「アリラン ラプソディ」全国ロードに先駆け上映 アートセンター(12/16)

戦前から多くの在日コリアンが暮らす川崎区桜本のハルモニ(おばあさん)たちの半生を追ったドキュメンタリー映画「アリラン ラプソディ~海を越えたハルモニたち」の上映会が来年2月からの全国ロードショーに先駆けて16日、麻生区の市アートセンターで始まった。22日まで。毎回、上映後に金(キム)聖(ソン)雄(ウン)監督のトークがある。初日は7人のハルモニもチマ・チョゴリ姿で舞台に立ち、映画への思いを語った。

第11期川崎市市民文化大使 全員再任(12/5)

市は5日、市長の代理として交流事業への参加や自己の活動を通して市のイメージアップを図ったりする第11期川崎市市民文化大使の委嘱状を交付した。任期は2年、全員再任。伊藤多喜雄(民謡歌手)鵜沢久(能楽師)大谷康子(ヴァイオリニスト)大矢紀(日本画家)小原孝(ピアニスト)国府弘子(ピアニスト)佐藤征一郎(声楽家)SHISHAMO(ミュージシャン)成田真由美(パラリンピックメダリスト)パンチ佐藤(スポーツタレント)松本利夫(俳優)

市名誉文化大使の山田太一さん死去 89歳(11/29)

「岸辺のアルバム」「不揃いの林檎たち」など数多くのテレビドラマを手掛ける傍ら、小説家としても活躍した脚本家の山田太一(本名・石坂太一)さんが29日、老衰のため市内の施設で死去した。89歳。氏は昭和57年に川崎市文化賞を受賞、平成17年から2期4年間にわたり川崎市市民文化大使に就任、現在は川崎市名誉文化大使として市のPRや魅力の発信、文化芸術の振興に多大の貢献があった。

油絵「追憶の旧川崎市庁舎」寄贈 中原区の画家・垣内さん(11/14)

中原区出身・在住で内閣総理大臣賞などの賞を受賞している画家、垣内宣子(のりこ)さん(81)が14日、市役所本庁舎の完成を祝い、旧本庁舎をモデルに制作した作品を市に寄贈した。作品は30号の油絵「追憶の旧川崎市庁舎」で、上空から見た旧本庁舎を描いている。庁舎が取り壊される直前に水彩でデッサンし、油絵に描き直したものという。作品は新本庁舎7階に掲示される予定。

「長寿日本一」麻生区で生涯現役6人の連続講座 15日から(11/15)

厚生労働省の市区町村別平均寿命で「長寿日本一」となった麻生区(男性84.0歳、女性89.2歳)が、大先達6人を迎えて「アルテリッカ特別講座~生涯現役で活躍する文化・芸術の人々」を15日から開催する。劇作家の小川信夫さん(97)で幕を開け、来年2月までの全6回。他の講師陣は、川崎浮世絵ギャラリー名誉館長の斎藤文夫さん(95)、最高齢の浪曲曲師の玉川祐子さん(101)、区文化協会会長の菅原敬子さん(87)、歌人の馬場あき子さん(95)、劇作家のふじたあさやさん(89)。

 2023年度市文化賞等の贈呈式(11/8)

2023年度の「第52回川崎市文化賞」などの受賞者7人の贈呈式が8日市役所で行われた。文化賞は元県特別支援学校校長会会長の片山世紀(せき)雄(お)さん(82)、芸歴44年の落語家の初音家(はつねや)左(さ)橋(きょう)さん(67)。社会功労賞は市医師会長の岡野敏明さん(64)、社会福祉法人あおぞら共生会理事長の明石洋子さん(77)。文化、芸術分野で活躍する若手らのアゼリア輝賞は、ピアニストの黒木雪音さん(24)、ダンサーで洗足大学准教授の「KEITA TANAKA」(本名・田中啓太)さん(45)、スキー選手の古賀結那(ゆうな)さん(21)。

洗足音大アイドル夏祭りに登場 MARUKADO(8/11)

洗足学園音楽大学(高津区)の学生8人がアイドルグループ「MARUKADO(マルカド)」を結成、11日、商業施設「ラ チッタデッラ」で夏祭り初日の打ち水に参加した。同音大を含む洗足学園創立100周年の来年に向け、学園を挙げて取り組んでいるプロジェクト。メンバーは全コースから選抜された得意分野も個性も異なる8人。MARUKADOは一つ一つの音をはっきり演奏する音楽記号マルカートと、常に形が変化し続け矛盾すらも併せ持つ「丸と角」から命名された。

ハルモニの人生を追ったドキュメント上映 舞台挨拶も(8/4)

川崎区桜本に暮らす在日コリアン1世のハルモニ(おばあさん)たちの人生を追ったドキュメンタリー映画「アリランラプソディ~海を越えたハルモニたち~」の上映会が市内で始まった。劇場公開に先立つもので、上映後、金聖雄監督と5人のハルモニがチマ・チョゴリ姿で舞台挨拶した。初日4日の市労連会館は約110人、5日の地元桜本の在日大韓基督教会川崎教会は約150人が鑑賞。15日市自治総合会館、21日市アートセンターアルテリオ映像館で上映。

アートを介したコミュニティ形成に向け協定  市と東京芸術大学(7/3)

市は東京芸術大学とアートを介したコミュニティ形成に向け、連携・協力して取り組む協定を締結したと3日発表した。連携事業の主体となるアートコミュニケータを30名程度公募し、様々な講座を通して活動を支える考え方の共有、アートを介した対話を重ね、コミュニケーションを豊かにする方法を学び、市内の文化資源や福祉・医療の現場などとも連携してアートを軸にコミュニティを育む活動に取り組む。参加者は12月頃から募集予定。

開館19周年「ミューザの日」 小学生企画のコンサート

2004年7月1日に開館したミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で「ミューザの日」の1日、記念イベントが開催された。公募で選ばれた小学生9人が「ジュニアプロデューサー」となり劇仕立ての「だれでもハッピーコンサート」を企画運営、本番2日前に100席分が完売した。選曲や座席配置、チラシ作りなどに取り組み、物語仕立ての寸劇や冒険家に扮した東京交響楽団メンバーによる弦楽四重奏曲などを楽しんだ。 

Top