カワサキ文化会館機能の仮設施設整備協定を締結 市とDeNA(6/12)

市は12日、若者文化の創造発信拠点「カワサキ文化会館」(川崎区)が来年閉館するのに伴い、新アリーナが京急川崎駅近くに2028年秋オープンするまでの間、活用する仮設施設の整備に向けIT大手「ディー・エヌ・エー」(DeNA)と協定を締結したと発表した。仮設施設の予定地は、幸区幸町の国道409号の道路用地(約1660㎡)で、屋外バスケットコート、ダンススペースなどを整備。来年9月頃の運営開始予定。

東芝未来科学館の一般公開 来月で終了(5/23)

東芝は23日、国産初の電気冷蔵庫や洗濯機などを展示してきた東芝未来科学館(幸区堀川町)の一般向け公開を6月29日に終了すると発表した。家電など消費者向け事業からの撤退などを受け、位置づけを見直し、今後は顧客やパートナー企業向けの対応に。科学館は1961年に開設、2014年に現在地に移転した。産業遺産の製品展示は継続、先端技術の紹介は2月に開設した「イノベーション・パレット」(幸区小向東芝町)などに集約する。

初代市長の奮闘の姿描く 川崎市誕生を市民が上演(5/11)

市制100周年を迎える川崎市の誕生を史実を踏まえ劇化する川崎郷土・市民劇「百年への贈り物~川崎市誕生ものがたり」が11日から多摩・幸市民館で計5回上演される。同劇は2006年に始まりこれまでに作詞家の佐藤惣之助や実業家の浅野総一郎らを取り上げてきた。今回はのちに初代川崎市長となる石井泰助氏が赤痢などに苦しむ住民にきれいな水をと浄水場建設に奔走、工業都市・川崎を目指して奮闘する姿を描き、市がどのように誕生したかを伝える。

絵本作家かこさとしさんの記念プレート 古市場第2公園に(4/10)

「だるまちゃん」シリーズなどの作品で知られる市ゆかりの絵本作家かこさとしさん(1926~2018年)を紹介するプレートが10日、幸区の古市場第2公園に設置された。同公園は若い頃のかこさんが社会福祉活動のセツルメントに参加し、子どもたちに自作の紙芝居を披露するなどした思い入れの強い場。プレート設置は幸区役所の市制100周年記念事業の一環、代表作の一つ「からすのパンやさん」などのキャラクターも描かれている。

川崎の町名」改訂版発行 33年ぶり(4/5)

市は5日、33年ぶりに「川崎の町名」の改訂版を発行したと発表した。市制100周年を機に、初版発行後に調査・研究を進めてきた地域の歴史や文化の内容、新たな町名を反映した。旧版に引き続き日本地名研究所(高津区溝口)が編纂に携わり、公募参加の40人近いボランティアが旧版の読み込み作業や地域を歩いて再調査を行った。巻頭「川崎市なりたちと地名」と題した市域の歴史を紹介、町名は区ごとに沿革や由来が記されている。B5版395頁3700円(税込み)。区役所、図書館等で閲覧可。

プロダンスチーム「KADOKAWA DREAMS」就任 市スペシャルサポーター(3/25)

市制100周年の取組みとして市ゆかりの著名人に市が委嘱する「かわさきスペシャルサポーター」に25日、プロダンスチーム「KADOKAWA DREAMS」が就任した。同チームは中原区が本拠地。国内プロダンスリーグ「Dリーグ」で昨季優勝した。市は武蔵溝ノ口駅がブレイキン(ブレイクダンス)の聖地と呼ばれることから若者文化を後押ししており、ダンスで市や記念事業への愛着を高めることを目指す。

若者文化発信拠点を仮設オープンへ カワサキ文化会館閉館で(3/11)

京急川崎駅前の京急電鉄の施設を活用したカワサキ文化会館(2025年3月閉館予定)の機能を引き継ぐ形で、幸区幸町に来年秋までに新たな若者文化の発信拠点を整備することが11日、市議会文教委員会で明らかになった。同施設は市が保有する道路用地約1660㎡(幸区幸町)を活用し、ダンススペースやバスケットコートなどの整備を想定。28年10月の新アリーナ(1万5千人収容・幸区)開業までの空白期間への対応ため同年9月までの期間限定となる。

故坂本龍一さん呼びかけの「東北ユースオーケストラ」も熱演 被災地支援コンサート(3/11)

東日本大震災で被害を受け休館した「ミューザ川崎シンフォニーホール」(幸区)が復旧支援への恩返しで始めた「被災地復興支援チャリティー・コンサート」が11日、開催された。震災発生時刻に来場者ら約1350人が黙とう。故坂本龍一さんが被災3県の若者に呼びかけ結成した初参加の「東北ユースオーケストラ」、パイプオルガン奏者の松居直美さん、ソプラノ歌手の鈴木美紀子さん、ピアニストの小川典子さんらが熱演。チケット収入と募金約223万円は過去最高で被災地へ全額寄付された。

市民応募の川柳デジタル絵本 「かわさき いろいろ 5・7・5」(3/4)

市民が市の魅力を川柳に詠んだデジタル絵本「かわさき いろいろ 5・7・5」が完成し4日、市役所でお披露目された。6121作品の応募の中から、郷土愛が感じられ、市民の共感が得られるなどを基準に市内のスポットや景色、文化などをうたった8作品を選考、市在住のイラストレーターがイラストを添えた。「収集車ぼくもうたうよ愛の街」、「公平さ円筒分水に教えられ」などの作品は市制100周年記念事業公式ウエッブサイトで公開。

岡本太郎賞に熊本のつんさん 段ボールで空想のまち表現(2/16)

岡本太郎の遺志を継ぎ、新時代を創造する作家を顕彰する「第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」が16日発表された。最高賞の岡本太郎賞は熊本県菊池市のつんさん(42)で、段ボールの団地を4.5㍍に積み上げ空想のまちを表現したインスタレーション「今日も『あなぐまち』で生きていく」が選ばれた。次点の岡本敏子賞は東京都港区の三角瞳さん(35)の「This is a life.This is our life.」。国内外から621点の応募があり、22組が入選、特別賞を第1回以降最多の10人に。

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