市民らの手作りによる「第30回KAWASAKIしんゆり映画祭」が26、27日、31~11月4日の7日間、市アートセンター(麻生区)で開催される。2回目からはスタッフを公募、今年は市民約50人が上映作品の選定などを進め、カンヌ国際映画祭男優賞受賞の役所広司主演「PERFECT DAYS」(2023年)をオープニングに20作品を上映。市ゆかりの監督らの作品として「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」(79年)、今村正平監督「うなぎ」(1997年)、岡本喜八監督「大誘拐RAINBOW KIDS」(91年)などを上映。
「かわさきジャズ」過去最大規模で開幕 今年10回目(9/20)
「多様性」と「コラボレーション」を柱に市独自の音楽フェスティバルとして2015年に始まった「かわさきジャズ」が20日から11月24日まで市内各地で開かれる。今年は過去最大規模で「ジャズは橋を架ける」をテーマに20公演のホールライブと100ステージ以上の地域イベントを用意する。イベントの「顔」となる「BRIDGEアーティスト」には昭和音大4年のサックス奏者渡邉瑠菜さんが公募で選ばれ、発表会で市出身ピアニスト国府弘子さん作曲の「スターランド」を2人で披露した。
国登録有形文化財に登録答申 北条鉄工事務所(川崎区)など7件(7/19)
国の文化審議会は19日、北条鉄工(川崎区鋼管通)の事務所ほか4件の建造物について、国登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申した。事務所と原寸工場、旧シャーリング・製缶及びロール工場の3件は1962年建設、クレーンヤードは68年、工材料置場は71年。登録対象の建造物は高度経済成長期以後、北条鉄工の鉄骨製作事業を支えてきた主要工場施設で、この地域が日本の工業や経済発展の中心をなす工業地帯であったことを伝える貴重な建造物。
カワサキ文化会館機能の仮設施設整備協定を締結 市とDeNA(6/12)
市は12日、若者文化の創造発信拠点「カワサキ文化会館」(川崎区)が来年閉館するのに伴い、新アリーナが京急川崎駅近くに2028年秋オープンするまでの間、活用する仮設施設の整備に向けIT大手「ディー・エヌ・エー」(DeNA)と協定を締結したと発表した。仮設施設の予定地は、幸区幸町の国道409号の道路用地(約1660㎡)で、屋外バスケットコート、ダンススペースなどを整備。来年9月頃の運営開始予定。
東芝未来科学館の一般公開 来月で終了(5/23)
東芝は23日、国産初の電気冷蔵庫や洗濯機などを展示してきた東芝未来科学館(幸区堀川町)の一般向け公開を6月29日に終了すると発表した。家電など消費者向け事業からの撤退などを受け、位置づけを見直し、今後は顧客やパートナー企業向けの対応に。科学館は1961年に開設、2014年に現在地に移転した。産業遺産の製品展示は継続、先端技術の紹介は2月に開設した「イノベーション・パレット」(幸区小向東芝町)などに集約する。
初代市長の奮闘の姿描く 川崎市誕生を市民が上演(5/11)
市制100周年を迎える川崎市の誕生を史実を踏まえ劇化する川崎郷土・市民劇「百年への贈り物~川崎市誕生ものがたり」が11日から多摩・幸市民館で計5回上演される。同劇は2006年に始まりこれまでに作詞家の佐藤惣之助や実業家の浅野総一郎らを取り上げてきた。今回はのちに初代川崎市長となる石井泰助氏が赤痢などに苦しむ住民にきれいな水をと浄水場建設に奔走、工業都市・川崎を目指して奮闘する姿を描き、市がどのように誕生したかを伝える。
絵本作家かこさとしさんの記念プレート 古市場第2公園に(4/10)
「だるまちゃん」シリーズなどの作品で知られる市ゆかりの絵本作家かこさとしさん(1926~2018年)を紹介するプレートが10日、幸区の古市場第2公園に設置された。同公園は若い頃のかこさんが社会福祉活動のセツルメントに参加し、子どもたちに自作の紙芝居を披露するなどした思い入れの強い場。プレート設置は幸区役所の市制100周年記念事業の一環、代表作の一つ「からすのパンやさん」などのキャラクターも描かれている。
川崎の町名」改訂版発行 33年ぶり(4/5)
市は5日、33年ぶりに「川崎の町名」の改訂版を発行したと発表した。市制100周年を機に、初版発行後に調査・研究を進めてきた地域の歴史や文化の内容、新たな町名を反映した。旧版に引き続き日本地名研究所(高津区溝口)が編纂に携わり、公募参加の40人近いボランティアが旧版の読み込み作業や地域を歩いて再調査を行った。巻頭「川崎市なりたちと地名」と題した市域の歴史を紹介、町名は区ごとに沿革や由来が記されている。B5版395頁3700円(税込み)。区役所、図書館等で閲覧可。
プロダンスチーム「KADOKAWA DREAMS」就任 市スペシャルサポーター(3/25)
市制100周年の取組みとして市ゆかりの著名人に市が委嘱する「かわさきスペシャルサポーター」に25日、プロダンスチーム「KADOKAWA DREAMS」が就任した。同チームは中原区が本拠地。国内プロダンスリーグ「Dリーグ」で昨季優勝した。市は武蔵溝ノ口駅がブレイキン(ブレイクダンス)の聖地と呼ばれることから若者文化を後押ししており、ダンスで市や記念事業への愛着を高めることを目指す。
若者文化発信拠点を仮設オープンへ カワサキ文化会館閉館で(3/11)
京急川崎駅前の京急電鉄の施設を活用したカワサキ文化会館(2025年3月閉館予定)の機能を引き継ぐ形で、幸区幸町に来年秋までに新たな若者文化の発信拠点を整備することが11日、市議会文教委員会で明らかになった。同施設は市が保有する道路用地約1660㎡(幸区幸町)を活用し、ダンススペースやバスケットコートなどの整備を想定。28年10月の新アリーナ(1万5千人収容・幸区)開業までの空白期間への対応ため同年9月までの期間限定となる。