21年の最も心に残った映画は 「かわさきシネマアワード」(12/31)

「映像のまち・かわさき」推進フォーラム(事務局・幸区)は2021年に市内の映画館で鑑賞した作品で、最も心に残った作品を決める「かわさきシネマアワード」を開催している。作品名と選んだ理由などを応募すると、抽選で劇場鑑賞券などがもらえる。最多票の作品は、来年3月にフォーラムのホームページで発表する。応募は市内映画館などで配布中のはがきやフォーラムHPで来年2月28日まで。

雇止め元副館長の請求棄却 市民ミュージアム訴訟(12/21)

市市民ミュージアム(中原区)の指定管理者「アクティオ」(東京都)が契約更新せず雇止めをしたのは無効だとして、元副館長の浜崎好治さんが地位確認などを求めた訴訟で、横浜地裁川崎支部は21日、「雇用期間は更新はあり得るが、原則的には1年間で当然に終了するのは明らか」として、原告側の請求を棄却した。原告側は「学芸員の待遇改善を求めた原告を排除するための雇止めで違法」などと主張、控訴する意向。

国史跡「橘樹官衙遺跡群」倉跡など追加指定 文化審答申(12/17)

国の文化審議会は17日、高津区千年から宮前区野川にまたがる国史跡「橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群」の指定範囲を新たに追加するよう文部科学相に答申した。同遺跡群は市内の大部分がその範囲に入っていた古代武蔵国橘樹郡の役所跡と隣接した古代の寺院跡で構成され、7~10世紀の地方統治の拠点の実態を示す意味で貴重な遺跡。今回、高床の倉の跡など約340㎡分の追加指定が答申された。

元宝塚の名優・峰さんをしのぶ追悼レヴュー 市アートセンター(12/10)

今年1月亡くなった元宝塚歌劇団の名優・峰さを理さんに捧げるレヴューショーが10日、市アートセンター(麻生区)で始まった。ゲストに元宝塚の瀬戸内美八さん、寿ひずるさんらゆかりのスターたちが集い、峰さんをしのんだ。新百合ヶ丘を拠点に男性主体のレヴューを発信しているかわさき産業親善大使の神崎順さんが峯さんと長い付き合いがあり、新百合ヶ丘の公演でもゲスト出演していた縁で、定期公演を追悼レヴューとした。

EXILE・松本さん市民文化大使に 高津区出身(12/6)

市は6日、人気グループ「EXILE(エグザイル)」の創設メンバー松本利夫さん(46)を市民文化大使に委嘱した。松本さんは高津区出身で26歳まで市内に住み、「故郷のことをもっと知りたい」と、約1年前から動画投稿サイト「ユーチューブ」などで「川崎利夫」の動画配信を続けている。記者会見で「川崎のダンス文化で育った。得意分野のダンスで川崎の魅力を伝えていきたい」と抱負を語った。

「かわさきマイスター」に新たに5人認定(11/19)

市は19日、優れた技術や技能を持つ市内の匠に贈る称号「かわさきマイスター」に本年度5人の職人を認定した。認定されたのは、塗装技術者の綾部淳さん(48=高津区)、タイル・煉瓦技能士の安藤健さん(63=麻生区)、写真師の坪井幸子さん(73=川崎区)、金型製作の野々川晶三さん(59=中原区)、製缶・溶接技能者の渡部玲さん(65=川崎区)。今回から「タイル・煉瓦工事」の職種が加わり、認定者は76職種114人。

稲毛神社大銀杏など31件地域文化財に 市教委(11/9)

市教育委員会は9日、「稲毛神社御神木大銀杏」(川崎区)など31件を市地域文化財として新たに決定した。地域文化財は既存制度で指定・登録されていない地域の身近な文化財を守ろうとするもので、2017年度から通算190件が決定されている。稲毛神社の大銀杏は樹齢1000年、江戸時代には東海道の旅人らの信仰の対象になったと伝えられる。他に「川井田の辻野セエノカミ」(麻生区)、「長尾神社射的祭」(多摩区)、「王禅寺道の道標(庚申塔)」(宮前区)などが選ばれた。

最優秀賞に早大生の白川さん 成人式ポスターデザイン(11/2)

市は2日、来年の成人式に向け募集したポスターデザインの表彰式を行い、最優秀賞に麻生区の早稲田大学2年白川雛史(ひより)さん(20)の作品が46作品の応募の中から選ばれた。優秀賞は高津区の東京大学2年岡夏希さん(20)、多摩区の川崎総合科学高校1年竹内花さん(16)が受賞。白川さんは市の木のツバキも背景に添えて「わくわく感や20歳の決意を想像し、ネクタイや口紅で表現した」と語った。

黒木さん、地名研究所らに市文化賞(9/7)

市は7日、2021年度の「第50回川崎市文化賞」などの受賞者6人、2団体を発表した。文化賞は中原区の医学博士黒木登志夫さん(85)、「日本地名研究所」(高津区)、市文化財団顧問の北條衛さん(75)、「ゆりがおか児童合唱団」(麻生区)。社会功労賞はハンセン病回復者の石山春平さん(85)、高津区の医師片岡正さん(69)。今後の活躍が期待されるアゼリア輝賞は俳優の加藤梨里香さん(23)、サクソフォン奏者の齋藤健太さん(28)にそれぞれ決まった。

川崎の出版社から総合雑誌『arc』20周年記念号発刊(10/4)

高津区の出版社「レイライン」が発刊する総合雑誌「arc」の20周年記念号が10日ごろ大手書店に並ぶ。編集長の東郷禮子さん(76)は2001年友人の津田みや子さん(74)を誘って出版社を設立。「当たり前のことをまっとうに発信する」ため、「人間」を切り口に多くの識者のインタビュー記事や寄稿などを集めた総合雑誌とした。最新刊の25号は養老孟司東大名誉教授や浜矩子同志社大大学院教授との対談などを掲載。160ページ、1320円。

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