1985年8月12日の日航機墜落事故で亡くなった市出身の歌手坂本九さんの追悼コンサートが12日、JR川崎駅東口の川崎ルフロンで開かれた。母校の市立川崎小学校の児童がヒット曲6曲を披露し、大先輩の33回忌を弔った。市消防音楽隊の演奏とともに「上を向いて歩こう」などを踊りながら合唱し、多くの買い物客らが足を止めて聴いていた。
広島原爆の惨劇を身近に 市平和館(8/11)
72年前の広島の原爆被害を伝える「原爆展・特別展~ヒロシマの原爆~」が9月3日まで市平和館(中原区木月)で開かれている。日本平和博物館会議の共同企画事業で、今年は「広島の原爆」に焦点を当て、原爆の熱線で溶けたガラス瓶や瓦、溶けて固まった皿など資料29点、熱線でできた人の影や背中一面のケロイドなど、写真や説明パネルなど計240点を展示している。
小中学生が職業体験(8/2)
夏休み中の小中学生がさまざまな仕事を体験するイベントが2日、市内で開かれた。市議会の本会議場では議員になりきって質問し、臨海部の殿町国際戦略拠点キングスカイフロントでは医師や研究者になって、手術や実験に挑戦した。市議会での「夏休みこども議場見学会」には小学生32人と保護者が、キングスカイフロントでは小中学生と保護者ら約1200人が参加した。
市立小のいじめ「対応が不適切」(7/26)
市立小学校で2校で、いじめられた児童2人が一時登校できなくなった問題で、市教育委員会は26日、弁護士ら第三者委員会による調査結果を公表した。第三者委は「学校はいじめを認知した対応を行っていなかった」「校長や教頭が児童や保護者に不適切な対応をし、とるべき対応をしなかった」などと指摘した。
小学給食値上げ 来年度、食材費高騰で40円(7/20)
市教育委員会は20日、市議会文教委員会で、来年度から市立小学校の給食費を1食あたり40円値上げし、270円にすると明らかにした。「健康給食」をめざし、米飯を週3回以上、旬の果物などのデザートを月4回程度に増やすなどメニューを充実させる一方、食材費が高騰しているとして「食育の観点から望ましい献立を提供するためと」説明している。
国内最大級給食センター市立中22校に9月から配送(7/14)
中学校の完全給食実施に向け、9月4日から稼働する「川崎市南部学校給食センター」(幸区南幸町)が完成し、14日に竣工式が行われた。1日最大約1万5千食という国内最大級の調理能力を備え、食物アレルギー対応色も作れる。防災備蓄倉庫もあり、災害時には貯蔵米を調理して避難所に届ける。北部(麻生区)、中部(中原区)の給食センターも12月から計36校に配送を始める。
教職員向け外国人教育資料をヘイト対応に加筆訂正(5/26)
市教育委員会はヘイトスピーチ解消法の施行を受け、多文化共生教育推進のために教職員らに配布している資料「かわさき外国人教育推進資料Q&A『ともに生きる』」を改訂し、ヘイトによる被害状況や市の対応などを加筆した。「ヘイトなど外国人を巡る人権問題で憂慮すべき状況があり、人々に不快感や嫌悪感を与えるだけでなく人の尊厳を傷つけ差別意識を生じさせている」と指摘。
消去時期を虚偽報告 市教委音声データ(5/18)
市教委は18日、市民団体から開示請求を受けていた歴史教科書の採択を議論した会議の音声データを当初は2014年10月に消去したと説明していたが、実際は16年3月まで保存されていたことを明らかにし、当時の庶務課担当課長を停職3か月の懲戒処分とした。再発防止に向けた検証委員会を設け防止策の検討を始めた。
旧日本陸軍の偽札製造 登戸研究所で展示(5/6)
旧日本陸軍の登戸研究所が中国での秘密戦向けに製造した偽札を紹介する特別展示「ホンモノの偽札を見てみよう」が明治大学平和教育登戸研究所資料館(多摩区東三田)で開かれている。6日には同大文学部教授の山田朗館長が、中国経済を混乱させる目的で大量に製造し、登戸駅から南武線を経由して上海に運び、40億元分を軍の物資購入などに使ったと展示解説した。
【参考】小学校高学年 携帯所有60%(1/6)
県教育委員会は、公立小中高生約2万人を対象にした携帯電話やPCインターネットの利用実態調査の結果をまとめた。携帯電話は小学生(4~6年生)の約60%、高校生の約97%が所有。特に高校生では所有者の9割がスマートフォンを使い、その約61%が「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」を主な使用目的としている。