米アカデミー賞受賞の濱口監督を祝福 市長がコメント(3/28)

市出身の濱口竜介監督と日本映画学校(現・日本映画大学、麻生区)を卒業した山本晃久プロデューサーが制作した「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミーの国際長編映画賞を受賞したことについて、福田市長は「心からお祝い申し上げる」とコメントを出した。濱口監督は昨年の「KAWASAKIしんゆり映画祭」のゲストトークにオンライン出演。市長は「お二人にはぜひ川崎市に凱旋し、世界を代表する作品に込めた思いを市民に伝えてほしい」とした。

市文化賞受賞の藤子不二雄Ⓐさん死去 (4/7)

「忍者ハットリくん」などの作品で知られ、日本を代表する人気漫画家の藤子不二雄Ⓐ(本名安孫子素雄)さんが多摩区の自宅で死去していたことが7日、わかった。88歳。藤子さんは長年、市に居住、小学校の同級生藤子・F・不二雄さん(1996年死去)とコンビを組み、「オバケのQ太郎」が大ヒット。F・不二雄さんとともに藤子不二雄として 昭和56年に川崎市文化賞を受賞。川崎市市民ミュージアムでの企画展に 協力するなど本市の文化芸術の振興に貢献した。

佐藤忠男さん17日に死去 日本映画大学名誉学長(3/21)

日本を代表する映画評論家で日本映画大学名誉学長の佐藤忠男(本名・飯利忠男)さんが17日死去した。91歳。国内外の映画など多岐にわたる分野の著書は100冊以上。1975年今村正平監督創立の横浜放送映画専門学院に参加、69年日本映画学校(現・日本映画大学=麻生区)学校長、2011年開学の日本映画大学初代学長、17年名誉学長を歴任。平成20年市文化賞、平成15年から14年間市市民文化大使、川崎しんゆり芸術祭実行委員会委員長を第1回から10年間務めた。

沖縄の組踊20年ぶりに披露 川崎沖縄芸能研究会(2/27)

川崎沖縄芸能研究会は27日、県と市の両指定無形民俗文化財の「組(くみ)踊(おどり)と琉球舞踊」を市立労働会館(川崎区)で公演した。組踊は、せりふ、音楽、所作、舞踊によって構成された歌舞伎で、指導者がおらず約20年ぶりの披露に。この日は、琉球舞踊五演目と組踊一演目を上演した。新型コロナの影響で昨年実施予定を一年延期して開催した。感染防止のため観客を半分にして約250人が来場した。

川崎が舞台のラジオドラマ 川崎FMで毎週木曜全12話(1/27)

川崎が舞台のラジオドラマ「零(こぼ)れ陽(び)にささやかな願いを」が、かわさきFMの番組「ぐるっ人(と)川崎」で27日から約10分間、毎週木曜に全12話で放送される。区名にちなんだ「麻生ひなた」、「川崎玲奈」など男女7人が余命3か月を告げられ、残りの日々をどう生きるかを描く。人気アニメ「ワンピース」でナミ役を演じる岡村明美さんや、同「黒子のバスケ」の黄瀬涼太役の木村良平さんらが演じる。

浜口監督作品が米「ゴールデン・グローブ賞」 62年ぶり快挙(1/9)

米アカデミー賞の前哨戦にも位置付けられる「第79回ゴールデン・グローブ賞」の各賞が9日発表され、浜口竜介監督(市出身)の「ドライブ・マイ・カー」が非英語映画賞に選ばれた。日本作品では1960年受賞の市川崑監督の「鍵」以来62年ぶり。同作品は昨年のカンヌ国際映画賞で脚本賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞と脚本賞、今月発表の全米映画批評家協会で作品賞、監督賞を含む4冠に。

21年の最も心に残った映画は 「かわさきシネマアワード」(12/31)

「映像のまち・かわさき」推進フォーラム(事務局・幸区)は2021年に市内の映画館で鑑賞した作品で、最も心に残った作品を決める「かわさきシネマアワード」を開催している。作品名と選んだ理由などを応募すると、抽選で劇場鑑賞券などがもらえる。最多票の作品は、来年3月にフォーラムのホームページで発表する。応募は市内映画館などで配布中のはがきやフォーラムHPで来年2月28日まで。

雇止め元副館長の請求棄却 市民ミュージアム訴訟(12/21)

市市民ミュージアム(中原区)の指定管理者「アクティオ」(東京都)が契約更新せず雇止めをしたのは無効だとして、元副館長の浜崎好治さんが地位確認などを求めた訴訟で、横浜地裁川崎支部は21日、「雇用期間は更新はあり得るが、原則的には1年間で当然に終了するのは明らか」として、原告側の請求を棄却した。原告側は「学芸員の待遇改善を求めた原告を排除するための雇止めで違法」などと主張、控訴する意向。

国史跡「橘樹官衙遺跡群」倉跡など追加指定 文化審答申(12/17)

国の文化審議会は17日、高津区千年から宮前区野川にまたがる国史跡「橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群」の指定範囲を新たに追加するよう文部科学相に答申した。同遺跡群は市内の大部分がその範囲に入っていた古代武蔵国橘樹郡の役所跡と隣接した古代の寺院跡で構成され、7~10世紀の地方統治の拠点の実態を示す意味で貴重な遺跡。今回、高床の倉の跡など約340㎡分の追加指定が答申された。

元宝塚の名優・峰さんをしのぶ追悼レヴュー 市アートセンター(12/10)

今年1月亡くなった元宝塚歌劇団の名優・峰さを理さんに捧げるレヴューショーが10日、市アートセンター(麻生区)で始まった。ゲストに元宝塚の瀬戸内美八さん、寿ひずるさんらゆかりのスターたちが集い、峰さんをしのんだ。新百合ヶ丘を拠点に男性主体のレヴューを発信しているかわさき産業親善大使の神崎順さんが峯さんと長い付き合いがあり、新百合ヶ丘の公演でもゲスト出演していた縁で、定期公演を追悼レヴューとした。

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