上げ 1食270円(11/14)
市教育委員会は14日、臨時会を開き、市立小学校の給食費を来年度から一食当たり40円値上げして270円とする議案を可決した。学年に応じた金額区分は撤廃する。献立の充実を図ることに加え、食材価格の高騰が理由。現行の230円は政令指定都市20市の中で二番目に低い。
酒飲み合戦を再現 大師地区で「水鳥の祭」(10/15)
江戸時代の川崎・大師河原で行われた酒飲み合戦を再現する「水鳥(すいちょう)の祭」が15日、川崎区の川崎大師平間寺などで開かれた。大師河原を開拓した名主の池上太郎右衛門幸弘とその一族と、江戸の医者で儒学者の茨木春朔と仲間が1649年に行った酒飲み合戦を再現したもの。地元の有志らがそれぞれ大酒のみを自慢する口上合戦の後、大きな盃に日本酒を注ぎ、一気に飲み干した。
共生の舞 勇壮に 朝鮮学校で恒例行事(10/8)
朝鮮学校の校庭を開放し、地域住民が触れ合う恒例の「第14回KAWASAKI大交流祭」が8日,川崎区の川崎朝鮮初中級学校で催された。チヂミやスジ煮込みといった「在日コリアンの味」を振る舞う出店が並び、同校児童による朝鮮舞踊やテコンドーの演武、神奈川朝鮮中高級学校吹奏学部の演奏が会場を盛り上げた。来場者は多文化共生の豊かさと民族のよりどころである学校の大切さを確かめ合った。
東海道「川崎宿」PR 和装でパレード(9/18)
国際交流しながら旧東海道川崎宿を盛り上げるイベント「東海道街角アートウイーク」が18日、東海道かわさき宿交流館(川崎区)で行われ、市内で暮らす留学生らが参加し、東海道の歴史を学んだ。当日は交流館来館者20万人達成を記念し、子どもみこしや和装の参加者らが旧東海道などを練り歩いた。
新校名は「小杉小学校」19年4月開校(9/16)
市教育委員会は、マンション建設を背景に人口が増えている中原区の小杉エリアに2019年4月開校する市立小学校の名称を「小杉小学校」とし、通学区域を小杉2,3丁目とする最終案をまとめた。「小杉小」は中原区小杉2の日本医科大校舎跡地の約1万㎡の敷地に5階建ての校舎などを整備する。
市長と高校生公約討論 達成状況や課題を検証 (9/10)
福田市長の1期目の公約を巡り高校生が市長と意見を交わす「マニフェスト検証会」が10日、川崎青年会議所の主催で開かれた。中学校給食の無料化や小児医療費の小学6年までの無料化、路上喫煙などに質問が及んだ後、市長は「こうした検証を繰り返すことが主権者教育には大切」と答えた。
市立中22校で給食開始 センター方式(9/4)
市南部学校給食センター(幸区)が4日、本格稼働し、22の中学校で完全給食が始まった。市内3か所に整備する給食センターの先陣を切り、約1万3500食分が一括調理され、配送車で各校に計画通り届けられた。計画は、川崎、幸、高津、宮前の4区の22校に、配送車20数台で10~55分の間に届ける。
小学校道徳教科書 光村図書を採択(8/27)
来年度から全国一斉に小学校で教科化される道徳について市教育委員会は27日、光村図書出版の教科書を初めて採択した。「共生を実感でき、自分もみんなも大事にすることを6年間通して学べる」「題材のテーマが最初に触れられて使いやすい」などの理由から渡辺直美教育長を除く5人の教育委員のうち3人が挙げた光村図書に決まった。市民の関心は高く、傍聴者は132人。
いじめも体罰もないまちづくりを 「子どもの権利」団体設立(8/20)
いじめや差別、体罰のない「子どもにやさしいまち」づくりを目指そうと教育・人権擁護団体関係者らが20日、「かわさき子どもの権利フォーラム」を設立した。高津区の市子ども夢パークで開かれた設立集会では約50人が参加し、国内初の「市子どもの権利に関する条例」の啓発活動を行うことを確認した。代表には元市立学校校長で指導主事として同条例策定に参加した山田雅太さんが就任。